ピコレーザーで失敗するケースはある?失敗例と対策方法を紹介!
「ピコレーザーで失敗することはあるの?」
「施術で失敗したらどうしたらいいの?」
ピコレーザーを受けようか検討している方は、こんな悩みを抱えているのではないでしょうか。
施術を受けた方の中には、「シミが濃くなった」「肌が荒れてしまった」「施術でキレイにならなかった」など失敗したという声もあります。
しかし、対策する方法を知っていれば、失敗するリスクを減らすことが可能です。
この記事では、ピコレーザーの失敗例や対策法について紹介しますので、ぜひ最後までご覧ください。
ピコレーザーの失敗例
ピコレーザーでは、シミが濃くなった・残った、肌が炎症するなどの失敗例があります。
どんな状況の場合に起こるのかを理解しておくと、実際の施術で役立つでしょう。
シミが濃くなった
肝斑に出力が強いレーザーを当ててしまうと、隠れていた肝斑が表面に出てくる場合があります。
その結果、施術をしたはずなのにシミが濃くなったように見えてしまうのです。
ただし施術後によく起こる炎症後色素沈着は、失敗ではありません。
シミが濃くなったように見えますが、一時的な症状であるためほとんどの場合は自然に消えます。
施術後から肌の炎症が続いている
ピコレーザーは照射時間が1兆分の1秒ほどであるため、肌への負担がほとんどありません。
多少はやけどしているような症状(赤みや腫れ、痛み)などを感じることもありますが、数日程度で治まるレベルです。
しかし、施術を受けた方の中で、しばらく様子を見ても改善しないケースもあります。
主な原因は、施術部分の肌の状態がよくなかったりレーザー治療との相性が悪かったりすることです。
そのままにしていると色素沈着になる可能性もあるため、クリニックへ相談してください。
シミが残ってしまった
ピコレーザーはメラニンを破壊しますが、メラニンを生成する「メラノサイト」という色素細胞は破壊できません。
シミを作る原因であるメラニンが生成される限り、完全に無くすことは難しいでしょう。
もちろん、1回の施術でシミが消えたり目立たなくなったりします。
ただし、シミが濃い場合や反応が悪い場合には、2回以上施術を受けることが大切です。
特に肝斑は、低出力の「ピコトーニング」で治療するため、5〜10回ほど繰り返して効果が実感できます。
皮膚の一部分が白くなる
レーザー治療を行って皮膚の一部分が白くなる「白斑」になる場合があります。
ただし、1回の施術で起こる可能性はとても低いです。
施術を繰り返し受ける必要がある肝斑治療や、濃いシミの治療の後が起こりやすいと言われています。
白斑は原因不明の症状であり、根本的な治療ができません。
一度できてしまうと、どんどん広がるためシミ取り以上に根気よく治療を続けることになるでしょう。
ピコレーザーで失敗しないコツ
ピコレーザーの失敗は、クリニック選びや医師との認識のずれ、施術後のケアなどが大きく関係しています。
失敗しないコツを頭に入れて行動すれば、ピコレーザーで肌の悩みを解消することが可能です。
アフターケアをしっかりする
ピコレーザーの後は肌が乾燥し、バリア機能が低下しています。
肌が弱っている状態で外部から刺激を受けると、炎症による色素沈着が起こりやすくなります。
施術効果を高めるためにも、アフターケアはしっかり行いましょう。
<アフターケアのポイント>
- スキンケアは指の腹を使ってやさしく行う
- 洗顔はしっかりと泡立てる
- 低刺激(アルコールフリー)のスキンケア商品を使う
- 保湿クリームをこまめに塗る
紫外線から肌を守る
施術でメラニンが破壊されても、生成する細胞がなくなったわけではないため、紫外線対策をサボると再びシミが出てきます。
ピコレーザーを受けた後は、しっかりと紫外線対策をしましょう。
具体的な対策方法は下の通りです。
- 日焼け止めを塗る
- 外出するときは日傘や帽子を使う
日焼け止めは、効果が高いSPF50・PA+++などの商品を選ぶのがオススメです。
実力のある医師に施術をお願いする
ピコレーザーの施術で失敗しないためには、医師の技術力も必要です。
施術実績が多く、患者さんの満足度も高いクリニックは、さまざまな症例にも柔軟に対応してくれるでしょう。
クリニックの施術実績や症例は、公式サイトやSNSで確認できます。
また、口コミで実際に施術を受けた人の感想をみることも可能です。
医師に自分の悩みを細かく伝える
施術前のカウンセリングで自分の悩みを細かく伝えると、医師がどの施術を行えばいいのか判断しやすくなります。
また、アレルギーがある場合や過去に施術を受けてトラブルが起きたことがある場合は、事前に伝えておきましょう。
失敗と勘違いされやすいピコレーザーのダウンタイム症状
レーザー治療は熱エネルギーを皮膚の中へ当てる施術方法であるため、やけどの状態になりやすいです。
- 痛み
- 赤み
- 腫れ
- 出血
ピコレーザーの場合、肌への負担が最小限に抑えられているため、ダウンタイムは1週間ほどで終わります。
1週間たっても症状が落ち着かない場合は、肌に異常が起こっている可能性がありますが、ほとんどの方は自然と解消されます。
痛みや赤みが起きても失敗しているわけではないので、しばらく様子を見るだけで問題ありません。
ピコレーザー治療後の経過
ピコレーザーを治療してからの経過は下の通りです。
ダウンタイムは1〜2週間ほどで終わり、1ヶ月が経過する頃にはシミが目立たなくなっています。
施術直後 | ・ヒリヒリとした痛みや赤みを引き起こす場合がある |
施術後2~6日 | ・施術部分にかさぶたができる ・痛みや赤みは軽減されてくる |
施術後1~2週間 | ・かさぶたが自然に取れてくる ・施術部分のシミが消え、薄ピンクになる ・痛みや赤みはほとんどなくなる |
施術後1ヶ月 | ・施術部分が周りの肌と馴染み、シミが目立たなくなる ・施術直後のケアをサボると、色素沈着が起こる可能性がある |
ピコレーザーの失敗は事前に対策できる!
ピコレーザーで施術をした後、シミが余計目立つようになったり、肌が荒れてしまったりする場合があります。
しかし、失敗するのには必ず原因があり、事前に対策すれば回避することも可能です。
安心して施術を受けたい方は、自分に合うクリニックを選び、施術後のケアをしっかり行いましょう。
いとうらんクリニック四条鳥丸のピコレーザーは、最新モデルを使用して施術を行っています。
シミの原因であるメラニン色素にしっかりとアプローチできるため、高い施術効果を期待することが可能です。
また、3つの照射モードを使い分けることで、さまざまな症状にも対応できます。
プライバシーを尊重し、カウンセリングからアフターケアまでしっかりとサポートしていますので、お気軽にご相談ください。
記事監修医師プロフィール
院長/形成外科専門医・医学博士
伊藤 蘭
2003年 | 山口大学医学部卒業 |
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2003年 | 京都大学医学部附属病院形成外科 日本赤十字社和歌山医療センター形成外科 |
2006年 | 島根県立中央病院 形成外科 |
2008年 | 松寿会共和病院 形成外科 |
2010年 | 京都大学大学院医学研究科課程博士(形成外科学)入学 |
2012年 ~2014年 | MD Anderson Cancer Center, Houston, USA. (Microsurgery Research Fellow) |
2014年 | Chang Gung Memorial Hospital, Taiwan(Microsurgery Fellow) |
2014年 | 京都大学大学院医学研究科課程博士(形成外科学)博士課程 所定の単位修得および研修指導認定 |
2015年 | 京都大学医学部附属病院形成外科 助教 |
2017年 | 城本クリニック京都院 院長 |
2020年 | ピュアメディカル西大寺院 院長 |
2021年 | くみこクリニック四条烏丸院 院長 |