ピコレーザーは何ヶ月おきに受ける?メリットやデメリットも紹介
従来のレーザー治療よりも肌への負担が軽減されているピコレーザー。
複数回受けることでより高い効果を得られるのが特徴ですが、何ヶ月おきに受けるのが良いのかご存知ですか?
本記事ではピコレーザーを何ヶ月おきに受けると効果的なのかについて紹介します。
メリットやデメリットも解説しているので、ピコレーザーを検討している方はぜひ参考にしてください。
ピコレーザーの効果を3つ紹介
ピコレーザーには、ピコトーニング・ピコフラクショナル・ピコスポットの3つのモードが搭載されています。
それぞれ得られる効果が異なるため、効果とモードを併せて紹介します。
シミやそばかすの改善
ピコレーザーはメラニン色素を破壊できるため、シミやそばかすなどの除去が可能です。
目立つシミであればピコスポットを1〜3回受けることで、シミを除去できます。
顔の広範囲に薄く広がるシミやそばかすは、レーザートーニングを5回以上受けることで目立たなくなります。
また従来のレーザー治療では肝斑は改善できませんでした。
しかし低出力のレーザーを使用するトーニングであれば、肝斑の改善も期待できます。
肌質改善
ピコレーザーは開き毛穴やニキビ跡の改善といった肌質改善効果も得られます。
特にピコフラクショナルは肌に微細な穴を開け、コラーゲンやエラスチンの生成を促進する効果が特徴です。
その結果、毛穴が引き締まったり、クレーターの凹凸が改善されたりといった効果が期待できます。
さらにコラーゲンやエラスチンが生成されることで、肌の弾力やツヤがアップするため、化粧ノリの向上にも繋がります。
タトゥーや刺青の除去
ピコレーザーはタトゥーや刺青の除去にも利用されます。
ピコレーザーは細かい粒子の色素を分解できるため、従来のレーザー機器よりも少ない回数でタトゥーなどを薄くすることが可能です。
しかしシミやそばかすのように1回や2回で除去するのは難しく、色やインクの深さによって異なりますが、10回以上は照射する必要があります。
ピコレーザーは何ヶ月おきに受けるのが効果的?
ピコレーザーはシミやそばかすなどを改善できるレーザー治療ですが、1回の治療では大きな効果を実感できないことがほとんです。
特に濃いシミや肝斑などは回数を重ねないと、思うような効果を実感できないことを理解しておきましょう。
ここからはピコレーザーを受ける回数や期間について詳しく紹介します。
ピコスポットの場合
ピコスポットで濃いシミを改善する場合は、1〜3回照射する必要があります。
照射後はシミが浮き上がってくるため、一時的にシミが濃くなります。
その後、かさぶたになって剥がれ落ち、1ヶ月〜1ヶ月半かけて徐々に肌色へとなじみます。
そのためピコフラクショナルやピコトーニングのように短期間に繰り返し受けることは難しく、最低でも3ヶ月以上間隔を開けなくてはなりません。
ピコフラクショナルの場合
ピコフラクショナルの施術間隔の目安としては、2週間〜1ヶ月ごとの施術を3〜5回繰り返すのがおすすめです。
肌質改善効果に関しては1回の治療で効果を実感できる方が多いですが、酷い開き毛穴やニキビ跡(凹凸)の改善を目指す場合は、複数回受けることで高い効果を期待できます。
ピコトーニングの場合
ピコトーニングの施術間隔の目安は2週間〜1ヶ月に1回を、5回以上繰り返すのがおすすめです。
肌の状態によっては5回以上必要になるケースもあります。
またシミやそばかすの治療が完了した後も、1ヶ月に1回程度ピコトーニングを受けると、シミを防ぎながら綺麗な肌を保つことが可能です。
ピコレーザーを受ける間隔が大幅に空いてしまう時の対処法
ピコフラクショナルやピコトーニングは定期的に受けることでより高い効果を期待できます。
しかし、定期的に受けられなかったり、大幅に期間が空いてしまったりするケースも。
半年以上期間を空けてしまうとメラニン色素の破壊が追いつかず、照射部位にメラニン色素が蓄積され、かえってシミが濃くなってしまう恐れがあります。
もし半年以上期間が空く場合は、日頃のスキンケアや紫外線対策を徹底しましょう。
さらに内服薬やドクターズコスメなどを使用すると、シミやくすみを防ぐことが可能です。
ピコレーザーのメリット
ピコレーザーはさまざまなモードがあるうえに、幅広い肌悩みに対応できます。
ほかにもピコレーザーにはメリットがあるため、詳しく紹介します。
ダウンタイムが比較的少ない
ピコトーニングやピコフラクショナルは、術後チリチリ感や赤みがでる可能性がありますが、時間経過と共に落ち着くため、ほとんどダウンタイムはありません。
ピコスポットは照射部位が濃くなり、かさぶたとして剥がれ落ちますが、その間は保護テープをしていただきます。
肌への負担が少ない
ピコレーザーは、とても短いピコ秒に1回照射するため、熱による肌へのダメージがほとんどありません。
さらに痛みもほとんどないため、従来の治療よりも受けやすいのがメリットです。
少ない回数で効果を実感できる
ピコスポットは基本的に1回〜3回の照射で効果を実感できます。
シミの症状によっても異なりますが、比較的少ない回数で効果を実感できるのが特徴です。
ピコレーザーのデメリット
ピコレーザーはダウンタイムが少なかったり、1〜3回で効果を実感できたりなど多くのメリットが存在します。
しかしピコレーザーにはデメリットもあるため、事前に理解しておきましょう。
料金がやや高めである
ピコレーザーの価格はクリニックによって異なりますが、他のレーザー治療と比べると料金がやや高めに設定されている傾向があります。
トーニングやスポット、施術範囲によって料金が異なるため、複数のクリニックで相談するのがおすすめです。
入念に保湿ケアや紫外線対策を行わないといけない
施術後は肌が敏感になっており、色素沈着や肌荒れといったさまざまな肌トラブルが潜んでいます。
肌の状態によっては、色素沈着として残ってしまう恐れもあるため、注意が必要です。
肌トラブルを防ぐためにも、保湿ケアや紫外線対策は入念に行いましょう。
いとうらんクリニック四条鳥丸は駅チカで通いやすい
いとうらんクリニック四条鳥丸は、四条駅と鳥丸駅から徒歩2分でアクセス可能です。
駅からアクセスしやすいため、仕事終わりにサッと通うことができます。
さらにピコスポットは部分照射だけでなく、シミ取り放題プランもあるため、広範囲のシミに悩んでいる方におすすめです。
気になる方はカウンセリングにお越しください。
ピコレーザーは推奨されている回数をしっかり受けよう
最大限効果を実感するためには、途中でやめたり、期間を空けずに推奨されている回数をしっかり通うことが大切です。
治療後は保湿ケアや紫外線対策などを徹底するようにしてください。
シミやそばかすなどを改善して、理想の肌を目指しましょう!
記事監修医師プロフィール
院長/形成外科専門医・医学博士
伊藤 蘭
2003年 | 山口大学医学部卒業 |
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2003年 | 京都大学医学部附属病院形成外科 日本赤十字社和歌山医療センター形成外科 |
2006年 | 島根県立中央病院 形成外科 |
2008年 | 松寿会共和病院 形成外科 |
2010年 | 京都大学大学院医学研究科課程博士(形成外科学)入学 |
2012年 ~2014年 | MD Anderson Cancer Center, Houston, USA. (Microsurgery Research Fellow) |
2014年 | Chang Gung Memorial Hospital, Taiwan(Microsurgery Fellow) |
2014年 | 京都大学大学院医学研究科課程博士(形成外科学)博士課程 所定の単位修得および研修指導認定 |
2015年 | 京都大学医学部附属病院形成外科 助教 |
2017年 | 城本クリニック京都院 院長 |
2020年 | ピュアメディカル西大寺院 院長 |
2021年 | くみこクリニック四条烏丸院 院長 |