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ピコレーザーをやめるとどうなる?効果が出ない理由や注意点を紹介

ピコレーザーは途中でやめてしまうと症状が悪化する、という話を聞いたことがある方もいるのではないでしょうか。

本記事ではピコレーザーをやめるとどうなるのか?について詳しく紹介します。

ピコレーザーの効果を高める方法や注意点についても詳しく解説しているので、ピコレーザーを検討している方はぜひ参考にしてください。

ピコレーザーをやめるとどうなる?


ピコレーザーは複数回照射することで、肌の奥に潜んでいるメラニン色素を浮かび上がらせて外に排出する治療方法です。

そのため、シミが肌の表面に浮き上がってきた途中で、治療をやめてしまうと、シミが濃く見えてしまう可能性があります。

そのためピコレーザーは、医師から推奨された回数を適切な間隔で通う必要があります。

もし途中で中断する場合は、医師と相談してからやめるようにしましょう。

ピコレーザーをやめる前にチェック!効果が出ない理由は?

ピコレーザーの効果を感じられないのは、もしかすると体質や施術後のケアが関係しているかもしれません。

ここからはピコレーザーの効果を得られない理由について詳しく紹介します。

シミではなく肝斑だった

ピコレーザーのなかでも「ピコトーニング」は肝斑に有効な治療方法です。

ピコトーニングは低出力なレーザーを顔全体に繰り返し照射する治療なため、即効性は期待できません

そのため1〜3回の治療で「肝斑には効果がない!」とやめずに、5回以上は継続するようにしましょう。

施術後の注意点を守っていない

ピコレーザー後は、非常に肌が敏感になっているため、日焼けや乾燥はNGです。

しかし日焼け対策をせずに、紫外線を浴びてしまうとせっかくメラニン色素を破壊しても、新しいメラニン色素が作られてしまい、効果を実感しづらくなってしまいます。

またピコレーザー後に、スキンケアを怠ってしまうと乾燥が悪化してしまい、肌トラブルに繋がる恐れがあります。

ターンオーバーが乱れている

ピコレーザーによって破壊されたメラニン色素は、ターンオーバーによって体外へ排出されます。

通常は28日程度かけて自然と排出されますが、ターンオーバーが乱れていると体内にメラニンが蓄積してしまい、炎症後色素沈着を起こすケースがあります。

そのため日頃からスキンケアや紫外線対策、規則正しい生活などを心がけて、ターンオーバーを乱さないようにしましょう。

日焼けしやすい体質

日焼けしやすい体質の方は紫外線を吸収しやすく、メラニンを生成しやすい傾向にあります。

レーザー治療後は紫外線の影響を受けやすい状態なため、日焼けしやすい体質の方は逆にシミが増えたり、濃くなってしまったりする場合があります。

日焼けしやすい体質の方は、レーザー治療後は他の人よりも入念に紫外線対策を行いましょう。

ピコレーザーの効果を十分に発揮させる方法

せっかくピコレーザーを受けるなら、きちんと効果を実感したい方がほとんどでしょう。

ここからは、ピコレーザーの効果をより高めて十分に効果を発揮させる方法について紹介します。

内服薬や外用薬を併用する

ピコレーザーを受ける際は、内服薬や外用薬を併用するのがおすすめです。

内服薬は、ビタミンCやビタミンEが配合されたシナールや代謝を促進する効果があるユベラなどが代表的です。

クリニックによってはステロイド軟膏を処方されるケースも。

内服薬や外用薬の使用に関しては、一度クリニックに相談するのがおすすめです。

症状や悩みにあったものを処方してもらえます。

スキンケアや洗顔など生活習慣を見直す

ターンオーバーが乱れることで思うような効果を得られない可能性があるため、ターンオーバーを整えるよう心がけましょう。

ターンオーバーの乱れは生活習慣やストレス、合っていないスキンケアなどさまざまなことが関係しています。

バランスの取れた食事をしたり、自分の肌に合ったスキンケア用品を選んだりなど生活習慣を見直しましょう。

途中でやめずに継続する

ピコレーザーのなかでも、ピコトーニングやピコフラクショナルは5回程度受けることで効果を実感できます。

薄いシミやそばかすは3回程度で効果を感じられますが、濃いシミは10回程度必要になる場合もあるため、途中でやめずに継続することが大切です。

ピコレーザーの術後経過について紹介

ピコレーザーは比較的ダウンタイム症状が少ないのが特徴ですが、ピコスポットはダウンタイム症状が見られます。

術後は照射部分が白くなり、数日かけてシミが浮き出てくることで黒っぽく目立つようになります。

人によっては薄いかさぶたが生じる場合がありますが、触らずに放置するようにしましょう。

かさぶた状になったシミは7日程度かけて自然と剥がれ落ち、患部は徐々に肌色となり、目立たなくなります。

基本的にピコレーザーは軟膏や保護テープを貼る必要はありませんが、クリニックによっては保護テープを推奨している場合もあるため、医師の指示に従いましょう。

ピコレーザー後の注意点

ピコレーザー後は、肌が刺激を受けやすい状態になっているため、ダメージを受けないよう気をつけて生活する必要があります。

いくつか治療後の注意点があるため、紹介します。

紫外線対策や保湿ケアを入念に行う

レーザー治療後は、紫外線を受けやすい状態にあるため、紫外線対策を入念に行いましょう。

日焼け止めを塗る際は、摩擦を起こさないよう優しく塗ることが大切です。

さらに乾燥しやすくもなっているため、シートマスクをしたり、保湿成分の高いスキンケア用品を使用するのがおすすめです。

摩擦を起こさないよう注意する

ピコレーザー後は、紫外線や乾燥だけでなく摩擦も避けましょう。

特に洗顔やクレンジングは摩擦が起こりやすいため、注意が必要です。

クレンジングシートは摩擦が起こりやすいため、オイルやクリームタイプを使用するのがおすすめです。

医師やクリニックの指示に従う

クリニックによっては内服薬や保護テープを処方されるケースがあります。

「もう治ったから」といって勝手に薬や保護テープの使用をやめずに、医師やクリニックの指示に従いましょう。

いとうらんクリニック四条鳥丸では丁寧なカウンセリングを受けられる

いとうらんクリニック四条鳥丸は、丁寧でわかりやすいカウンセリングを行っています。

形成外科専門医の院長が、あなたの悩みに合わせてオーダーメイドでプランを提案します。

また当院は完全予約制かつ完全個室になっているため、リラックスした状態でカウンセリングを受けていただけます。

他人に相談しづらい内容も、遠慮せずにご相談ください。

ピコレーザーは途中でやめずに継続しよう


ピコレーザーは途中でやめてしまうと、浮き出てきたシミが濃く見える可能性があるため、医師から推奨された回数をしっかり受けましょう。

さらに術後の過ごし方も仕上がりを左右する場合があるのを理解しておくことが大切です。

シミやそばかすに悩んでいる方は、ピコレーザーで美肌を目指しましょう。

記事監修医師プロフィール

院長/形成外科専門医・医学博士

伊藤 蘭

2003年山口大学医学部卒業
2003年京都大学医学部附属病院形成外科 日本赤十字社和歌山医療センター形成外科
2006年島根県立中央病院 形成外科
2008年松寿会共和病院 形成外科
2010年京都大学大学院医学研究科課程博士(形成外科学)入学
2012年
~2014年
MD Anderson Cancer Center, Houston, USA. (Microsurgery Research Fellow)
2014年Chang Gung Memorial Hospital, Taiwan(Microsurgery Fellow)
2014年京都大学大学院医学研究科課程博士(形成外科学)博士課程 所定の単位修得および研修指導認定
2015年京都大学医学部附属病院形成外科 助教
2017年城本クリニック京都院 院長
2020年ピュアメディカル西大寺院 院長
2021年くみこクリニック四条烏丸院 院長

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