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糸リフトで顔が大きくなるって本当? 糸リフトのデメリットと持続期間を解説

顔のたるみが気になって糸リフトを検討している方もいるでしょう。

しかし、デメリットや、逆に顔が大きくなるリスクなど、心配に思うことがあるかもしれません。

本記事では糸リフトの施術を説明しながら、糸リフトのデメリットとリスクについて解説していきます。

糸リフトへの不安を解消していきましょう。

顔の糸リフトは2種類ある


糸リフトはコグと呼ばれるトゲのついた糸を皮下組織に注入していく施術です。

即効性のあるリフトアップ効果と、ダウンタイムが短く、傷跡が目立たないため手軽に受けられ、人気となっています。

糸を挿入することで、皮下組織内でコラーゲンが生成されるため肌の内側からハリを高めて自然なリフトアップ効果も期待できます。

糸リフトには次の2種類があります。

  • 溶ける糸
  • 溶けない糸

次から、それぞれの糸のメリットとデメリットを紹介していきます。

溶ける糸による施術

溶ける糸による施術は、たるみが気になり始めた20代から30代の方におすすめです。

糸が吸収される過程で、コラーゲンやエラスチンが増産されるため、たるみ予防の効果が期待できます。

溶ける糸は体内に吸収されるので、時間の経過とともに糸が露出することはありません。

しかし、吸収途中の糸は修正が難しいため、糸リフトを受けたい方は、経験と知識の豊富な医師にお願いするのが一番のポイントです。

溶けない糸による施術

スプリングリフト・シルエットリフト・フェザーリフトの施術には溶けない糸が使われます。

溶けない糸は、溶ける糸に比べてコラーゲンの増産効果が高く、糸自体に強度があるので、溶ける糸に比べてリフトアップ効果が高いとされています。

しかし期間の経過とともに糸が露出するリスクがあり、効果が半永久的に持続するわけではないので、数年単位で糸を入れ直す必要があるのもデメリットです。

糸リフトでは溶ける糸の使用が主流となっていますが、効果と目的に応じて医師に糸の素材も確認しておくと安心できます。

顔の糸リフトのデメリット

顔の糸リフトは、切開リフトに比べて手軽に受けられる治療です。

傷跡が目立ちにくく、ダウンタイムが少ないというメリットがある一方で、糸リフトにもデメリットはあります。

ここからは、顔の糸リフトのデメリットを紹介します。

切開リフトに比べて効果がおだやか

糸リフトのデメリットは、切開リフトに比べてリフトアップ効果がおだやかなことです。

顔の糸リフトは肌のたるみに即効性のある治療ですが、糸で皮下組織を持ち上げるため、メスを入れて筋膜を引っ張ったり、たるんだ皮そのものを取り除く切開リフトに比べると物足りなく感じる方もいるでしょう。

また、皮下脂肪の多い方では、糸リフトのリフトアップ効果を十分に得られない可能性があるのもデメリットです。

効果の持続期間が短い

糸リフトの持続期間は、溶ける糸で1年から2年、溶けない糸で3年から5年といわれています。

溶ける糸に関しては、人によって糸が吸収されるスピードに個人差があります。

溶けない糸は、糸自体は残りますが、産生されたコラーゲンが徐々に失われることで、リフトアップ効果も徐々に減っていきます。

糸リフトの効果は半永久的ではないので、糸の材質に関わらず数年おきにメンテナンスが必要です。

しかし、継続治療を行うことで、肌内部のコラーゲン産生が続くので、ハリのある肌を維持することができます。

糸リフトで顔が大きくなるって本当?

小顔になりたくて糸リフトを受けたのに、逆に顔が大きくなってしまったらイヤですよね。

糸リフトで顔が大きくなることは基本的にありません

ここからは糸リフトで顔が大きくなる可能性について、説明していきます。

術後すぐは腫れによって顔が大きく見える場合も

糸リフト治療を受けたことが原因で顔が大きくなることはほぼないでしょう。

なぜなら、糸リフトは肌のたるみを持ち上げて、顔をシャープに見せるからです。

しかし、術後直後は糸の刺激によって顔が腫れることがあり、術後鏡を見て「顔が大きくなった!」とショックを受ける方もいるようです。

糸リフトはダウンタイムが短い施術ですが、術後1~2週間は引っ張られるような痛みを感じることがあります。

この期間は口を大きく開けるのを控えましょう。

糸リフトの持続期間

顔の糸リフトを施術した場合の持続期間を知りたい方も多いでしょう。

ここからは、糸リフトの持続期間を解説します。

溶ける糸なら1年から2年、溶けない糸なら3年から5年が持続期間の目安

糸リフトの持続期間は、溶ける糸で1年から2年、溶けない糸で3年から5年が持続期間の目安と言われています。

溶けない糸を使用しても、リフトアップ効果は徐々に失われることに注意しましょう。

いとうらんクリニック四条烏丸で使用されている糸は、約2年かけて体内に吸収されます。

年月を重ねるごとに、たるみの状況や部位は変化するので、定期的に医師に見てもらうことで、美しくキュッと引き締まったフェイスラインを維持できるでしょう。

溶ける糸なら施術回数に制限はない

溶ける糸を使った糸リフトでは、施術の回数に制限はないとされています。

溶ける糸は体内に吸収される過程でコラーゲンを増産して、ハリを高める効果が期待されています。

20代から始めるエイジングケアの一環として、溶ける糸を使った糸リフト治療を行う、という選択肢もあるでしょう。

将来のたるみが気になっている方は、長く通院できるクリニックを見つけるのがおすすめです。

顔の糸リフトならいとうらんクリニック四条烏丸へ

いとうらんクリニック四条烏丸では、溶ける糸を使ったスレッドリフト治療が可能です。

長い糸でたるみを引き上げるスレッドリフトの他、短い糸を肌内部に挿入してハリを高めるショッピングリフトの施術も選べます。

伊藤医師は形成外科専門医として多数の経験を積み、顔の筋肉や組織への豊富な知識があります。

なんとなく肌のたるみが気になってきた20代から、マイナス10歳肌を目指す40代以上の方まで、幅広い年齢の方にさまざまな施術方法が提案可能です。

【まとめ】顔の糸リフトでフェイスラインに自信が持てる 継続治療がおすすめ


顔の糸リフトは、年齢を問わないエイジングケア治療です。

傷跡が目立ちにくくダウンタイムも短いため精神的な負担が軽く、切開リフトに比べて気軽に受けられます。

しかし切開リフトに比べて効果がおだやかで、リフトアップの持続期間に限りがあることから、継続治療を受けることが大切です。

糸リフトは糸で肌のたるみを引っ張るため、顔の筋肉や組織の構造を熟知した医師に施術してもらうのが一番です。

肌のたるみや施術方法で気になることがあれば、どんな小さなことでも質問しましょう。

記事監修医師プロフィール

院長/形成外科専門医・医学博士

伊藤 蘭

2003年山口大学医学部卒業
2003年京都大学医学部附属病院形成外科 日本赤十字社和歌山医療センター形成外科
2006年島根県立中央病院 形成外科
2008年松寿会共和病院 形成外科
2010年京都大学大学院医学研究科課程博士(形成外科学)入学
2012年
~2014年
MD Anderson Cancer Center, Houston, USA. (Microsurgery Research Fellow)
2014年Chang Gung Memorial Hospital, Taiwan(Microsurgery Fellow)
2014年京都大学大学院医学研究科課程博士(形成外科学)博士課程 所定の単位修得および研修指導認定
2015年京都大学医学部附属病院形成外科 助教
2017年城本クリニック京都院 院長
2020年ピュアメディカル西大寺院 院長
2021年くみこクリニック四条烏丸院 院長
2022年いとうらんクリニック四条烏丸開設

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