ピコレーザーの特徴とは?レーザートーニング・ピコトーニングとの違いも併せて解説
ピコレーザートーニングは、比較的新しいレーザー施術であり、急速に知名度が高まっています。
しかし似た名前の施術が多く混乱したり、特徴がわからないという人も少なくありません。
本記事では、ピコレーザートーニングの名称や特徴について解説します。
参考にして、ピコレーザーとニングとは何かわかるようになりましょう。
ピコレーザーとは?
ピコレーザーとは、レーザー施術の1種です。
1兆分の1秒(ピコ秒)という短い照射時間で、繰り返しレーザーを当てることによって、体の負担を軽くしつつ高い美肌効果を狙います。
言い換えると、ピコ秒単位で照射可能であるレーザーはみな「ピコレーザー」と呼べることになります。
実際には、ピコレーザーの中でもさまざまな器具・種類があります。
レーザートーニングとの違い
レーザートーニングとは、レーザーを非常に弱い力で、何度も繰り返し照射する施術法のことです。
そもそもこの照射方法を「トーニング」と呼んでおり、「レーザートーニング」とはレーザーの照射方法の呼び方に過ぎません。
そのため、「レーザートーニング」という言い方では、照射方法は特定できてもレーザーの種類はわからないということになります。
ピコトーニングとの違い
ピコトーニングとは、ピコレーザーの照射方法の1種です。
そもそもピコレーザーはさまざまな照射方法があるレーザーであり、トーニング以外にも照射方法があります。
そのため、「ピコレーザー=ピコトーニング」というわけではありません。
どの照射方法が適切かは、クリニック側が診断してくれます。
人によっては、トーニングでない方が適しているということもあるでしょう。
ピコトーニングによって期待できる効果
ピコトーニング施術には、以下のような効果が期待できます。
- 肝斑治療
- 毛穴引き締め
- 肌質改善
- 色素沈着改善
- 肌のトーンアップ効果
- 赤ら顔改善効果
ただし、上記すべての症状に対しトーニングが最適というわけではありません。
他の照射方法の方が、より適している場合もあります。
どのように照射するかは、どの効果を最も優先したいかによって異なります。
レーザー治療のメリット
レーザー治療のメリットは以下のとおりです。
- 傷ができない
- 体へのダメージが少ない
- 生活に与える影響が少ない
- ダウンタイムが短い
特に、傷ができないというメリットは大きいでしょう。
ダウンタイムが短くても、傷が体にできれば生活の上でどうしても意識してしまいます。
しかしレーザー施術は、見た目に傷ができないため、生活への影響が少なく済みます。
レーザー治療のデメリット
レーザー治療のデメリットは以下のとおりです。
- 効果に永続性が無い
- 複数回の施術が推奨されている
一般的にレーザー治療は、複数回施術を受けるものです。
1回でも効果は見られますが、何度も繰り返すことによって、より効果が高まります。
また、レーザー治療には永続性がありません。
施術を受けた後時間をおくと、徐々に施術前の状態に戻っていきます。
ピコトーニングの独自のポイント
ピコトーニングには、以下のような独自のポイントがあります。
- 照射時間が短い
- 施術の所要時間が短い
- 熱感が抑えられる
- レーザーの波長が長い
- ダウンタイム時のケアが楽
- 費用がやや高め
クリニックからも説明はありますが、自分でも事前知識を持って施術を受けた方が、何かとスムーズです。
照射時間が短い
1回の照射時間がピコ秒という短さであることが、ピコレーザー最大の特徴です。
ピコ秒の照射を何度も繰り返すことで、最短の時間かつ最小限の負担で、肌に対して美容効果を発現させることができます。
施術の所要時間が短い
ピコレーザーは、施術にかかる所用時間が短く済みます。
一般的なレーザー施術が20~30分程度であるのに対し、ピコレーザーは10分~15分程度で終わることも少なくありません。
ただし照射範囲が広かったり、さまざまな照射方法での施術を一度に行おうとしたりすると、長引いてしまうケースもあります。
あくまで一般的な目安として捉えてください。
熱感が抑えられる
ピコレーザーは、熱感が抑えられる施術です。
レーザー施術は、どれも多かれ少なかれ施術部位が温められ、熱感を持ちます。
しかしピコレーザーの場合、照射時間が短く抑えられるため、おのずと皮膚が持つ熱感も軽度で済むのです。
そのため、熱感が苦手でレーザーへの気が進まないという方にもおすすめです。
レーザーの波長が長い
ピコレーザーは、波長が長いです。
波長が長いと、より皮膚の奥深くまで届きやすくなるため、美容効果が高まります。
皮膚の奥まで届くというと、体へのダメージも大きそうというイメージを持つ人も居ます。
しかし、その分ピコレーザーは照射時間が短いため、体への負担を軽減しつつ高い効果を期待することができるのです。
ダウンタイム時のケアが楽
ピコレーザーはダウンタイム時のケアが楽です。
レーザーによっては施術後テープを貼ったりなどのケアが必要ですが、ピコレーザーにはそういった手間がありません。
通常通りのケアで問題ないため、ダウンタイムを過ごすのが楽です。
ただし、紫外線や刺激には気をつけておきましょう。
費用がやや高め
ピコレーザーは、レーザー施術では比較的新しいため、費用もやや高めに設定されています。
また、施術の特性上、施術が1回で済むことは少ないです。
何回受ける予定で、総費用がいくらになるのか、事前にしっかり確認を行っておきましょう。
いとうらんクリニック四条烏丸でピコレーザー施術をお受けください
ピコレーザーで肌トラブルを解消したいという方は、ぜひいとうらんクリニック四条烏丸にお越しください。
当クリニックでは、PICOLOという種類のピコレーザーを採用しております。
まずはカウンセリングだけでも結構です。
ご利用をお待ちしております。
【まとめ】レーザー選びはクリニックと要相談
ピコレーザーは優秀なレーザー施術です。
肌トラブルにお悩みの方は、ぜひ施術を検討してください。
しかし同時に、とにかくピコレーザーを受けておけばいい、というものではありません。
ひとりひとりの状態に合わせて施術メニューを検討した方が、よりスムーズにトラブル改善できます。
ひいては、クリニックの診断が重要となります。
自己診断で施術メニューを決めつけるのではなく、クリニックの判断も考慮に入れましょう。
記事監修医師プロフィール
院長/形成外科専門医・医学博士
伊藤 蘭
2003年 | 山口大学医学部卒業 |
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2003年 | 京都大学医学部附属病院形成外科 日本赤十字社和歌山医療センター形成外科 |
2006年 | 島根県立中央病院 形成外科 |
2008年 | 松寿会共和病院 形成外科 |
2010年 | 京都大学大学院医学研究科課程博士(形成外科学)入学 |
2012年 ~2014年 | MD Anderson Cancer Center, Houston, USA. (Microsurgery Research Fellow) |
2014年 | Chang Gung Memorial Hospital, Taiwan(Microsurgery Fellow) |
2014年 | 京都大学大学院医学研究科課程博士(形成外科学)博士課程 所定の単位修得および研修指導認定 |
2015年 | 京都大学医学部附属病院形成外科 助教 |
2017年 | 城本クリニック京都院 院長 |
2020年 | ピュアメディカル西大寺院 院長 |
2021年 | くみこクリニック四条烏丸院 院長 |