エレクトロポレーションの施術効果とは?他の施術と何が違うの?
エレクトロポレーションは、電気で肌にすき間を作り、美容成分を深部まで浸透させます。
また肌への負担が少ないため、痛みや出血に抵抗がある方でも受けやすいのが特徴です。
注入できる美容成分が多いのもメリットですが、具体的にどんな施術効果があるのか分からない方もいるのではないでしょうか。
この記事では、エレクトロポレーションの施術効果について紹介します。
さらに、他の施術との違いについても解説しているので、ぜひ参考にしてください。
エレクトロポレーションとは
エレクトロポレーションとは、肌に電気を流して美容成分を肌の奥深くまで注入する施術のことです。
特殊な電気を使用しており、肌に当てるとバリア層にすき間ができます。
すき間から美容成分を注入することで、肌の内側にヒアルロン酸やコラーゲンなどを浸透させられる仕組みです。
またバリア機能によって浸透させづらかった美容成分もしっかり入れられるため、幅広い施術効果が期待できます。
施術が終わると、バリア層が自然と元の状態に戻るので、紫外線などの影響を受けません。
施術の特徴
エレクトロポレーションの特徴は下の通りです。
- 美容成分を浸透させやすい
- ダウンタイムや痛みが少ない
- 他の施術を併用しやすい
美容成分は分子の大きさに違いがあり、高分子は肌のバリア層を通過できません。
そのため、成分によっては内側まで浸透させらないこともありました。
しかし、エレクトロポレーションはバリア層自体にすき間を作るため、どの美容成分でも注入できます。
また、施術で針やレーザーを使わないため、肌への負担が少ないのも特徴です。
内出血が出たり腫れたりする心配がありません。
さらに、他の施術と組み合わせることで、相乗効果が期待できます。
施術に向いている人
エレクトロポレーションは、次のような方にピッタリの施術です。
- 肌の老化が気になり始めた
- ハリや潤いのある肌を目指している
- 肌をトーンアップさせたい
- 痛みが少ない肌治療が受けたい
- 注射や点滴が苦手
- ダウンタイムを減らしたい
エレクトロポレーションは、さまざまな美容成分を浸透させられるため、肌のあらゆる悩みに対応可能です。
また、痛みやダウンタイムがなく、施術してすぐに普段通りの生活ができます。
施術で使える薬剤の種類
エレクトロポレーションで注入できる薬剤の種類は下の通りです。
- ヒアルロン酸
- ビタミンC
- トラネキサム酸
- プラセンタ
- グリシルグリシン
- 成長因子
- エクソソーム
肌の土台作りに必要な成分や、シミ・毛穴改善に効果的な成分、保湿できる成分などが注入できます。
カウンセリングで肌の悩み・理想の肌を医師に相談すると、適切な美容成分を提案してもらうことが可能です。
エレクトロポレーションの施術効果
エレクトロポレーションは、下のような施術効果が期待できます。
- 肌のハリ・つや
- ニキビやニキビ跡の改善
- シミや肝斑の改善
- 毛穴の引き締め
それぞれの施術効果について詳しく紹介していきます。
肌のハリ・つや
ヒアルロン酸とビタミンCには、肌細胞に必要な成分が含まれているのが特徴です。
2つの成分を取り入れると肌の水分が復活し、ハリやつやのある状態に仕上がります。
肌が乾燥しやすい方や、くすみが気になってきた方にピッタリの美容成分です。
ニキビやニキビ跡の改善
ビタミンCは鎮静効果や抗酸化作用、抗炎症作用があります。
出来てしまったニキビを落ち着かせたり、ニキビ跡を改善したりするときに役立つ成分です。
また、コラーゲンを生成しやすくする働きもあるため、ニキビでボロボロになった肌を回復させられます。
シミや肝斑の改善
トラネキサム酸には抗炎症作用があり、シミの改善や予防に効果的です。
また、治療が難しいとされている肝斑の改善に適しています。
「シミ治療をしたいけど、レーザーの痛みが不安…」という方は、エレクトロポレーションから始めてみてはいかがでしょうか。
毛穴の引き締め
グリシルグリシンなどのアミノ酸を肌に注入すると、毛穴の開きが改善し、美肌効果が期待できます。
毛穴の開きをセルフケアで改善するのは難しいと感じている方は、エレクトロポレーションなどの美容治療を活用しましょう。
エレクトロポレーションの施術効果期間
エレクトロポレーションの効果が持続する期間は、1回につきおよそ1ヶ月です。
1ヶ月以上経ってしまうと、施術効果がだんだん薄れてしまいます。
効果を持続させたい場合は、2〜4週間に1回のペースで繰り返し施術を受けましょう。
施術回数は4〜5回が目安ですが、肌の状態や施術メニューによって異なります。
他の施術との違い
エレクトロポレーションは、ダーマペンとイオン導入の施術内容と似ています。
しかし、特徴や使用する機械が違うため、自分に合った施術方法を選びましょう。
ここでは、ダーマペンやイオン導入との違いについて紹介します。
ダーマペン
エレクトロポレーションとダーマペンの大きな違いは、肌に穴をあける方法です。
エレクトロポレーションは、電気を流して肌に小さな穴をあけますが、ダーマペンは極細の針を使います。
どちらも肌を一時的に傷つけて再生を促し、美容液成分を注入するため、施術の流れはほとんど同じです。
イオン導入
エレクトロポレーションとイオン導入の違いは、美容成分の種類と浸透させる範囲です。
エレクトロポレーションは、電流を使って肌の真皮層まで美容成分を届けられます。
また、分子量が大きい成分も注入できるのが特徴です。
一方、イオン導入は美容成分をイオン化してから肌に注入するため、分子量が小さい成分のみ対応しています。
また、浸透できるのは表皮層までなので、表面に美容成分を与えることが可能です。
いとうらんクリニック四条烏丸のエレクトロポレーションの特徴
いとうらんクリニック四条烏丸のエレクトロポレーションは、「ケアシスS」を使って施術をおこなっています。
電気パルスで皮膚に小さなすき間を作り、美容成分を深層部まで送ることが可能です。
また、機械の温度を45℃から-20℃まで調節できます。
肌を冷却すると血管が収縮し、注入した美容成分が抜けにくくなるのが特徴です。
分子量が大きい美容成分も注入できるため、さまざまな施術効果が得られます。
【まとめ】エレクトロポレーションはさまざまな施術効果が期待できる
エレクトロポレーションは、あらゆる肌の悩みを改善できる施術です。
施術効果は注入する美容成分によって変わりますが、美肌効果やニキビの改善、シミや肝斑の改善などが期待できます。
ダウンタイムや副作用がほとんどないため、気軽に肌治療したい方にオススメの施術です。
いとうらんクリニック四条烏丸では無料カウンセリングをおこなっています。
エレクトロポレーションが気になる方は、お気軽にご相談ください。
記事監修医師プロフィール
院長/形成外科専門医・医学博士
伊藤 蘭
2003年 | 山口大学医学部卒業 |
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2003年 | 京都大学医学部附属病院形成外科 日本赤十字社和歌山医療センター形成外科 |
2006年 | 島根県立中央病院 形成外科 |
2008年 | 松寿会共和病院 形成外科 |
2010年 | 京都大学大学院医学研究科課程博士(形成外科学)入学 |
2012年 ~2014年 | MD Anderson Cancer Center, Houston, USA. (Microsurgery Research Fellow) |
2014年 | Chang Gung Memorial Hospital, Taiwan(Microsurgery Fellow) |
2014年 | 京都大学大学院医学研究科課程博士(形成外科学)博士課程 所定の単位修得および研修指導認定 |
2015年 | 京都大学医学部附属病院形成外科 助教 |
2017年 | 城本クリニック京都院 院長 |
2020年 | ピュアメディカル西大寺院 院長 |
2021年 | くみこクリニック四条烏丸院 院長 |