糸リフトって何年持つの?効果持続期間や長持ちさせる方法を紹介
「糸リフトって何年持つの?」
ダウンタイムが短く、切開リフトよりも気軽に受けられるのが魅力の糸リフトですが、何年持つのか気になる方もいるでしょう。
糸リフトが持続期間を知って、クリニック選びに活かしましょう。
糸リフトとは
糸リフトとは専用の糸を皮下組織に注入して、たるみを引き上げる治療法です。
スレッドリフトとも呼ばれます。
糸リフトのメリットは以下の3点です。
- ダウンタイムが短い
- 糸による刺激でコラーゲン・エラスチン量の増加が期待できる
- 施術後すぐに効果を実感できる
一方、糸リフトには以下のデメリットもあります。
- 切開リフトに比べてリフトアップ効果がおだやか
- リフトアップ効果が永続しにくい
具体的に糸リフトについて解説していきます。
糸リフトは溶ける糸・溶けない糸の2種類
糸リフトで使用される糸には2種類があります。
- 溶ける糸
- 溶けない糸
溶ける糸は植物性原料や生分解できるプラスチックでできているため、徐々に体内に吸収されます。
安全性が高く、皮下組織となじむので表面に浮き出る心配がほとんどありません。
初めて糸リフトを受ける方にも安心です。
しかし、溶けない糸に比べて効果が持続しにくいのがデメリットといえます。
溶けない糸のメリットはリフトアップ効果の高さと効果の持続期間の長さです。
一方、デメリットには以下が挙げられます。
- 皮下組織になじまないので表面に糸が浮き出るリスクがある
- 表情が不自然になることがある
- 金製の糸では金属アレルギーが出たり、MRIを受けられない
- 継続治療で糸を追加するため、最初の施術年齢の検討が必要
溶ける糸・溶けない糸それぞれのメリット・デメリットを解消するため、吸収に時間がかかる溶ける糸や伸縮性の高い溶けない糸が開発されています。
皮下脂肪が多い方は糸リフトの効果を感じにくい
糸リフトは糸によって皮下組織を持ち上げ、位置を戻す施術です。
したがって、皮下脂肪が多い場合は糸だけでリフトアップするのが物理的に難しく、効果が出にくい場合があります。
脂肪によるたるみやもたつきが気になる場合は、ハイフや脂肪吸引など別の施術と組み合わせることで、より理想のフェイスラインに近づけます。
施術の順番も含め、一度クリニックで相談するのがいいでしょう。
糸リフトの持続期間
糸リフトが何年持続するかは、使う糸の種類によって異なります。
しかし、糸によるリフトアップ効果には限りがあるため、数年単位での継続治療が必要です。
溶けない糸の場合:持続期間は約3年
溶けない糸リフトの場合、持続期間約1年半〜3年といわれています。
溶けない糸は、ポリエステルやシリコン、ポリプロピレンが主流です。
糸が体内に残っていても、老化によってたるみは進行するため、効果は半永久的ではありません。
しかし糸を挿入することで、皮下組織が糸の周りにコラーゲンやエラスチンを作るので、内側からのハリ増加が期待できるでしょう。
溶ける糸の場合:持続期間は1年~1年半
溶ける糸リフトの場合、持続期間は約1年〜1年半といわれています。
溶ける糸の素材は以下の3つです。
- PCL(ポリカプロラクトン)
- PDO(ポリジオキサノン)
- PLA/PLLA(ポリ乳酸)
これらは安全性が高く、長くても2年ほどで体内に吸収されます。
しかし、物理的引き上げ効果は、溶けない糸に比べて短期間です。
溶けない糸も溶ける糸と同様に、糸の周辺にコラーゲンやエラスチンなどを増やすことで、内側からのハリ感アップが期待できます。
また今あるたるみの解消だけではなく、たるみ予防が可能です。
糸リフトはすぐ戻る?長持ちさせる方法
糸リフトの効果は残念ながら半永久的ではありません。
糸リフトを長持ちさせる方法には以下のような方法が考えられます。
- 定期的に施術する
- 術後のケアを入念に行う
詳しく説明していきます。
定期的に施術する
定期的に糸リフトを行うことで、糸による皮下組織を物理的に引き上げ、糸によるコラーゲンやエラスチンなどの生成が期待できます。
継続治療によって糸による引き上げに加えて、生成されたコラーゲンなどによるリフトアップ効果で、糸リフトが長持ちしやすいでしょう。
術後のケアを入念に行う
術後のケアを入念に行うことで、糸リフトを長持ちさせられます。
術後は以下に気をつけましょう。
- 口を大きく開けない
- 運動・サウナを控える
- なるべく仰向けで寝る
- マッサージ・ハイフを避ける
- レーザー治療を避ける(術後2か月程度)
術後すぐは糸に負担がかかる動作や血行が良くなる行為は控えましょう。
挿入した糸が安定するまで1〜2か月かかります。
その間は糸が外れるようなマッサージは避けましょう。
レーザー治療は糸が変性する可能性があるため、レーザー治療を希望の方は、糸リフト施術前に医師に相談しておくのがおすすめです。
糸リフトは何回まで受けられる?
溶ける糸を使った糸リフトの場合、施術回数に制限は特にありません。
糸リフトは挿入した糸の周りにコラーゲンやエラスチンが増えるため、内側からのハリ肌を目指したい場合は定期的に施術を行うのがおすすめです。
京都で長持ちする糸リフトをお探しならいとうらんクリニック四条烏丸へ
糸リフトを長持ちさせるためには、技術と経験が豊富な医師に施術してもらうことも大切です。
なぜならたるみへのアプローチは骨格や脂肪のつき方で個人差があるからです。
いとうらんクリニック四条烏丸の糸リフト(スレッドリフト)には次の3種類があります。
糸 | 溶ける糸 | ||
素材 | 形状 | 特徴 | |
G-COG | PCL | 鉄条網型 | やわらかくなじみやすい |
TESSリフト | PDO | トゲと3Dメッシュ | ホールド力が高い |
ショッピングリフト | PDO | 髪の毛より細い糸 | ダウンタイムがさらに短く手軽 |
いとうらんクリニック四条烏丸では溶ける糸を使ったスレッドリフト2種類と、針で短い糸を注入していくショッピングリフトをご用意しています。
当院では「本来のあなた自信の美しさ」を引き出す治療をモットーにしており、挿入する糸の本数や治療計画もじっくりカウンセリングで相談できます。
京都で長持ちするリフトアップと自然な美しさをお探しなら、ぜひいとうらんクリニック四条烏丸にお越しください。
【まとめ】糸リフトは溶ける糸で1年半が持続の目安!定期的な施術がおすすめ
糸リフトには溶ける糸と溶けない糸の2種類があります。
溶けない糸でも物理的引き上げ効果は半永久的ではないため、継続治療がおすすめです。
継続治療を行うことで、皮下組織内のコラーゲンやエラスチンなどを増やせるので、効果が長持ちしやすくなります。
安心して通い続けられるクリニックを見つけて、糸リフトの効果を最大限引き出しましょう。
記事監修医師プロフィール
院長/形成外科専門医・医学博士
伊藤 蘭
2003年 | 山口大学医学部卒業 |
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2003年 | 京都大学医学部附属病院形成外科 日本赤十字社和歌山医療センター形成外科 |
2006年 | 島根県立中央病院 形成外科 |
2008年 | 松寿会共和病院 形成外科 |
2010年 | 京都大学大学院医学研究科課程博士(形成外科学)入学 |
2012年 ~2014年 | MD Anderson Cancer Center, Houston, USA. (Microsurgery Research Fellow) |
2014年 | Chang Gung Memorial Hospital, Taiwan(Microsurgery Fellow) |
2014年 | 京都大学大学院医学研究科課程博士(形成外科学)博士課程 所定の単位修得および研修指導認定 |
2015年 | 京都大学医学部附属病院形成外科 助教 |
2017年 | 城本クリニック京都院 院長 |
2020年 | ピュアメディカル西大寺院 院長 |
2021年 | くみこクリニック四条烏丸院 院長 |