ピコトーニングは間隔をあけすぎると効果なし?間隔が空く時の対処法も
「ピコトーニングを受けたけれど、間隔をあけすぎたかも?」
「ピコトーニングはどれくらいの間隔で通えばいいの?」
ピコトーニングは複数回の治療継続で効果を発揮できる治療ですが、適切な間隔で施術を行わないと、シミが悪化することがあります。
ピコトーニングの適切な施術間隔と間隔があけすぎてしまった際の対処法を紹介します。
ピコトーニングの施術間隔をあけすぎるとどうなる?
ピコトーニングの施術間隔をあけすぎると、以前よりシミが濃くなったように見えることがあります。
これらは、ピコトーニングによって破壊された肌内部のメラニンが、肌表面に出てきたタイミングで治療を中断すると、シミが濃くなったように感じることがあります。
そのため、一度ピコトーニングによってメラニンが破壊されても、間隔をあけすぎると再度メラニンが蓄積され始めます。
メラニンの再蓄積によって、治療効果の低下を避けるためにも、ピコトーニングは適切な間隔で受けましょう。
一定の効果を保ちながらシミを薄くするためにも、間隔をあけすぎることは避け、3〜4ヶ月おきを限度と考えてスケジュールを組みましょう。
ピコトーニングの最適な間隔は2週間〜1ヶ月に1回
ピコトーニングを受ける最適な間隔は2週間〜1ヶ月に1回といわれています。
早くシミを消したい方は短期間でピコトーニングを受けたいかもしれません。
しかし、肝斑の場合は、短期間で施術を繰り返すと刺激によって逆に肝斑が濃くなる可能性があります。
肝斑治療の場合、1ヶ月に1回を照射の目安にするといいでしょう。
ピコトーニングと併用して、濃いシミに効果が期待できるピコスポットや、ニキビ跡・クレーターの改善が期待できるピコフラクショナルも行えます。
クリニックで希望に合わせた治療計画を作成してくれるので、他の治療と併用したい方は相談するといいでしょう。
ピコトーニングの効果と必要回数
ピコトーニングは低出力のレーザーを「ピコ秒」(1兆分の1秒)で照射する治療法です。
ピコスポットは点でシミやほくろを薄くしていきますが、ピコトーニングはシャワーのように肌にまんべんなくレーザーを照射する治療法です。
ここからは、ピコトーニングの効果と必要回数を解説します。
ピコトーニングの効果
ピコトーニングで期待できる効果には以下があります。
- しみ・そばかすの改善
- 肝斑の改善
- 肌のハリ・ツヤアップ
ピコトーニングは低出力のレーザーを短時間で照射するので、従来のレーザー治療よりもメラニンをより細かく破壊します。
また刺激が少ないので肝斑の改善にも効果が期待でき、今まで難しかった肝斑とその他のシミ治療が一度に行えるのも利点です。
さらにピコトーニングは、肌内部の線維芽細胞に働きかけるので、コラーゲン量が増えるといわれています。
治療を継続することでシミだけではなく、内側からの弾力のあるハリ・ツヤ肌も目指せるでしょう
ピコトーニングの必要回数
ピコトーニングは5〜10回の照射で効果が実感できます。
1回の照射でもトーンアップは可能ですが、継続治療でより高い効果が感じられるでしょう。
ピコトーニングの施術間隔が空いてしまう時の対処法
ピコトーニングを一度受けたものの、間隔をあけすぎてしまった方や、向こう数ヶ月の治療が難しい方もいるでしょう。
ここからはピコトーニングの施術間隔があいてしまう場合の対処法を紹介します。
紫外線対策を徹底する
ピコトーニングの間隔があいてしまう時は、紫外線対策を徹底して行いましょう。
なぜなら紫外線を浴びることで、チロシナーゼという酵素が活発になりメラニンを作るからです。
紫外線対策を行うことで肌内部のメラニンの蓄積を減らせます。
ピコトーニングは施術後すぐも軽いやけどのような状態になっているため、紫外線対策を行うことが重要ですが、施術から時間が経っても、次回の施術までは日焼け止めをしっかり塗り、肌を紫外線から守りましょう。
内服薬を服用する
忙しくクリニックに通うのが難しい方は、医師と相談して内服薬の処方をしてもらうと安心です。
いとうらんクリニック四条烏丸ではトラキネム酸とシナールの「肝斑セット」を用意しています。
トラキネム酸はメラノサイトに働きかけて色素沈着の予防になります。
また、シナールはメラニン色素の代謝に働きかけ、コラーゲンの産生を促す働きがあります。
ドクターズコスメを使用するのもおすすめ
ピコトーニング後の間隔のあけすぎ対策以外にも、ドクターズコスメの検討もおすすめです。
肌悩みや肌質に合わせて医師からスキンケア用品を選んでもらうことで、より高い効果を期待できます。
いとうらんクリニック四条烏丸のピコトーニングは顔以外にも照射できる
いとうらんクリニックでは、次の3つのピコレーザー治療があります。
- ピコトーニング
- ピコスポット
- ピコフラクショナル
しみ・そばかす・肝斑からニキビ跡やクレーターの改善まで、患者さんの肌悩みに合ったメニューを提案します。
顔だけでなく、首・デコルテ・手・そけい部など、シミや色素沈着が出やすい場所にも照射できるのがポイントです。
いとうらんクリニック四条烏丸では、ピコレーザー治療のおすすめ回数を5〜10回としています。
気になる方はぜひ一度ご相談ください。
【まとめ】ピコトーニングは間隔が空く場合はセルフケアを怠らないようにしよう
ピコトーニングの適切な間隔は、個人差もありますが2週間〜1ヶ月に1回です。
3〜4カ月であればシミが濃くなりにくいですが、半年以上施術間隔が空くのは避けましょう。
もしピコトーニングの間隔があけすぎてしまう場合は、紫外線対策をいつもよりしっかり行いましょう。
普段からシミ・肝斑用の内服薬やドクターズコスメを併用することで、シミが悪化するのを防げます。
記事監修医師プロフィール
院長/形成外科専門医・医学博士
伊藤 蘭
2003年 | 山口大学医学部卒業 |
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2003年 | 京都大学医学部附属病院形成外科 日本赤十字社和歌山医療センター形成外科 |
2006年 | 島根県立中央病院 形成外科 |
2008年 | 松寿会共和病院 形成外科 |
2010年 | 京都大学大学院医学研究科課程博士(形成外科学)入学 |
2012年 ~2014年 | MD Anderson Cancer Center, Houston, USA. (Microsurgery Research Fellow) |
2014年 | Chang Gung Memorial Hospital, Taiwan(Microsurgery Fellow) |
2014年 | 京都大学大学院医学研究科課程博士(形成外科学)博士課程 所定の単位修得および研修指導認定 |
2015年 | 京都大学医学部附属病院形成外科 助教 |
2017年 | 城本クリニック京都院 院長 |
2020年 | ピュアメディカル西大寺院 院長 |
2021年 | くみこクリニック四条烏丸院 院長 |