糸リフトは効果ないって本当?効果持続期間やおすすめな人を解説
糸リフトはメスを使わないリフトアップ治療として人気の施術です。
しかし、糸だけで本当にリフトアップができるのか疑問に思う方もいるでしょう。
本記事では、糸リフトで期待できる効果や持続期間、おすすめの方の特徴を解説しています。
糸リフトについて理解を深め、不安を解決していきましょう。
糸リフトに期待できる効果
糸リフトに期待できる効果は、次の4つです。
- たるみの引き上げ
- 小顔
- 肌質改善
- たるみ予防
それぞれ詳しく説明します。
たるみの引き上げ
糸リフトはコグ(棘)のついた特殊な糸を皮膚の下に入れ、皮下組織を引っかけて持ち上げる治療です。
糸の本数や入れる場所を見極めながら糸を挿入し、引き上げることで、肌のたるみを物理的に持ち上げられます。
糸リフトは、切開リフトと違って、ほうれい線やマリオネットラインなど、たるみが気になる場所にダイレクトに糸を挿入し、引き上げることもできるのも魅力です。
切開リフトに比べて効果はおだやかですが、糸リフトもたるみの引き上げには即効性を期待できます。
小顔
糸リフトには小顔効果も期待できます。
糸リフトは肌のたるみを持ち上げ、フェイスラインをスッキリした印象に整えるからです。
肌質改善
糸リフトでは、糸を皮下組織に挿入することで、コラーゲンを増やす効果が期待できます。
糸によって皮下組織が刺激され、コラーゲン・エラスチンの生成が促進されるのが肌質改善の仕組みです。
これらのコラーゲンなどが増えることで、ハリやツヤが出て肌質改善を目指せます。
また新陳代謝も活発になるので、くすみがちな方にも糸リフトはおすすめです。
たるみ予防
溶ける糸を使った糸リフトは、数ヶ月かけて糸が体内に吸収されます。
糸のまわりに増えた線維芽細胞は、糸よりもゆっくりと時間をかけて失われるので、リフトアップ効果は1年〜2年ほど持続します。
術後の状態を保ちたい方は、定期的に施術を受けるのがおすすめです。
回数を重ねることで、たるみ予防の役割を果たします。
糸リフトの効果持続期間
糸リフトの効果持続期間は、糸の素材によって違いますが、目安は1年〜2年程度です。
- 溶ける糸:素材はPDO・PCL・PLA/PLLA・・・持続期間は半年から1年
- 溶けない糸:素材はPP(ポリプロピレン)など・・・持続期間は1年から3年
糸リフトがおすすめな人
糸リフトがおすすめな人は、下記のとおりです。
- ほうれい線・マリオネットラインが気になる人
- ボトックスでたるみが改善しなかった人
それぞれ解説します。
ほうれい線・マリオネットラインが気になる人
ほうれい線やマリオネットラインは、筋肉の衰えやコラーゲン・エラスチンの減少によって起こります。
糸リフトでは物理的な引き上げ以外にも、コラーゲンやエラスチンのような線維芽細胞を増やせるので、引き上げとともにハリの回復が期待できます。
また糸リフトではほうれい線やマリオネットラインのように、顔の中心部のシワやたるみのダイレクトな引き上げが可能です。
ヒアルロン酸やボトックスでたるみが改善しなかった人
ヒアルロン酸やボトックスで効果を実感できなかった方にも、糸リフトはおすすめです。
ボトックスでは筋肉をゆるめてしわやたるみを改善していきます。
しかし、皮膚の薄い方や年配の方は筋肉がゆるむことで皮膚が余ってたるむことがあります。
またほうれい線を改善するために、ヒアルロン酸を注入するケースもありますが、早い段階で吸収され、思うような効果を期待できないことも。
糸リフトは、比較的効果持続時間が長いうえに、物理的な引き上げ効果を得られるため、気になる方は検討してみてください。
糸リフトの効果にまつわるよくある質問
ここからは、糸リフトの効果にまつわるよくある質問に答えていきます。
糸リフトは何本挿入するのが効果的ですか?
効果的な糸リフトの本数は、目的によって違いますが、「片側3本以上」を目安にしましょう。
片側1本だと重みが分散できず、引き上げ効果が出にくく、ひきつれが起こる可能性が高まります。
また本数はあくまでも目安であり、人によって最適な糸の本数は、異なるため、クリニックで相談しましょう。
糸リフトの効果はいつから実感できますか?
糸リフトは術後から効果を実感できます。
なお術後は、腫れが生じるケースもあるため、ダウンタイム症状が落ち着く2週間後には、完成形に仕上がります。
糸リフトが「効果ない」といわれているのはなぜですか?
糸リフトが「効果ない」といわれている理由は、希望よりもリフトアップできなかった方や想像よりも短期間で引き上げ効果が失われるケースがあるからです。
理想に近い仕上がりを得るためには、スキルが高く豊富な経験を持った医師のもとで施術を受けることが大切です。
クリニック選びを怠らず、信頼できるクリニックや医師を探しましょう。
いとうらんクリニック四条烏丸は豊富な糸の種類で糸リフトの効果を実感しやすい
いとうらんクリニック四条烏丸では、目的に応じて3つの糸をご用意しています。
- G-COG:鉄条網状の糸で安定した引き上げができる
- TESSリフト(テスリフト):3Dメッシュ×トゲでコラーゲン生成促進が期待できる
- ショッピングリフト:短い糸で肌内部に刺激を与えて、コラーゲン生成を促す
この3種類の糸は、すべて体内に吸収される「溶ける糸」です。
またさまざまな症例経験がある医師が在籍しています。
1人ひとりに合った施術を提案しているので、気になる方は、ぜひ一度ご相談ください。
まとめ 糸リフトは効果を実感しやすくたるみ予防にもおすすめ
糸リフトは、施術後すぐに効果を実感しやすいリフトアップ治療です。
糸で皮下組織を物理的に持ち上げるだけでなく、肌内部にコラーゲン・エラスチンといった線維芽細胞を増やすので、美肌づくりや将来的なたるみ予防にもなります。
使う糸の本数や種類は脂肪の量や骨格によって異なるため、経験豊富な医師に相談しましょう。
記事監修医師プロフィール
院長/形成外科専門医・医学博士
伊藤 蘭
2003年 | 山口大学医学部卒業 |
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2003年 | 京都大学医学部附属病院形成外科 日本赤十字社和歌山医療センター形成外科 |
2006年 | 島根県立中央病院 形成外科 |
2008年 | 松寿会共和病院 形成外科 |
2010年 | 京都大学大学院医学研究科課程博士(形成外科学)入学 |
2012年 ~2014年 | MD Anderson Cancer Center, Houston, USA. (Microsurgery Research Fellow) |
2014年 | Chang Gung Memorial Hospital, Taiwan(Microsurgery Fellow) |
2014年 | 京都大学大学院医学研究科課程博士(形成外科学)博士課程 所定の単位修得および研修指導認定 |
2015年 | 京都大学医学部附属病院形成外科 助教 |
2017年 | 城本クリニック京都院 院長 |
2020年 | ピュアメディカル西大寺院 院長 |
2021年 | くみこクリニック四条烏丸院 院長 |