糸リフトの平均本数は何本?人によって本数が変わる原因も解説
糸リフトは糸を顔に挿入し、リフトアップする施術ですが、「具体的な糸の平均本数は何本だろう?」と疑問に思ったことはありませんか?
実際に何本の糸が用いられるかは人それぞれですが、一般的な目安となる本数はあります。
本記事では、糸リフトの平均本数について解説します。
参考にして、糸リフトへの理解を深めてください。
糸リフトとは?
糸リフトとは、医療用の糸を皮膚内に挿入し、上に引っ張る力で顔全体をリフトアップさせる美容医療メニューです。
スレッドリフトと呼ぶクリニックもあります。
糸を挿入する際はカニューレを利用するため、メスで顔を切開したりなどの行為はしません。
そのため、切開に抵抗が大きい人でも安心して受けていただけます。
顔には糸を入れた箇所と、出した箇所に点状の傷がつきます。
しかし小さく、目立たない位置にあるため、髪やマスクで容易に隠すことが可能です。
また、傷は残らず、いずれきれいに消えてなくなります。
糸リフトの平均本数
糸リフトの平均本数は、およそ6~12本です。
数字は合計値であり、実際に施術を行う際は右側と左側に分けて挿入されるため、片側では3~6本程度が平均となります。
また、一般的に左右の本数は同じです。
人によってはさらに本数が増える場合もありますが、増えたからといっておかしいわけではないため、心配しすぎる必要はありません。
一方で、糸リフトの効果を実感するには、片側で最低限3本必要と言われます。
そのため、合計本数が6本を下回るケースは、多くありません。
糸リフトの本数が変わる理由
糸リフトの本数が変わる理由は、以下のとおりです。
- 糸リフトの目的
- たるみやシワの程度
上記2つの条件を総合的に考え、クリニックが判断をくだします。
糸リフトは費用が1本あたりの値段で設定されているケースも多く、本数を減らして費用感を抑えたいという人も居ますが、費用を優先して糸を減らすと効果を実感しにくくなります。
審美性を上げるために糸リフトを受けるのだ、ということを忘れないでおきましょう。
また、クリニックによっては、複数本の糸をまとめたプランもあるため、そちらも検討してみてください。
糸リフトの目的
糸リフトの目的によって、糸の本数は変わります。
糸リフトの目的は、たるみ、シワ、フェイスラインの改善などが一般的です。
このうち、どれか1つの改善で良いのであれば、本数は抑えられます。
しかし、シワもたるみもフェイスラインも…と目的が増えていくと、バランスを保つために、より多くの糸が必要となるのです。
そのため、糸リフトで改善したい効果を絞っておき、他のトラブルは他の美容医療で改善するのも1つの方法です。
たるみやシワの程度
たるみやシワの程度が強かったり、フェイスラインを大きく改善したいという場合も、糸の本数は増えてしまいます。
糸リフトの糸は、1本あたりにかけられる力が、ある程度決まっています。
少ない本数で無理にたるみを引き上げることはできません。
そのためたるみやシワを大きく改善したい場合は、糸の本数を増やすことで引っ張る力を強めなくてはなりません。
糸リフトの本数についてよくある質問
糸リフトの本数について、特によくある質問を下記にまとめました。
- 糸リフトは本数を多くした方が効果は高くなりますか?
- 2回目の施術は何本挿入するのがおすすめですか?
- 年齢によって本数は変わりますか?
上記の他にも、質問があれば施術前に聞いておきましょう。
小さなことでも構いません。
疑問や不安が無い状態で施術に進むことが大切です。
糸リフトは本数を多くした方が効果は高くなりますか?
糸リフトは、本数が多ければ効果が高くなるものではありません。
仕上がりの美しさに大切なのは、多すぎず少なすぎない、適切な本数で施術を行うことです。
必要以上に本数を増やすと、ひきつったようになってしまい、見た目が不自然になってしまう場合があります。
また、小顔効果などが強く出過ぎてしまった場合も、審美性がかえって低くなります。
もしも本数が少ないと感じ、不安を抱いた場合は、本数の根拠をクリニックに直接聞いてみるのがおすすめです。
2回目の施術は何本挿入するのがおすすめですか?
端的に説明すると、片側あたり3~4本の追加が一般的です。
両側の合計としては、6~8本の追加となります。
糸リフトの本数としては最低限に近い本数ですが、すでに糸リフトの施術経験がある場合、前回の施術によって生まれた皮膚繊維の柱がたるみをある程度予防しています。
そのため、それほど多い本数にしなくとも、十分効果を発揮できるのです。
ただし上記本数は、あくまで目安です。
場合によっては本数が増えるケースもあるため、参考程度に捉えておきましょう。
年齢によって本数は変わりますか?
糸リフトの本数は、年齢によって変わる傾向があります。
年齢を重ねるとたるみなどの程度が強くなっていく他、高いアンチエイジング効果を求めて施術に進む人が増えます。
そのため、希望を実現するために、より多い本数が必要となるケースが多いのです。
ただしあくまで傾向の話であり、「〇才以上ならば絶対に〇本以上必要」などとルールがあるわけではありません。
人によっては、ある程度の年齢でありつつも少なめの本数で済むこともあります。
また、本数が多いから老けているというわけでもありません。
若い人でも理想の仕上がりに近づけるため、本数がかさんでしまうケースはあるため、参考程度に捉えておきましょう。
糸リフトを受けるならいとうらんクリニック四条烏丸で
糸リフトを受けたい人は、ぜひいとうらんクリニック四条烏丸にお越しください。
当クリニックは高い技術力と数多の実績を持ち、お客様の状態を的確に判断して、必要な本数で糸リフトを行います。
また、カウンセリングも腰を据えてじっくり行うことを、クリニック全体の方針としています。
そのため本数についての質問や、その他の疑問、不安などに対しても時間をかけて向き合い、納得の上で施術に進んでいただけるよう尽力しています。
【まとめ】平均本数は参考程度に捉えよう
糸リフトの平均本数は、参考程度に捉えておきましょう。
費用感やイメージを掴むためには、ある程度有用な指標ですが、実際に施術を受ける段階になると、平均本数から外れることは少なくありません。
また、平均本数と異なったからといって、おかしいというわけでもありません。
あくまで大体の指標と捉え、自分が施術を受ける際に、こだわり過ぎないようにしましょう。
もしも納得いかない点があれば、遠慮なくクリニックにご相談ください。
記事監修医師プロフィール
院長/形成外科専門医・医学博士
伊藤 蘭
2003年 | 山口大学医学部卒業 |
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2003年 | 京都大学医学部附属病院形成外科 日本赤十字社和歌山医療センター形成外科 |
2006年 | 島根県立中央病院 形成外科 |
2008年 | 松寿会共和病院 形成外科 |
2010年 | 京都大学大学院医学研究科課程博士(形成外科学)入学 |
2012年 ~2014年 | MD Anderson Cancer Center, Houston, USA. (Microsurgery Research Fellow) |
2014年 | Chang Gung Memorial Hospital, Taiwan(Microsurgery Fellow) |
2014年 | 京都大学大学院医学研究科課程博士(形成外科学)博士課程 所定の単位修得および研修指導認定 |
2015年 | 京都大学医学部附属病院形成外科 助教 |
2017年 | 城本クリニック京都院 院長 |
2020年 | ピュアメディカル西大寺院 院長 |
2021年 | くみこクリニック四条烏丸院 院長 |