ハイフで目元のたるみは改善できる?デメリットも解説!
ハイフは、メスを使わずにリフトアップができる施術です。
しかし、目元のような皮膚が薄いところにハイフを当てても大丈夫なのかと不安に思う方もいるでしょう。
本記事では、目元ハイフで期待できる効果とダウンタイムの過ごし方を紹介しています。
手軽なリフトアップ施術がしてみたいという方は、ぜひ参考にしてください。
ハイフとは
ハイフとは高密度焦点式超音波(High Intensity Focused Ultrasound)と呼ばれる技術を使ったリフトアップ施術です。
超音波による熱エネルギーによって、皮膚の下にあるSMAS層に集中して熱を与え、ぎゅっと収縮させて筋膜を持ち上げ、リフトアップを行います。
ハイフが熱エネルギーをSMASに照射する際、繊維にダメージが加わります。
体はそのダメージを修復するために、コラーゲンやエラスチンなどの線維芽細胞を作るように指令を出すので、肌内部のコラーゲンが増え、肌にハリがでます。
また、コラーゲンが作られることで毛穴が引き締まり、キメが整うので、美肌効果も期待できます。
ハイフは皮膚表面を傷つけず、内側の筋膜に熱を与えるので、見た目は変わりません。
目元ハイフで期待できる効果
目元ハイフで期待できる効果には、次の3つがあります。
- たるみ改善
- ハリの増加
- 美肌
それぞれ解説していきましょう。
たるみ改善
目元ハイフは、目元のSMAS層を熱エネルギーで引き締めるので、たるみの改善に効果が期待できます。
年齢によって上まぶたが重くなる・目が開きにくくなる、といったお悩みがあっても、ハイフによる施術でたるみを引き締め、ぱっちりとした印象の目に変えられるでしょう。
ハリの増加
ハイフを肌に照射すると、肌に熱エネルギーが届き、肌は一時的なダメージを受けます。
体の自然治癒力で、このダメージを癒そうとコラーゲン・エラスチンなど、肌の土台となる線維芽細胞がさかんに作られるようになるので、内側からのハリが可能です。
美肌
ハイフでコラーゲン・エラスチンが作られることで、内側からのハリが増えます。
内側からハリが増えると、たるんでいた毛穴が引き締まり、肌のキメが整うので、肌がきれいになります。
目元ハイフのデメリット
目元ハイフのデメリットには、以下が考えられます。
- ティーン~20代には向かない
- たるみが強い方には向かない
- 皮下脂肪が少ない方では逆にこけて見える
- 定期的に受ける必要がある
- 痛みが強い
目元ハイフは、たるみがない20代以前の方では、効果が実感しにくいので向かないのがデメリットの1つです。
逆に、たるみが強い方では、筋肉の収縮だけではたるみを引き上げきれません。
たるみの強い方には糸リフトや切開リフトなど、他の施術が向いている場合もあります。
目元ハイフは、皮下脂肪が少ない方にも向きません。
ハイフには脂肪細胞を破壊する効果があるので、もともと皮下脂肪の少ない方がハイフを受けると、逆にこけてしまい、老け顔リスクが高まるためです。
皮下脂肪が少ない方は、熱エネルギーが直に届きやすいので、痛みを感じやすいのもデメリットです。
ハイフは、一定の効果を得るために半年~1年に1回の継続治療が必要です。
通院がおっくうな方には向いていないかもしれません。
ハイフのデメリットは、痛みが強いことです。
特に目元は皮膚が薄いので痛みを感じやすいので、施術者とコミュニケーションを取りながら照射するのをおすすめします。
ハイフの副作用・リスク
目元ハイフの副作用・リスクには以下があります。
- 乾燥
- 赤み
- 腫れ・むくみ
- やけど
どれも数日~1週間程度でおさまることがほとんどです。
ハイフは、医療行為です。
エステサロンで医療知識のない施術者から目元ハイフを受け、急性白内障や視神経障害を起こした例がありました。
特に目元では目に関する危険性が高まるので、必ずクリニックで医療ハイフを受けるようにしてください。
「ハイフでがんになる」
という噂がありますが、日本ではハイフによるがんの発症例は今のところありません。
目元ハイフの効果を高めるダウンタイムの過ごし方
ここからは、目元ハイフの効果を高めるダウンタイムの過ごし方を紹介します。
保湿・紫外線ケアをしっかり行う
目元ハイフ施術後は、ハイフの熱エネルギーで一時的に肌が乾燥しています。
肌ダメージを最小限に抑えるためにも、普段よりしっかり保湿を行いましょう。
コットンパックや乳液・保湿クリームを使うのがおすすめです。
肌が乾燥していると、紫外線ダメージを受けやすく、また、紫外線が肌を乾燥させる悪循環を起こすので、保湿とともに日焼け止めもしっかり塗りましょう。
日傘やサングラスも有効です。
マッサージを避ける
ハイフ施術後1週間程度は、マッサージを避けましょう。
ハイフ後の肌は刺激を受けやすいためです。
肌を保護するために、マッサージはおすすめしません。
長時間の入浴・激しい運動を避ける
ハイフ後のダウンタイムは、長時間の入浴や激しい運動はNGです。
血行が良くなることで、赤み・腫れがひどくなるためです。
また、ボディへの施術では、一時的にだるさが出ることもあります。
無理をしないで休みましょう。
飲酒を避ける
飲酒も血管を拡張させ、赤み・ほてり・腫れが出る可能性があります。
施術当日の飲酒は 控えましょう。
いとうらんクリニック四条烏丸のハイフは皮膚・脂肪の厚さに合わせたオーダーメイド照射
いとうらんクリニック四条烏丸のハイフは 、MFU(マイクロフォーカス超音波)とRF(高周波)を組み合わせた 照射が可能です。
皮膚の深い層と浅い層の両方にエネルギーを照射するので、高い引き締め効果が期待できます。
いとうらんクリニック四条烏丸では、形成外科で培った経験と技術をもとに、ひとりひとりの皮膚、脂肪の厚みに合わせてハイフを照射します。
初めての施術で不安な方でも、お気軽にご相談いただけます。
【まとめ】目元ハイフのデメリットは痛み 技術の高いクリニックで受けよう
目元ハイフは、皮膚が薄いため、他より痛みが出やすいデメリットがあります。
しかし、ハイフは即効性と美肌効果が高く、メスも使わないため、心理的なハードルの低いリフトアップ施術ではないでしょうか。
目元ハイフでは、皮膚が薄い分、痛みやリスクに注意した施術が必要です。
クリニックを選ぶ際は、技術の高いクリニックを選ぶようにしましょう。
目元やまぶたのたるみ・もたつきが気になる方は、目元ハイフを検討してみてはいかがでしょうか。
記事監修医師プロフィール
院長/形成外科専門医・医学博士
伊藤 蘭
2003年 | 山口大学医学部卒業 |
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2003年 | 京都大学医学部附属病院形成外科 日本赤十字社和歌山医療センター形成外科 |
2006年 | 島根県立中央病院 形成外科 |
2008年 | 松寿会共和病院 形成外科 |
2010年 | 京都大学大学院医学研究科課程博士(形成外科学)入学 |
2012年 ~2014年 | MD Anderson Cancer Center, Houston, USA. (Microsurgery Research Fellow) |
2014年 | Chang Gung Memorial Hospital, Taiwan(Microsurgery Fellow) |
2014年 | 京都大学大学院医学研究科課程博士(形成外科学)博士課程 所定の単位修得および研修指導認定 |
2015年 | 京都大学医学部附属病院形成外科 助教 |
2017年 | 城本クリニック京都院 院長 |
2020年 | ピュアメディカル西大寺院 院長 |
2021年 | くみこクリニック四条烏丸院 院長 |