膣を引き締めるメリット!自宅・クリニックでできるケアを解説
「膣の引き締めってできるの?」
お風呂やプールの水が入ったり、ヨガで空気が入って膣のゆるみを感じる方や、パートナーに指摘されて膣のゆるみに気付く方もいます。
膣がゆるむと、尿漏れやタンポン抜けの原因になったり、性交渉の感度が下がるなどネガティブな影響があります。
本記事では、膣がゆるむ原因と自宅・クリニックそれぞれで行えるケアを紹介しています。
膣を引き締めて、生活の質を高めましょう。
膣のゆるみの原因
膣のゆるみは、ゆるやかに進行するので、パートナーに指摘されて気付くこともあります。
膣のゆるみには、次の原因が考えられます。
- 出産
- 加齢による筋力低下
- 肥満
詳しく解説していきましょう。
出産
経膣分娩によって赤ちゃんの頭が膣を通ると、膣は元の大きさに完全には戻れません。
赤ちゃんの頭で膣が引き延ばされるので、膣の内側が広がってしまい、それが膣のゆるみにつながります。
お風呂でリラックスした時に水が入って、お風呂上りに水が出たり、ヨガのポーズをとっている最中に空気が入り、立ち上がった時におならのような音が出るのは、膣のゆるみによるものです。
尿漏れがなくても、知らず識らずのうちに膣がゆるんでいるかもしれません。
加齢による筋力低下
加齢によって骨盤底筋の働きが衰えると、膣のゆるみにつながります。
骨盤底筋は、骨盤の下にハンモックのようにいくつもの筋肉が重なってできている筋肉群です。
この骨盤底筋は、子宮や膀胱を支えています。
骨盤底筋群が加齢によってゆるんだり、収縮して硬くなると、膣がゆるみやすいです。
また、女性は20代をピークにコラーゲン・エラスチンのような、肌の土台となる線維芽細胞が減ります。
コラーゲンの減少で、膣のハリが失われることも。
膣がゆるむ原因です。
肥満
肥満の方は、脂肪の重みが骨盤底筋に加わって負担がかかります。
また、肥満の方は脂肪が内臓を圧迫して便秘になりやすいので、トイレでいきむ回数が増えます。
いきむと骨盤底筋に負担がかかり、膣を支えられなくなるので、膣がゆるみがちです。
膣を引き締めるメリット
膣を引き締めるメリットには、以下があります。
- 尿漏れ予防・改善
- お風呂やプールの水が入らない
- タンポンが抜けない
- 性交渉の満足度が上がる
膣を引き締めることで、尿漏れ改善が期待できるでしょう。
また、タンポンが抜けて困っていた方も、心配がなくなります。
性交時に、パートナーから膣のゆるみを指摘されて傷付いた方や、挿入時に気持ちよくないと思っていた方も、膣の引き締めで改善することがあります。
ただし、男性が膣の刺激で射精できないのは、膣のゆるみだけが要因ではありません。
男性側にも問題はあるので、自分を責めすぎないようにしてください。
膣を引き締める方法4選
ここからは、膣を引き締める方法を4つご紹介します。
膣を引き締める方法には、次があります。
- 膣トレ
- 膣縮小手術
- インナーマッスル強化
- レーザー治療
1つずつ解説していきましょう。
膣トレ
膣トレは、骨盤底筋群を鍛えて膣のゆるみを改善するセルフケアです。
有名な体操に「ケーゲル体操」があります。
①息を吸いながら、肛門や膣をキュッとしめるようにおなかに力を入れる
②5~15秒力を入れたままキープ
③息を吐きながら力を抜く
①から③までを1セットで、何回か繰り返しましょう。
ケーゲル体操は、椅子に座った状態でも、仰向けで寝ころんだ状態でも、どちらでもできます。
すきま時間に取り入れてみてください。
膣縮小手術
クリニックには、膣を引き締める方法がいくつかあります。
そのうちの外科手術が「膣縮小手術」です。
膣壁縮小手術では、会陰側の粘膜・筋肉を、膣の入口から子宮口にかけて切開し、締めながら縫合します。
切開をしない膣縮小手術には、ヒアルロン酸・脂肪を膣の入口付近に注入する方法もあります。
インナーマッスル強化
運動が苦手な方は、クリニックでもインナーマッスルを強化できます。
「スターフォーマープロ」は座るだけで手軽にインナーマッスルを鍛えられる器械です。
高い強度の「テスラ磁気刺激」によって、筋肉を収縮させることで、手軽に腰回りの筋肉や、インナーマッスルを鍛えられます。
骨盤底筋群のいくつかは、自分で鍛えようと思ってもなかなか難しいので、スターフォーマープロで均等に刺激を与えることで、骨盤底筋群をもれなく鍛えることが可能です。
スターフォーマープロは、服を着たまま座っているだけの治療なので、忙しい方でも続けやすいメリットがあります。
外科手術が怖い方におすすめの膣引き締め治療です。
レーザー治療
レーザーによる膣引き締め治療もあります。
このレーザー治療は「インティマレーザー」と呼ばれるもので、特殊なアプリケーターを膣内に挿入して、膣内や尿道、外陰部にレーザーを照射する治療法です。
インティマレーザーは、ダウンタイム・出血がほとんどなく、体への負担が少ないのがメリットです。
しかし、正しい照射の位置を知らないと、あまり意味がありません。
インティマレーザーを施術する場合は、婦人科形成の経験が豊富なクリニックで受けるようにしましょう。
いとうらんクリニック四条烏丸ではメスを使わない膣の引き締め治療ができる
いとうらんクリニック四条烏丸の膣引き締め治療には、メスを使った切開以外にも、注射・レーザー・磁気を使った治療があります。
婦人科形成は怖いというイメージがありますが、さまざまな治療法の中から最適なものを選べるのが、いとうらんクリニック四条烏丸のおすすめポイントです。
婦人科形成は、膣の引き締めだけを行うのか、尿漏れも一緒に改善したいのかで治療方法を変える必要があります。
ご自身のお悩みに応じてベストな治療を受けられるよう、カウンセリングの際はどんな細かいことでもご相談ください。
「スターフォーマープロ」は京都府内ではいとうらんクリニック四条烏丸のみ導入です。
【まとめ】膣の引き締めはメリットがたくさん クリニックでも治療できる
膣の引き締めには、尿漏れ防止や感度の上昇など、さまざまなメリットがあります。
膣のゆるみは骨盤底筋群を鍛えるセルフケアでも改善できますが、確実に効果を出したい方はクリニックでの治療が一番です。
困っていた尿漏れや感度の低下を根本的に解決できるので、膣の引き締めを検討している方は、どの方法が自分に合っているのか、相談に行ってみましょう。
記事監修医師プロフィール
院長/形成外科専門医・医学博士
伊藤 蘭
2003年 | 山口大学医学部卒業 |
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2003年 | 京都大学医学部附属病院形成外科 日本赤十字社和歌山医療センター形成外科 |
2006年 | 島根県立中央病院 形成外科 |
2008年 | 松寿会共和病院 形成外科 |
2010年 | 京都大学大学院医学研究科課程博士(形成外科学)入学 |
2012年 ~2014年 | MD Anderson Cancer Center, Houston, USA. (Microsurgery Research Fellow) |
2014年 | Chang Gung Memorial Hospital, Taiwan(Microsurgery Fellow) |
2014年 | 京都大学大学院医学研究科課程博士(形成外科学)博士課程 所定の単位修得および研修指導認定 |
2015年 | 京都大学医学部附属病院形成外科 助教 |
2017年 | 城本クリニック京都院 院長 |
2020年 | ピュアメディカル西大寺院 院長 |
2021年 | くみこクリニック四条烏丸院 院長 |