副皮切除術がおすすめな人とは?リスクと痛みも紹介
「副皮って何?」
「副皮があるとどんなデメリットがあるの?」
副皮は聞きなれない方も多いかもしれませんが、女性器の一部です。
本記事では、副皮の説明と、副皮切除がおすすめの人、そして副皮切除について解説しています。
小陰唇切除を検討している方や、クリトリス包茎の方はぜひ最後までご覧ください。
副皮とは
副皮とは、大陰唇(女性器の割れ目の両側のふっくらした皮膚)と小陰唇(女性器の両側にある粘膜のひだ)の間にある粘膜のひだです。
肛門側ではなく、クリトリス側にあります。
副皮は正式名称ではなく、慣習的にそう呼ばれるようになったものです。
副皮は、複数枚ひだ状にある人もいれば、ない人もいます。
副皮肥大のデメリット
副皮は小陰唇やクリトリスの包皮と見分けがつきにくいので、副皮の存在そのものを知らなかった、という方もいるのではないでしょうか。
しかし、副皮が肥大することには、次のデメリットもあります。
- 汚れ・においが気になる
- 左右差・見た目が気になる
それぞれ解説していきましょう。
汚れ・においが気になる
副皮があることで、女性器の汚れ・においが気になることがあります。
女性器のひだが増え、洗いにくくなるためです。
小陰唇肥大がある方では、副皮があるとひだが何層にもなり、おりもの・汗・分泌物などからできる恥垢がたまる原因となります。
副皮に恥垢がたまると、クリトリスの包皮と癒着して、クリトリスが露出しにくくなりやすいです。
左右差・見た目が気になる
副皮があると、左右差や見た目がよくないデメリットもあります。
副皮では自分では気付きにくいので、パートナーに指摘されて初めて気づいた方もいます。
小陰唇と違って、副皮は男性からの認知がまだ少ないので、ひだが多いことで、コンプレックスの一因になるのも副皮に寄るデメリットといえるでしょう。
副皮切除術がおすすめの人
では、副皮を切除する「副皮切除術」がおすすめの人はどんな人でしょうか。
以下に当てはまる方は、副皮切除術を検討してみてもいいかもしれません。
- こすれて痛みを感じる人
- かゆみがある人
- 小陰唇縮小手術を検討している人
- クリトリス包茎で悩んでいる人
順番に解説していきましょう。
こすれて痛みを感じる人
副皮がこすれて痛みを感じる人は、副皮切除を検討した方がいいかもしれません。
副皮も小陰唇と同じく、伸びやすいため、こすれることで肥大する悪循環が生まれるからです。
痛みがあるのは小陰唇だと思っていたら、副皮だったということもあるので、一度クリニックで診察を受けてみましょう。
かゆみがある人
かゆみがある人は、副皮によって恥垢をうまく洗えていないのかもしれません。
副皮によってひだが多い分、女性器の洗い方が複雑になります。
陰部がかゆい日が多い人は、副皮の間に恥垢が溜まっていないか、一度丁寧に洗浄してみましょう。
小陰唇縮小手術を検討している人
小陰唇が大きい方で、小陰唇縮小手術を検討している人は、副皮切除もいっしょに検討しましょう。
副皮は存在しない人もいるので、なくても生活に大きな支障は出ません。
小陰唇を小さくすることで、副皮だけが目立つ可能性が高いので、小陰唇縮小手術を検討している人は、副皮も一緒に切除した場合のシミュレーションをしてみましょう。
クリトリス包茎で悩んでいる人
クリトリスが性的興奮時でも露出しない人は、クリトリス包茎の可能性があります。
クリトリス包茎の原因の一つは、副皮による圧迫です。
副皮が発達してクリトリス包皮を覆うことで、クリトリスがさらに露出しにくい状態になっているかもしれません。
不感症やクリトリス包茎で悩んでいる人も、一度クリニックで状態を確認してもらうといいでしょう。
副皮切除術のリスク
ここからは、副皮切除術のリスクを紹介します。
副皮切除術は、メスを使った切開です。
副皮切除術のリスクは次の2点です。
腫れ・内出血
切りすぎ
順番に解説していきましょう。
腫れ・内出血
副皮切除術では、小陰唇縮小手術同様、切開をするので、患部が腫れたり、内出血を起こすことがあります。
腫れを長引かせないためにも手術後2~3日は安静に過ごすのが望ましいでしょう。
切開を行ったところに血の塊のような内出血が起こることもあります。
しかし、副皮も血流がよく、傷が治りやすいところなので、2週間から1ヶ月後には腫れが引くことがほとんどです。
副皮切除術では、雑菌による感染症リスクもあります。
術後は清潔に過ごすよう気を付け、共有のビデの使用は控えましょう。
切りすぎ
小陰唇には排尿時に尿の流れをコントロールする役割がありますが、副皮には小陰唇と違って、そのような役割がありません。
ですから切り取ってしまっても問題ないのですが、切りすぎによって小陰唇肥大が目立ったり、バランスが悪くなることもあるので注意が必要です。
副皮切除術の痛み
副皮切除術も、手術中は麻酔を使うので、痛みはありません。
しかし、麻酔が切れてから2~3日はチクチクとしみるように痛むことがあります。
あらかじめ痛み止めをもらっておくと安心です。
仕事が休める方は安静に過ごすようにしましょう。
いとうらんクリニック四条烏丸の副皮切除術は小陰唇切除術と同時に受けられる
いとうらんクリニック四条烏丸では、副皮切除術は副皮のみでも、小陰唇切除とセットでも受けられます。
いとうらんクリニック四条烏丸は婦人科形成で豊富な実績を持つので、小陰唇肥大のほかにヒダがあれば、一緒に相談してみましょう。
副皮は小陰唇と見分けるのが難しいので、専門の医師に診てもらうと安心です。
女性器はデザインを優先して手術を行うと、生活に支障が出たり、痛みが出るので、よく考えてデザインを決めましょう。
副皮切除術で衛生的に過ごそう
副皮切除術は、副皮が肥大している方や、かゆみ・においが気になる方におすすめの施術です。
副皮が肥大している方は、小陰唇肥大やクリトリス包茎も併発しやすいので、女性器で気になることがあれば一度に切除してしまった方が後々楽です。
副皮切除術は、手術による痛みがありますが、ダウンタイムを乗り越えれば快適な生活が待っています。
陰部の痛みやかゆみが気になる方は、一度美容外科でカウンセリングをうけてみましょう。
記事監修医師プロフィール
院長/形成外科専門医・医学博士
伊藤 蘭
2003年 | 山口大学医学部卒業 |
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2003年 | 京都大学医学部附属病院形成外科 日本赤十字社和歌山医療センター形成外科 |
2006年 | 島根県立中央病院 形成外科 |
2008年 | 松寿会共和病院 形成外科 |
2010年 | 京都大学大学院医学研究科課程博士(形成外科学)入学 |
2012年 ~2014年 | MD Anderson Cancer Center, Houston, USA. (Microsurgery Research Fellow) |
2014年 | Chang Gung Memorial Hospital, Taiwan(Microsurgery Fellow) |
2014年 | 京都大学大学院医学研究科課程博士(形成外科学)博士課程 所定の単位修得および研修指導認定 |
2015年 | 京都大学医学部附属病院形成外科 助教 |
2017年 | 城本クリニック京都院 院長 |
2020年 | ピュアメディカル西大寺院 院長 |
2021年 | くみこクリニック四条烏丸院 院長 |