脱毛VIOは何回で完了する?効果を実感するまでの回数と通う頻度を解説
「脱毛VIOは何回で完了するの?」この疑問は、多くの脱毛初心者が抱える最大の不安点ではないでしょうか。
VIO脱毛は部位の特性上、毛が太く密集しているため、他の部位に比べて回数が多く必要になるケースもありますが、通うペースや施術の種類によって大きく変わるのが現実です。
この記事では、VIO脱毛が完了するまでの平均回数や、通う頻度、毛質や体質による個人差、回数を減らすための工夫など、気になるポイントをわかりやすく解説します。
脱毛を検討中の方は、ぜひ参考にしてみてください。
脱毛VIOの施術回数の目安とは?完了までに必要な回数と理由を解説
VIO脱毛を始める際、多くの方が気になるのが「何回で完了するのか」という点です。
脱毛の種類や目的、毛質・毛量、さらには毛周期のサイクルによって、必要な回数には大きな差が生まれます。
ここでは、医療脱毛とサロン脱毛の違い、毛周期との関係、理想の仕上がりによって異なる回数について詳しく解説します。
医療脱毛とサロン脱毛で必要な回数が違う理由
VIO脱毛において、医療脱毛とサロン脱毛では使用する脱毛機器の出力に違いがあります。
医療脱毛は医療機関でしか使用できない高出力のレーザーを用いて毛根に直接働きかけるため、少ない回数で高い効果が期待できます。
平均的には5〜8回程度で毛が目立たなくなるケースが多いです。
一方、エステサロンの光脱毛は出力が弱く、安全性が高い反面、毛根への作用が穏やかです。
そのため12〜18回程度と多くの回数が必要になることが一般的です。
早く効果を実感したい方や通院回数を抑えたい方には医療脱毛、肌への刺激を抑えながらじっくり通いたい方にはサロン脱毛がおすすめです。
毛周期との関係|なぜ1回では効果を実感できないのか
毛には「成長期」「退行期」「休止期」の3段階からなる毛周期があり、脱毛施術はこのうち「成長期」の毛にしか効果がありません。
VIOを含む体毛のすべてが同時に成長期にあるわけではないため、1回の施術で全ての毛を処理することはできません。
そのため、毛周期に合わせて2〜3ヶ月おきに複数回の照射を繰り返す必要があります。
これを踏まえると、理論上は最低でも5回以上の施術が必要となり、よりしっかりとした脱毛効果を得るには8回以上かかることが一般的です。
継続的に通うことで、成長期の毛を順次処理し、確実にムダ毛の量を減らしていくのが脱毛の基本原理です。
ツルツルにしたい人と毛量調整をしたい人で回数はどう変わるか
VIO脱毛では、仕上がりの理想によって必要な施術回数が変わります。
すべての毛をなくしてツルツルにしたい「ハイジニーナ」を目指す場合、医療脱毛で8〜10回、サロン脱毛では15〜20回以上の照射が目安とされます。
これは、全体の毛を完全に処理し、再発毛を抑えるための回数です。
一方、毛量を減らしたい、形を整えたいといった「デザイン脱毛」を希望する場合、医療脱毛で3〜5回、サロン脱毛では6〜10回程度で満足のいく結果が得られることが多いです。
自身のゴールを明確にしたうえで、必要な回数と通院スケジュールを決めることが、効率的にVIO脱毛を進めるためのポイントです。
脱毛回数ごとの変化|1回目から完了までの効果の推移を詳しく紹介
VIO脱毛は、施術の回数を重ねるごとに毛の状態や肌の変化を実感できます。
1回目〜3回目の初期段階では主に毛が抜け始め、4〜6回目になると自己処理の頻度が減り、7回目以降からは再生が遅くなります。
ここでは、脱毛の各フェーズにおける効果の特徴と感じられる変化を解説していきます。
初回〜3回目|毛が抜け始める初期段階の反応とは
VIO脱毛の初回から3回目までは、脱毛効果の第一歩として「毛が自然に抜け始める」という現象が起こります。
施術から7〜10日後には、引っ張るとスルッと抜ける毛が出てくるのが特徴です。
ただし、この時期はまだ毛量や密度の変化は大きくなく、見た目上はあまり効果が実感できない場合もあります。
また、脱毛の刺激により赤みや軽いかゆみが出ることもありますが、数日で治まるケースがほとんどです。
この初期段階では毛周期の「成長期」にある毛だけに反応しているため、一部の毛にしか効果が現れません。
焦らずに継続することで、徐々に脱毛の効果が蓄積していきます。
初期のケアを丁寧に行うことも、肌トラブルを避けるために重要です。
4〜6回目|自己処理の頻度が減る中期の効果とは
VIO脱毛の4〜6回目に入ると、毛の再生速度が明らかに遅くなり、自己処理の頻度が格段に減少します。
この段階では、毛の本数自体が減り、太さも徐々に細くなってくるため、見た目にも変化が現れやすくなります。
また、肌への刺激やかゆみなども軽減され、快適に過ごせる期間が増えるのもこの時期です。
この頃になると、毛周期に沿った照射が繰り返され、広範囲の毛にアプローチが完了してくるため、全体的な毛の密度も薄くなります。
人によっては「もうこのくらいでいいかも」と感じ始める時期ですが、完了を目指す場合はここで止めず、継続して通うことが理想的です。
この段階では、自己処理が月に1回以下に減ることも珍しくありません。
7回目以降〜完了|毛が生えにくくなる長期的な変化とは
7回目以降の施術では、VIOの毛が非常に生えにくくなり、長期的な減毛効果が定着していきます。
この段階に入ると、毛根の活動がほぼ停止状態になり、再発毛が見られなくなるケースも多くなります。
特に医療脱毛の場合は、高出力レーザーによる毛根破壊が進んでいるため、永久脱毛に近い状態が期待できます。
見た目にはツルツルに近づき、肌触りも滑らかに。
日常的な自己処理が完全に不要になる方もいます。
ただし、ホルモンバランスの変化や個人差により、まれに数本の毛が生えてくることもあります。
そうした場合は、1〜2年に一度のメンテナンス照射を行うと、理想の状態を長期間キープできます。
効果に差が出る理由とは?回数に影響する3つの個人差と対策法
VIO脱毛は回数を重ねることで効果が実感できますが、実際には人によって施術回数や効果の実感スピードに差が出ることがあります。
これは主に肌質や毛質、ホルモンバランス、ホームケアの方法に起因するものです。
ここでは脱毛効果に影響を与える3つの個人差の要因と、それぞれに対応する具体的な対策法を解説します。
肌質や毛質による違い|硬毛・軟毛で通う回数が変わる
脱毛効果には、毛の太さや密度、肌質が大きく影響します。
硬毛で毛根が深くしっかりしている人は、レーザーの反応が良く、比較的効果を早く実感できる一方、毛根へのダメージがしっかり必要なため、照射出力が高くなる傾向があり、肌への負担も大きくなります。
そのため、間隔を空けて慎重に施術を進める必要があります。
一方、軟毛の場合は反応が弱く、脱毛完了までにやや回数が多くなる傾向があります。
また、乾燥肌や敏感肌の場合、出力を弱めて照射するケースがあり、こちらも回数が増える可能性があります。
いずれの場合も、肌質・毛質を正しく診断し、適切な脱毛プランを選択することが、回数を最小限に抑えるカギとなります。
ホルモンバランスや年齢が与える影響について
女性の体はホルモンバランスに大きく左右され、毛の生え方にも影響が及びます。
思春期や妊娠・出産、更年期などホルモンが大きく変動する時期には、脱毛しても新たに毛が生えやすくなったり、逆に効果が出にくくなったりする場合があります。
また、加齢によって毛が自然に細くなる人もおり、年齢に応じた脱毛計画を立てることが重要です。
若い世代では回数をしっかりこなすことで長期的な効果を得られる一方で、ホルモン変化の影響を受けやすい点に注意が必要です。
医師とのカウンセリングを通じて、ホルモンバランスの変動を踏まえた施術スケジュールを組むことで、安定した脱毛効果を得ることが可能になります。
自己処理や保湿などのホームケアが結果を左右する理由
施術以外の時間に行うホームケアも、脱毛効果に大きく関係します。
自己処理でカミソリを使い続けていると、肌に細かいダメージが蓄積され、脱毛時に痛みが増すだけでなく、効果が分散することもあります。
電気シェーバーを使用し、できるだけ肌を傷つけない方法で処理するのが理想です。
また、脱毛中の肌は非常にデリケートになっており、乾燥しているとレーザーがうまく反応しなかったり、炎症が起きるリスクが高まります。
保湿は朝晩しっかり行い、施術前後には低刺激の保湿剤を使ってケアしましょう。
ホームケアを怠ると回数が増える原因にもなるため、日常的なケアの質が脱毛の仕上がりに大きく影響するのです。
回数を減らすには?脱毛効果を最大化するための通い方と注意点
VIO脱毛を効率よく完了させるためには、ただ通うだけでなく「適切な通い方」が非常に重要です。
施術間隔を守ること、肌状態の管理、そしてスケジュールの遅延を防ぐことなどが、最終的に必要な施術回数に大きく影響します。
ここでは、脱毛効果を最大化し、回数を減らすために押さえておきたいポイントを具体的にご紹介します。
最適な施術間隔|2週間ではNG?正しい通院サイクルとは
VIO脱毛は、毛周期に合わせて施術を行うことで最大の効果を得られます。
毛には成長期・退行期・休止期というサイクルがあり、脱毛機器は成長期の毛にしか反応しません。
そのため、施術間隔を短くしすぎると、成長期の毛が不十分な状態で照射され、十分な効果が得られなくなります。
特に2週間間隔での施術は効果が薄く、逆に回数が増える原因になることも。
最適な間隔は医療脱毛で6〜8週間、サロン脱毛では4〜6週間が目安とされています。
計画的なスケジュールで継続して通うことが、結果的に施術回数を減らし、より短期間で理想のVIO脱毛を達成する近道です。
肌状態を整えることが痛み軽減と効果アップに繋がる理由
脱毛効果を最大化するためには、肌のコンディションが大きなカギとなります。
乾燥や炎症、傷がある状態での施術は、痛みが増すだけでなく、出力を下げざるを得ないため効果も半減してしまいます。
また、肌の水分量が不足しているとレーザーや光が分散し、毛根までの到達が不十分になります。
施術前後にはしっかりと保湿を行い、バリア機能を高めた状態で受けることが推奨されます。
低刺激の化粧水や乳液、専用の保湿ジェルを使うと安心です。
健康な肌はレーザーの反応も良く、照射効率が高まるため、少ない回数でも確かな効果を得ることができます。
日々のスキンケアが脱毛成功のカギを握るといっても過言ではありません。
キャンセル・遅刻が回数に与える影響とは?
脱毛は毛周期に合わせた施術が前提のため、予約をキャンセルしたり遅刻したりすることは、脱毛効果に大きな影響を及ぼします。
照射タイミングがずれることで成長期の毛を逃してしまい、本来得られるはずの効果が得られなくなります。
また、キャンセルによって次回の予約が取りづらくなり、間隔が空いてしまうことで施術の継続性が失われます。
さらに、施術回数が無駄に増えることになり、トータルのコストや通院期間も長くなってしまうリスクがあります。
遅刻によって照射時間が短くなるケースもあるため、予約時間には余裕を持って行動し、計画通りに通うことが重要です。
脱毛を効率よく進めるためにも、時間厳守を心がけましょう。
よくあるQ&A 脱毛VIOの回数に関する疑問を一挙解決
VIO脱毛の回数については、通うタイミングや体調による変化など、気になる疑問を持つ方が多いのではないでしょうか。
本見出しでは、妊娠や生理との関係、途中で通院をやめた場合の影響、最終的な仕上げの必要性など、よくある質問に対してわかりやすくお答えし、安心して通えるヒントをお届けします。
生理周期や妊娠中に通えないと回数はどうなる?
生理中はデリケートゾーンが敏感になりやすく、痛みを強く感じる可能性があるため、基本的にVIO脱毛は避けるべき時期とされています。
また、多くのクリニックでは衛生面の観点から生理中の施術を断っている場合がほとんどです。
一方で、妊娠中はホルモンバランスが大きく変化するため、脱毛の効果が出にくくなったり、肌トラブルのリスクが高まることから、施術は推奨されていません。
これらの期間に通えない場合、毛周期のサイクルが乱れるため、施術スケジュールにずれが生じ、結果として回数が増える可能性があります。
生理や妊娠の影響を見越して、余裕のあるプランを立てることが大切です。
途中でやめたら意味ない?中断と再開時の注意点
VIO脱毛は回数を重ねて徐々に効果が出る施術のため、途中で中断すると計画通りの効果が得られないことがあります。
特に毛周期を逃してしまうと、せっかくの照射が無駄になり、次回以降の効果にも影響します。
再開する際は、前回施術からの期間や毛の状態を考慮して、再スケジューリングが必要です。
また、再開後は以前よりも回数が増える場合もあるため、施術計画は柔軟に見直すことが求められます。
やむを得ず休止した場合も、早めに再開の相談をし、医師と計画を立て直すことで、スムーズに脱毛を再スタートさせることができます。
最後の仕上げ照射は必要?追加回数の判断基準
基本の回数を終了した後、「もう少し毛が残っている」と感じた場合、仕上げ照射を行うか迷う方もいるでしょう。
追加照射が必要かどうかの判断基準は、毛の生え方と目標の仕上がりレベルによって異なります。
特にVラインの形やIライン・Oラインのわずかな残毛が気になる場合、1〜2回の追加で満足できる結果が得られることが多いです。
ただし、肌に赤みや刺激が残っている場合には、無理に追加をせず、肌の状態を見ながら間隔を空けることが重要です。
医師の診察を受けて、適切な判断を仰ぐことが、満足のいく仕上がりと安全な施術につながります。
まとめ|VIO脱毛ならいとうらんクリニック四条烏丸へ
VIO脱毛の回数は目的や体質によって異なりますが、計画的に通えば理想の仕上がりに近づけます。
いとうらんクリニック四条烏丸では、毛質や肌質に合わせた丁寧なカウンセリングと施術を提供し、最適な回数で効果的に脱毛が可能です。
京都でVIO脱毛をご検討の方は、ぜひいとうらんクリニック四条烏丸へご相談ください。

記事監修医師プロフィール
院長/形成外科専門医・医学博士
伊藤 蘭
2003年 | 山口大学医学部卒業 |
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2003年 | 京都大学医学部附属病院形成外科 日本赤十字社和歌山医療センター形成外科 |
2006年 | 島根県立中央病院 形成外科 |
2008年 | 松寿会共和病院 形成外科 |
2010年 | 京都大学大学院医学研究科課程博士(形成外科学)入学 |
2012年 ~2014年 | MD Anderson Cancer Center, Houston, USA. (Microsurgery Research Fellow) |
2014年 | Chang Gung Memorial Hospital, Taiwan(Microsurgery Fellow) |
2014年 | 京都大学大学院医学研究科課程博士(形成外科学)博士課程 所定の単位修得および研修指導認定 |
2015年 | 京都大学医学部附属病院形成外科 助教 |
2017年 | 城本クリニック京都院 院長 |
2020年 | ピュアメディカル西大寺院 院長 |
2021年 | くみこクリニック四条烏丸院 院長 |
2022年 | いとうらんクリニック四条烏丸開設 |