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ピーリング

PEELING

ピーリングとは

ピーリングは、古い角質を除去することで、肌の生まれ変わりを促進させて健康的な肌に生まれ変わらせる方法です。

肌に薬剤を塗布し、一定時間放置して洗い流すことで、しみや小じわ、たるみ、毛穴、にきびなど肌の様々な悩みを改善することができます。

薬剤の種類により、表皮に働きかけるものと真皮に働きかけるものがあり、表皮に働きかけるものは、皮むけや赤みなどが起こりやすくなっています。

当院では「マッサージピーリング」「リバースピール」「トラネックスレチピール」「グリコール酸ピーリング」「サリチル酸マクロゴールピーリング」を行っております。

マッサージピーリングとは

マッサージピールは高濃度トリクロロ酢酸(TCA)と低濃度過酸化水素(H2O2)とコウジ酸を主成分とする薬剤「PRX-T33」を組み合わせたピーリング施術です。

皮膚に塗布することで、線維芽細胞を刺激、活性化させコラーゲンの生成を促進させます。

マッサージピーリングのメリット・デメリット

マッサージピールのメリットは、皮膚表面の剥離作用がほぼなく、肌の弾力を高めることができる点です。

即効性があり、施術直後から肌のハリ・ツヤを実感していただける施術になります。

マッサージピールは、即効性はあるものの、持続性を持たせるために1クール5回ほどの施術を必要とする点がデメリットと言えます。

マッサージピーリングのメリット

マッサージピールは、通常のピーリングとは異なりフロスティング作用(皮フの剥離作用)がほとんどありません。

ダウンタイムがほぼない施術のため、施術後のダウンタイムを気にされる方も受けやすいです。

施術時間も全顔で15分程度と短時間で完了するため、手軽に治療ができます。

マッサージピーリングのデメリット

マッサージピールは、施術直後から肌のハリ・ツヤを実感できますが、小じわの解消や毛穴、たるみ、ニキビ跡といったお悩みに関しては、数回の治療が必要になります。

まずは、2週間おきに1クール5回くらいを目安に継続し、その後は1ヶ月に1回など間隔をあけて施術を行うことで、より良い状態をキープできます。

マッサージピールがおすすめな人

  • 顔、身体にハリ感が欲しい方
  • 白く、透明感のある肌になりたい方
  • 顔のシワやたるみが気になる方
  • 身体や顔の肌質を改善したい方
  • 身体の肉割れや妊娠線が気になる方
  • ダウンタイムの少ない治療をさがしている方

マッサージピーリングの期待できる効果

マッサージピールはエイジングケアに特化したピーリング治療で、真皮のコラーゲン生成により、ハリ感や弾力アップといった若返り効果が期待できます。

繰り返し施術を受けることで、小じわやたるみが改善し、配合されているコウジ酸の作用により肌のトーンアップ効果も期待できます。

マッサージピールのポイント

マッサージピールは、皮膚表面に剥離作用を起こすこと無く、真皮層から肌質改善を行える施術となっている点が、これまでのピーリング施術との大きな違いとなっております。

施術直後から肌のハリやツヤを実感できますが、本来の効果は継続した治療により発揮されていきます。

治療効果を出すためにまずは2週間から3週間に1回の施術を5回ほど行ってください。

その後、1ヶ月に1回を目安に施術を続けることで、治療効果を維持していくことが可能です。

リバースピールとは

リバースピールとは、3ステップのケミカルピーリングにより、肝斑や慢性的な色素沈着の症状を改善する治療です。

皮膚の深層から表皮に向かってアプローチし、表面の色素沈着を緩和し改善します。

肝斑や色素沈着の原因に直接働きかけるため、レーザーなどの治療で解消できなかった症例への効果も期待できます。

リバースピールのメリット

リバースピールは、レーザー治療でも効果が出なかった肝斑や色素沈着の改善に有効です。3種類の薬剤を使用して施術を行っていきます。

1つ目の薬剤「RSP1」は、真皮層に作用する薬剤でマッサージピールと同様の成分です。

2つ目の薬剤「RSP2」は、高濃度の乳酸を含む薬剤で、表皮の深層まで作用し、メラニン色素を除去していきます。

3つ目の薬剤「RSP3」は、表皮浅層に作用する製剤です。

ヒドロキシ酸とフィチン酸を配合した製剤で、肌表面を滑らかに整えてくれます。

この3つの薬剤の効果で、これまで改善が見られなかった肝斑や色素沈着へもアプローチが可能となっています。

皮膚表面の剥離作用をできるだけ起こさないような薬剤となっていて、 赤み、皮剥けなどが起こりにくいです。

継続して受けることで、肌質改善、くすみ改善、肝斑の改善、色素沈着の改善といった効果を得られます。

リバースピールのデメリット

リバースピールのデメリットは、肌の状態によっては薄皮が剥ける可能性もあるということです。

この場合、自然に剥がれていきますので無理に剥がさないようにしてください。

また、乾燥しやすい状態なので乳液やクリームなどでしっかりと保湿を行うようにしましょう。

リバースピールがおすすめな人

  • 気になる肝斑や色素沈着の症状を改善したい方
  • レーザー治療以外の肝斑治療を受けたい方
  • 他の肝斑治療で効果を感じられなかった方
  • 慢性的なくすみやニキビ痕が気になる方
  • 毛穴の開きが気になる方
  • ダウンタイムが少ない治療がしたい方

リバースピールの期待できる効果

レーザー治療で取りきれなかった肝斑や難治性・再発性の色素沈着にも高い効果が期待できるため、肝斑治療を諦めていた方に特におすすめしたい施術です。

過酸化水素の作用により、皮膚表面の剥離作用を抑制し、 赤み、皮剥けなどが起こりにくくなっているため、ダウンタイムが少ないです。

表皮の深部や真皮層にまで薬剤成分を浸透させることで、肌質改善、くすみ軽減、肝斑の改善、色素沈着の改善効果を期待できます。

リバースピールの治療のポイント

リバースピールは、これまでの肝斑治療とは全く異なるアプローチの治療法となっています。

1回で効果を実感される人もいますが、慢性化している色素沈着や濃い肝斑の治療には、数回の施術が必要となります。
目安としてまずは3回受けてみてください。

トラネックスレチピールとは

トラネックスレチピールは、ビタミンA誘導体のレチノールに、抗酸化作用・メラニン産生抑制作用のあるトラネキサム酸やビタミンCを組み合わせたピーリング施術です。

レチノール配合の化粧品では、赤みや皮むけといったダウンタイムが起こりやすいですが、トラネックスレチピールは、レチノール配合の化粧品と比べると、ダウンタイムの期間が短くなっていることから、レチノール化粧品の反応が気になる方にもおすすめです。

レチノールの作用によって表皮細胞のヒアルロン酸や、真皮でのコラーゲン産生が活性化されることで、肌にハリが戻り、小ジワが改善されるなどの効果を期待できます。

トラネキサム酸やビタミンCも配合されていることで、乾燥や赤み、くすみの改善、メラニン色素の減少による美白作用も期待できます。

トラネックスレチピールのメリット・デメリット

トラネックスレチピールのメリットは、レチノール反応が気になる方でも比較的受けやすい施術であること、デメリットは、肌状態により薄皮が剥けたり赤みが出てしまう可能性もあることです。

トラネックスレチピールのメリット

レチノールが配合されている化粧品を使用したことがある場合、レチノール反応で赤みや皮むけが気になってしまった・・・という方もいるでしょう。

トラネックスレチピールの場合、レチノールを配合していますがレチノール配合化粧品よりも刺激が出にくくなっています。

そのため、レチノール反応が心配という方も安心してお受けいただけます。

ダウンタイムはほぼありません。

トラネックスレチピールのデメリット

トラネックスレチピールのデメリットは、肌の状態によっては薄皮が剥けたり赤みが出てしまう可能性もあるということです。

薄皮が剥けた場合、自然に剥がれていきますので無理に剥がさないようにしてください。

赤みが出た場合、1週間ほどで落ち着いていきます。

肌が乾燥しやすい状態になっているため、乳液やクリームなどでしっかりと保湿を行うようにしてください。

トラネックスレチピールがおすすめな人

  • 小ジワが気になる方
  • 肌のハリや弾力を手に入れたい方
  • 肌のくすみを改善したい方
  • 肝斑が気になる方
  • 皮脂が気になる方
  • 加齢による肌の変化が気になる方

トラネックスレチピールの期待できる効果

レチノールを配合したピーリング製剤で、肝斑治療に有効なトラネキサム酸や、ニキビや毛穴、小じわなど様々な肌悩みに有効なビタミンCも配合されています。

コラーゲンやヒアルロン酸の産生を促してくれるピーリング製剤で、肌のハリや小じわ、シミ、くすみ等の改善効果がある施術です。

トラネックスレチピールの治療のポイント

トラネックスピールは、2ステップで施術を行っていきます。

最初に穏やかなピーリング作用のある液剤を塗布し、それからレチノールの配合されたクリームを塗布していきます。

トラネックスピールは、1ヶ月に1回の施術を4回から5回ほど受けることで、高い効果を実感しやすくなっている施術です。

グリコール酸ピーリングとは

グリコール酸とはケミカルピーリングで使用される薬剤の中のひとつです。

ケミカルピーリングの薬剤はさまざまですが、グリコール酸は日本人の肌と相性が良いといわれており、ケミカルピーリング薬剤の中でも、比較的マイルドな薬剤です。

肌が正常なサイクルで新陳代謝を行えるように促すことができるため、定期的に施術を受けることで、美しい肌を保つことができます。

グリコール酸ピーリングのメリット・デメリット

グリコール酸ピーリングのメリットは、ニキビの予防と治療が行えることです。

定期的に受けることで、皮脂の分泌が正常になりニキビ予防につながります。

デメリットは、肌状態により薄皮が剥ける、赤みが出るというような症状が出てしまうことです。

グリコール酸ピーリングのメリット

グリコール酸ピーリングのメリットは、ニキビやニキビ跡の改善だけでなく、ターンオーバー促進作用による肌質改善効果も得られる点です。

グリコール酸ピーリングはニキビ治療に有効とされていて、古い角質を優しく除去し、ニキビを予防、改善させていきます。

ニキビ外用剤と合わせて治療を受けることで、さらにニキビ治療を効果的に行えます。

ニキビ跡の改善にも有効な方法で、炎症性色素沈着の改善や凸凹を滑らかに整えるといった効果があります。

さらにターンオーバーが促進されることで、毛穴や小じわなどのお悩みへの効果も期待できます。

グリコール酸ピーリングのデメリット

グリコール酸ピーリングのデメリットは、肌の状態によっては薄皮が剥けたり赤みが出てしまう可能性もあるということです。

薄皮が剥けた場合、自然に剥がれていきますので無理に剥がさないようにしてください。

赤みが出た場合、1週間ほどで落ち着いていきます。

肌が乾燥しやすい状態になっているため、乳液やクリームなどでしっかりと保湿を行うようにしてください。

グリコール酸ピーリングがおすすめな人

  • ニキビやニキビ跡の改善をしたい方
  • 肌のくすみやざらつきの改善をしたい方
  • グリコール酸ピーリングのデメリットは、肌の状態によっては薄皮が剥けたり赤みが出てしまう可能性もあるということです。

グリコール酸ピーリングの期待できる効果

グリコール酸は、角質剥離作用がある成分です。

グリコール酸ピーリングは、このグリコール酸を含むピーリング剤で、剥離作用により毛穴の詰まりを改善させ、ニキビやニキビ跡の治療をサポートします。

また、肌のターンオーバーが活性化されることで、肌の弾力性を高めたり、保湿力を高める効果も期待できます。

グリコール酸ピーリングの治療のポイント

グリコール酸ピーリングは、市販されているピーリング剤よりも高い濃度でグリコール酸を配合していることから、市販されているピーリング剤との併用をされる際は、使用間隔に注意しなければいけません。

グリコール酸ピーリングの施術間隔は、2週間に1回のため、治療期間中は市販されているピーリング剤は使用されないほうが良いでしょう。

グリコール酸ピーリングは、施術中にややピリピリとした感じがあり、熱感や痛みを伴う方もいます。

お肌の状態に合わせて濃度を変えながら施術を行うことができますので、痛みや熱感を強く感じる場合は、施術スタッフにお声がけください。

サリチル酸マクロゴールピーリングとは

肌表面の古い角質が溜まると毛穴開きや黒ずみ、ニキビなどの原因となります。

サリチル酸マクロゴールピーリングはケミカルピーリングの一種で、サリチル酸マクロゴールの薬剤を顔に塗布して肌表面の角質を取り除きます。

サリチル酸マクロゴールピーリングは肌のターンオーバーを活性化でき、新しい角層の生成を促すことができる美肌治療です。

ピーリングというと、昔までは皮剥けなどのダウンタイムが激しいというイメージをよく持たれていましたが、サリチル酸マクロゴールピーリングは皮剥けも控えめで、ダウンタイムがほとんどないのが特徴です。

サリチル酸マクロゴールピーリングのメリット・デメリット

サリチル酸マクロゴールのメリットは、月1回の施術で良いことです。

高い角質剥離作用があるため、間隔をあけて施術を行います。

デメリットは、肌の状態によっては薄皮が剥けたり赤みが出る可能性があることです。

サリチル酸マクロゴールピーリングのメリット

サリチル酸マクロゴールは、角質剥離作用が高いことから月1回のピーリング治療で効果を発揮してくれます。

ピーリング治療は2週間に1回という間隔が多く、忙しいとクリニックに通うのが大変・・・という人もいるでしょう。

そのような場合、サリチル酸マクロゴールピールであれば、月1回で良いので通いやすくなります。

サリチル酸マクロゴールピーリングのデメリット

グリコール酸ピーリングのデメリットは、肌の状態によっては薄皮が剥けたり赤みが出てしまう可能性もあるということです。

薄皮が剥けた場合、自然に剥がれていきますので無理に剥がさないようにしてください。

赤みが出た場合、1週間ほどで落ち着いていきます

肌が乾燥しやすい状態になっているため、乳液やクリームなどでしっかりと保湿を行うようにしてください。

サリチル酸マクロゴールピーリングがおすすめな人

  • ニキビやニキビ跡の改善をしたい方
  • 毛穴の黒ずみや角栓を改善をしたい方
  • 毛穴の開きを改善をしたい方
  • しわ、たるみの改善をしたい方

サリチル酸マクロゴールピーリングについて

皮むけを抑えたピーリングがサリチル酸マクロゴールピーリングです。

肌のターンオーバーを活性化することができるため、肌のざらつきやごわつきを解消させ、ニキビやニキビ跡の改善、小じわや毛穴などへの効果も期待できる施術です。

サリチル酸マクロゴールピーリングの治療のポイント

ニキビ治療、ニキビ跡治療を行う場合、1ヶ月に1回、4回から5回ほど施術を継続してみてください。

サリチル酸マクロゴールピーリングは、1回で満足できる結果を得られるものではありません。

継続することで、皮膚のざらつきやごわつきを解消させるとともに、気になるニキビやニキビ跡も少しずつ改善させていきます。

ピーリングの副作用・リスクについて

ピーリング全般の副作用・リスク

  • 赤み・ヒリヒリ感:施術中または施術後に、赤みやヒリヒリとした刺激感を感じることがあります。通常は数時間から数日で落ち着きます。
  • 乾燥・皮むけ:ピーリングの種類により、施術後に肌が乾燥したり、薄皮が剥けることがあります(特に表皮に働きかけるタイプ)。自然に剥がれ落ちるまで待ち、無理に剥がさないでください。
  • ピリピリ感・熱感:施術中に、ピリピリ感や熱感を感じることがあります。
  • 一時的なかゆみ:施術後、軽度のかゆみを感じることがあります。
  • 軽度の腫れ:稀に、軽度の腫れが生じることがあります。
  • 色素沈着:稀に、施術後に一時的な色素沈着(炎症後色素沈着)が生じることがあります。紫外線対策を怠ると悪化する可能性があります。

各ピーリングの特徴とリスク

1. マッサージピーリング(PRX-T33):

高濃度トリクロロ酢酸(TCA)と低濃度過酸化水素(H2O2)とコウジ酸を主成分とする薬剤「PRX-T33」を使用したピーリング施術です。皮膚に塗布することで線維芽細胞を刺激し、コラーゲンの生成を促進させます。通常のピーリングとは異なりフロスティング作用(皮膚の剥離作用)がほとんどなく、ダウンタイムが非常に少ないのが特徴です。

  • 施術に伴う副作用・リスク:軽度の赤み、ヒリヒリ感、ピリピリ感、乾燥、稀に軽度の皮むけ
  • 特徴:皮膚表面の剥離作用がほぼない、即効性がある(施術直後から肌のハリ・ツヤを実感)、ダウンタイムがほぼない、施術時間15分程度と短時間
  • 推奨回数:2週間〜3週間に1回を5回程度、その後1か月に1回でメンテナンス
  • 効果:肌のハリ・弾力アップ、小じわ改善、たるみ改善、毛穴改善、ニキビ跡改善、トーンアップ、エイジングケアに特化
  • 適用部位:顔、首、脇、肘、膝、手の甲、足の甲、Vライン、前腕、上腕、背中、臀部など

2. リバースピール:

3ステップのケミカルピーリングにより、肝斑や慢性的な色素沈着の症状を改善する治療です。皮膚の深層(真皮)から表皮に向かってアプローチし、表面の色素沈着を緩和し改善します。肝斑や色素沈着の原因に直接働きかけるため、レーザーなどの治療で解消できなかった症例への効果も期待できます。

  • 施術に伴う副作用・リスク:軽度の赤み、ヒリヒリ感、乾燥、肌の状態により薄皮が剥ける可能性
  • 3つの薬剤:RSP1(真皮層に作用、マッサージピールと同成分)、RSP2(高濃度乳酸、表皮深層まで作用、メラニン色素除去)、RSP3(表皮浅層に作用、ヒドロキシ酸とフィチン酸配合、肌表面を滑らかに)
  • 特徴:皮膚表面の剥離作用を最小限に抑制、赤み・皮むけが起こりにくい、レーザー治療で改善しなかった肝斑にも効果的
  • 推奨回数:まずは3回受けることを推奨。慢性化している色素沈着や濃い肝斑には数回必要
  • 効果:肝斑改善、難治性・再発性の色素沈着改善、くすみ軽減、肌質改善、毛穴の開き改善
  • 適用部位:顔全体、肝斑部のみも可能

3. トラネックスレチピール:

ビタミンA誘導体のレチノールに、抗酸化作用・メラニン産生抑制作用のあるトラネキサム酸やビタミンCを組み合わせたピーリング施術です。レチノール配合の化粧品では赤みや皮むけといったダウンタイムが起こりやすいですが、トラネックスレチピールはレチノール配合化粧品と比べてダウンタイムの期間が短くなっています。レチノールの作用により表皮細胞のヒアルロン酸や真皮でのコラーゲン産生が活性化されます。

  • 施術に伴う副作用・リスク:軽度の赤み(1週間ほどで落ち着く)、ヒリヒリ感、乾燥、肌の状態により薄皮が剥ける可能性、レチノール反応(化粧品よりは軽度)
  • 成分:レチノール、トラネキサム酸、ビタミンC
  • 特徴:レチノール配合化粧品より刺激が出にくい、2ステップ施術(穏やかなピーリング液→レチノールクリーム)、ダウンタイムがほぼない
  • 推奨回数:1か月に1回を4〜5回
  • 効果:小じわ改善、肌のハリ・弾力向上、肌のくすみ改善、肝斑改善、皮脂抑制、加齢による肌変化改善

4. グリコール酸ピーリング:

グリコール酸を使用したケミカルピーリングです。グリコール酸は日本人の肌と相性が良いといわれており、比較的マイルドな薬剤です。肌が正常なサイクルで新陳代謝を行えるように促すことができるため、定期的に施術を受けることで美しい肌を保つことができます。

  • 施術に伴う副作用・リスク:赤み(1週間ほどで落ち着く)、ピリピリ感、熱感、痛み(施術中)、乾燥、薄皮が剥ける可能性
  • 特徴:角質剥離作用がある、日本人の肌と相性が良い、比較的マイルド、市販品より高濃度、施術中にややピリピリとした感じや熱感・痛みを伴うことがある
  • 推奨回数:2週間に1回
  • 効果:ニキビ・ニキビ跡改善、ターンオーバー促進、肌質改善、毛穴の詰まり改善、炎症性色素沈着改善、凸凹を滑らかに整える、肌の弾力性向上、保湿力向上
  • 注意:市販のピーリング剤との併用は使用間隔に注意。治療期間中は市販品の使用を避けることを推奨

5. サリチル酸マクロゴールピーリング:

サリチル酸マクロゴールの薬剤を顔に塗布して肌表面の角質を取り除くケミカルピーリングです。高い角質剥離作用がありながら、皮むけも控えめでダウンタイムがほとんどないのが特徴です。肌のターンオーバーを活性化でき、新しい角層の生成を促すことができます。

  • 施術に伴う副作用・リスク:軽度の赤み(1週間ほどで落ち着く)、乾燥、薄皮が剥ける可能性(控えめ)
  • 特徴:角質剥離作用が高い、皮むけを抑えたピーリング、ダウンタイムがほとんどない、月1回の施術で効果を発揮
  • 推奨回数:1か月に1回を4〜5回
  • 効果:ニキビ・ニキビ跡改善、毛穴の黒ずみ・角栓改善、毛穴の開き改善、しわ・たるみ改善、肌のざらつき・ごわつき解消、ターンオーバー活性化

その他のリスク

  • 効果の個人差:肌質、肌の状態、年齢などにより効果が異なります。すべての方に同じ効果が得られるわけではありません。
  • 複数回の施術が必要:1回では十分な効果が得られないことがあります。継続して施術を受けることで効果が高まります。
  • 効果の持続:ピーリングの効果を持続させるためには、定期的なメンテナンスが必要です。
  • ニキビの一時的な悪化:稀に、施術後一時的にニキビが悪化したように見えることがあります(好転反応の可能性)。通常は数日で落ち着きます。
  • 感染:稀ですが、施術後の不適切なケアにより感染が生じる可能性があります。施術部位を清潔に保つことが重要です。
  • アレルギー反応:稀に、使用する薬剤に対するアレルギー反応が生じることがあります。
  • 肝斑の悪化:ピーリングの種類や肌の状態により、肝斑が悪化する可能性があります。肝斑がある方は事前に医師にご相談ください。
  • 色素脱失:非常に稀ですが、過度のピーリングにより色素脱失が生じる可能性があります。
  • 瘢痕形成:非常に稀ですが、不適切な施術や術後の不適切なケアにより瘢痕(傷跡)が形成される可能性があります。

治療を受けられない方・注意が必要な方

以下の方は治療を受けられない、または医師との十分な相談が必要です:

  • 妊娠中・授乳中の方
  • 施術部位に炎症や傷がある方
  • 施術部位に感染症がある方
  • 活動性のニキビが重度の方(ピーリングの種類により異なります)
  • ケロイド体質の方
  • アトピー性皮膚炎で症状が出ている方
  • 極度の敏感肌の方
  • 日焼け直後の方、施術後に日焼けする予定のある方
  • イソトレチノイン(にきび治療薬)を服用中または服用終了後6か月以内の方
  • レチノイド系外用薬を使用中の方(トラネックスレチピールの場合は特に注意)
  • 重度の糖尿病の方(創傷治癒が遅延する可能性があります)
  • 重度の全身疾患をお持ちの方
  • 過去にピーリング治療でトラブルがあった方
  • アスピリンアレルギーのある方(サリチル酸マクロゴールピーリングの場合)
  • 肝斑がある方(ピーリングの種類により異なりますが、事前に医師にご相談ください。リバースピールやトラネックスレチピールは肝斑治療に有効です)
  • その他、医師が不適切と判断した方

施術後の注意事項

  • 紫外線対策(最重要):施術後は肌が非常に敏感になっているため、紫外線対策を徹底してください。日焼け止め(SPF30以上推奨)を必ず使用し、帽子や日傘も活用してください。日焼けは色素沈着のリスクを大幅に高めます。
  • 保湿:施術後は肌が乾燥しやすくなるため、十分な保湿を行ってください。乳液やクリームなどでしっかりと保湿してください。
  • こすらない・刺激を避ける:施術後は患部を強くこすったり、刺激したりしないでください。洗顔やタオルで拭く際も優しく行ってください。
  • 皮を無理に剥がさない:薄皮が剥けた場合、自然に剥がれ落ちるまで待ってください。無理に剥がすと色素沈着や瘢痕の原因になります。
  • メイク:施術当日からメイク可能なピーリングもありますが、肌に刺激を与えないよう優しく行ってください。低刺激性の化粧品を使用することをおすすめします。メイクオフは肌をこすらずに優しくクレンジングしてください。
  • 洗顔:施術当日から洗顔可能ですが、強くこすらないようにしてください。ぬるま湯で優しく洗ってください。
  • 入浴:施術当日は、長時間の入浴、サウナ、岩盤浴は避けてください。シャワーは可能です。
  • 飲酒:施術当日は飲酒を控えてください。血行が良くなり、赤みや腫れが悪化する可能性があります。
  • 激しい運動:施術当日は激しい運動を控えてください。血行が良くなり、赤みや腫れが悪化する可能性があります。
  • 使用できない化粧品・スキンケア:施術後1〜2週間は、ピーリング系の化粧品、レチノール配合の化粧品、AHA・BHA配合の化粧品、スクラブ洗顔料の使用を避けてください。アルコール入りの化粧品も刺激になる可能性があります。
  • 市販のピーリング剤:特にグリコール酸ピーリングの治療期間中は、市販のピーリング剤の使用を避けてください。
  • 他の美容施術:施術後一定期間は、他のレーザー治療、ダーマペン、脱毛などの施術は避けてください。詳細は医師にご相談ください。
  • 異常を感じた場合:赤みや腫れが長引く(1週間以上)、痛みが強い、化膿した、水疱ができた、かゆみが強いなど、気になる症状がある場合は速やかにクリニックにご連絡ください。

ダウンタイムについて

マッサージピーリング:

  • 施術時間:全顔15分程度
  • ダウンタイム:ほぼなし
  • 赤み・ヒリヒリ感:軽度、数時間から数日
  • 皮むけ:ほとんどなし(稀に軽度)
  • 即効性:施術直後から肌のハリ・ツヤを実感
  • メイク:施術当日から可能

リバースピール:

  • 施術時間:30分程度
  • ダウンタイム:少ない
  • 赤み:軽度、数時間から数日
  • 皮むけ:肌の状態により薄皮が剥ける可能性(通常は少ない)
  • メイク:施術当日から可能

トラネックスレチピール:

  • 施術時間:30分程度
  • ダウンタイム:ほぼなし
  • 赤み:肌の状態により出る可能性、1週間ほどで落ち着く
  • 皮むけ:肌の状態により薄皮が剥ける可能性
  • メイク:施術当日から可能

グリコール酸ピーリング:

  • 施術時間:30分程度
  • ダウンタイム:軽度
  • 赤み:1週間ほどで落ち着く
  • 皮むけ:肌の状態により薄皮が剥ける可能性
  • 施術中の感覚:ややピリピリとした感じ、熱感、痛みを伴うことがある
  • メイク:施術当日から可能(低刺激性推奨)

サリチル酸マクロゴールピーリング:

  • 施術時間:30分程度
  • ダウンタイム:ほとんどなし
  • 赤み:軽度、1週間ほどで落ち着く
  • 皮むけ:控えめ(肌の状態により薄皮が剥ける可能性)
  • メイク:施術当日から可能

※症状の出現や程度、効果の現れ方や持続期間には個人差があります。ピーリングの種類により副作用・リスク、効果、推奨回数が異なります。詳細については診察時に医師より丁寧にご説明いたします。ご不明な点や不安なことがございましたら、お気軽にご相談ください。当院では、お一人おひとりの肌の状態を診察し、最適なピーリングをご提案いたします。ピーリングは古い角質を除去し、肌の生まれ変わりを促進させる治療法で、定期的に施術を受けることで美しい肌を保つことができます。肌質やお悩みに合わせて、5種類のピーリングの中から最適なものを選択できます。施術後の紫外線対策と保湿が非常に重要ですので、必ずお守りください。

ピーリングのよくある質問

  • Q肌が弱いですがピーリングを受けることはできますか?

    A

    ピーリングとは、古い角質を除去することで肌のターンオーバーを促し、肌質改善をおこないます。肌質によってはピーリングに使用する薬剤や、浸透させる栄養成分に反応して赤みが生じたりヒリヒリと痛みを感じたりする場合があります。肌の状態によってはピーリングは推奨できないこともあるので、事前にご相談ください。

  • Qピーリングの頻度はどのくらいですか?

    A

    ピーリングの施術開始ごろは、2週間に1回ほどの頻度を推奨しています。5回目以降は1ヶ月に1回ほどの施術で効果を維持することができます。

  • Qピーリングで痛みはありますか?

    A

    ピーリング後に浸透させる薬剤に肌が反応して、ピリピリとした痛みを感じることもあります。

  • Qピーリングの施術後に化粧はできますか?

    A

    禁忌ではありませんが、肌が敏感な状態です。低刺激性の成分の化粧品を使用し、メイクオフは肌をこすらずにクレンジングをしてください。

ピーリングの料金表

マッサージピール:全顔1回13,200
マッサージピール:全顔5回56,760
マッサージピール:全顔10回105,600
マッサージピール:全顔+首1回19,800
マッサージピール:全顔+首5回85,140
マッサージピール:全顔+首10回158,400
マッサージピール:脇、肘、膝、手の甲、足の甲 1回16,500
マッサージピール:脇、肘、膝、手の甲、足の甲 5回70,950
マッサージピール:脇、肘、膝、手の甲、足の甲 10回132,000
マッサージピール:Vライン1回19,800
マッサージピール:Vライン5回85,140
マッサージピール:Vライン10回158,400
マッサージピール:前腕全周、上腕全周、背中全体1回27,500
マッサージピール:前腕全周、上腕全周、背中全体5回118,250
マッサージピール:前腕全周、上腕全周、背中全体10回220,000
マッサージピール:背中上半分1回22,000
マッサージピール:背中上半分5回94,600
マッサージピール:背中上半分10回176,000
マッサージピール:背中+臀部1回38,500
マッサージピール:背中+臀部5回165,550
マッサージピール:背中+臀部10回308,000
リバースピール:全顔1回33,000
リバースピール:全顔5回148,500
リバースピール:全顔10回264,000
リバースピール:肝斑部1回24,200
リバースピール:肝斑部5回108,900
リバースピール:肝斑部10回193,600
ケミカルピーリング(サリチル酸マクロゴールまたはグリコール酸):全顔1回11,000
ケミカルピーリング(サリチル酸マクロゴールまたはグリコール酸):全顔5回49,500
ケミカルピーリング(サリチル酸マクロゴールまたはグリコール酸):全顔10回88,000
ピンクインティメイト( VIライン、乳輪、両脇、両肘、そけい部) 1回11,000
ピンクインティメイト( VIライン、乳輪、両脇、両肘、そけい部) 5回49,500

究極の美肌レーザー

マッサージピール+フォトナ2D79,200

記事監修医師プロフィール

院長/形成外科専門医・医学博士

伊藤 蘭

2003年山口大学医学部卒業
2003年京都大学医学部附属病院形成外科
日本赤十字社和歌山医療センター形成外科
2006年島根県立中央病院 形成外科
2008年松寿会共和病院 形成外科
2010年京都大学大学院医学研究科課程博士(形成外科学)入学
2012年
~2014年
MD Anderson Cancer Center, Houston, USA.
(Microsurgery Research Fellow)
2014年Chang Gung Memorial Hospital, Taiwan(Microsurgery Fellow)
2014年京都大学大学院医学研究科課程博士(形成外科学)博士課程所定の単位修得および研修指導認定
2015年京都大学医学部附属病院形成外科 助教
2017年城本クリニック京都院 院長
2020年ピュアメディカル西大寺院 院長
2021年くみこクリニック四条烏丸院 院長
2022年いとうらんクリニック四条烏丸 開設