注射・注入治療

注射・注入治療全般に共通する副作用・リスク

• 内出血：注射針を刺すため、内出血が生じることがあります。通常は1〜2週間程度で消失しますが、個人差があります。内出血が目立つ場合は、コンシーラーなどで隠すことができます。
• 腫れ：注入部位に腫れが生じることがあります。通常は数日から1週間程度で落ち着きますが、個人差があります。
• 赤み：注入部位に赤みが生じることがあります。通常は数時間から数日で落ち着きますが、個人差があります。
• 痛み：注射時および注射後に痛みを感じることがあります。注射時の痛みは針を刺す際のチクッとした痛みです。注射後の痛みは通常数日で落ち着きます。
• 違和感：注入部位に違和感を感じることがあります。通常は数日から数週間で慣れてきます。
• アレルギー反応：使用する薬剤に対するアレルギー反応が起こる可能性があります。稀ですが、重篤なアレルギー反応（アナフィラキシー）が起こる可能性もあります。
• 感染：非常に稀ですが、注射部位から感染が生じる可能性があります。清潔な環境で施術を行いますが、施術後も注入部位を清潔に保つことが重要です。
• 左右差：元々の顔の左右差や注入量の違いにより、左右差が生じることがあります。気になる場合は追加注入で調整することも可能です。
• 効果の個人差：効果には個人差があり、すべての方に同じ効果が得られるわけではありません。

脂肪溶解注射（BNLS neo等）の副作用・リスク

当院では、脂肪溶解注射「BNLS neo」「カベリン」「ヴィーナス注射」「FatXCore」を使用しています。植物由来の「デオキシコール酸」が主成分の製剤で、気になる部分へ直接注入することによって、脂肪の溶解を促す効果が期待でき、メスを入れずに気になる箇所の脂肪を減らすことができます。お顔だけでなくお身体への注入も可能となっているため、部分痩せに効果的です。

一般的な副作用：

• 腫れ：注入部位に腫れが生じることがあります。通常は数日から1週間程度で落ち着きますが、個人差があります。
• 赤み：注入部位に赤みが生じることがあります。通常は数時間から数日で落ち着きます。
• 内出血：注射針を刺すため、内出血が生じることがあります。通常は1〜2週間程度で消失します。
• 痛み・熱感：注入部位に痛みや熱感を感じることがあります。通常は数日で落ち着きます。
• 硬結（しこり）：注入部位に一時的に硬結（しこり）が生じることがあります。通常は数週間で落ち着きます。
• かゆみ：注入部位にかゆみが生じることがあります。

その他のリスク：

• 皮膚の凹凸：稀ですが、注入部位に皮膚の凹凸が生じることがあります。
• 色素沈着：稀ですが、注入部位に色素沈着が生じることがあります。
• 感染：非常に稀ですが、注射部位から感染が生じる可能性があります。
• アレルギー反応：薬剤に対するアレルギー反応が起こる可能性があります。
• 効果の個人差：脂肪溶解注射は、注射してすぐに脂肪が無くなるというわけではなく、数日から数週間かけて少しずつ脂肪が減っていきます。一気に変化しないため、自然に痩せたように見せることができます。効果には個人差があります。
• 複数回の施術が必要：1回でも変化を実感できますが、しっかりと部分痩せ効果を実感するためには、平均3回程度の注射が必要となります。
• 広範囲には不向き：広範囲への注射は向いていないことから、全身痩せへの適応は難しいということが挙げられます。部分痩せに効果的です。
• 期待した効果が得られない：症状の程度や個人差により、期待した効果が得られない場合があります。

禁忌事項（施術を受けられない方）：

• 妊娠中・授乳中の方
• 施術部位に炎症や傷がある方
• 施術部位に感染症がある方
• 重度の糖尿病の方
• 重度の心臓疾患、肝臓疾患、腎臓疾患をお持ちの方
• 出血傾向のある方、抗凝固薬を服用中の方
• 免疫抑制剤を服用中の方
• 薬剤成分にアレルギーがある方
• 甲状腺機能障害のある方
• その他、医師が不適切と判断した方

ダウンタイム：

• 施術時間：注入部位により異なります（10〜30分程度）
• ダウンタイム：ほとんどありません
• 腫れ・赤み：数日から1週間程度
• 内出血：1〜2週間程度で消失
• メイク：当日から可能
• 洗顔・入浴：当日から可能
• 仕事・外出：当日から可能
• 効果の実感：数日から数週間かけて少しずつ脂肪が減っていきます
• 推奨回数：平均3回程度の施術が推奨されます

PRP療法の副作用・リスク

PRP療法とは、患者様自身の血液から赤血球と白血球を取り除き「血小板」のみを濃縮・抽出したものを、患部に注射する再生医療のことです。PRP（Platelet Rich Plasma）は、多血小板血漿のことで、血液中の血漿を遠心分離によって調整し、血小板を多く含む血漿濃縮物を取り出します。自分の血液を使って行うため、副作用の心配が少なく安全性が高い療法です。

当院では、PRP療法として「L-cepfer（エルセファー）」と「VFD」の2つの方法を行っています。

L-cepfer（エルセファー）：

L-cepfer（エルセファー）とは「Lyophilized Concentrated Easy use Platelet rich plasma For Eternal Rejuvenation.（永遠の若さを得るための凍結乾燥濃縮PRP）」の頭文字から名付けられた、PRPを応用した新しい再生医療です。患者様から採血（60cc）を行い、国内のCPC（細胞培養加工施設）へ輸送し、フリーズドライ（凍結乾燥）化させ、抽出したものをクリニックで投与します。

VFD：

VFDとは、血液中の血小板由来成分を濃縮したものです。成長因子と呼ばれる細胞を元気に若返らせる成分が血小板にはあり、毛細血管の新生やコラーゲン産生など、皮膚自体の再生力を高めるので自然な肌の若返りを図ることができます。余計な添加物は一切使用しないため、アレルギーや副作用の心配もありません。

一般的な副作用：

• 採血時の痛み：採血時に針を刺す際の痛みがあります。
• 採血部位の内出血：採血部位に内出血が生じることがあります。通常は1〜2週間程度で消失します。
• 注入部位の腫れ：注入部位に腫れが生じることがあります。通常は数日から1週間程度で落ち着きます。
• 注入部位の赤み：注入部位に赤みが生じることがあります。通常は数時間から数日で落ち着きます。
• 注入部位の内出血：注射針を刺すため、内出血が生じることがあります。通常は1〜2週間程度で消失します。
• 注入時・注入後の痛み：注入時および注入後に痛みを感じることがあります。通常は数日で落ち着きます。
• 硬結（しこり）：注入部位に一時的に硬結（しこり）が生じることがあります。通常は数週間から数か月で落ち着きます。

その他のリスク：

• 感染：非常に稀ですが、注射部位から感染が生じる可能性があります。清潔な環境で施術を行いますが、施術後も注入部位を清潔に保つことが重要です。
• 効果の個人差：効果には個人差があります。年齢、肌の状態、生活習慣などにより効果が異なります。
• 効果の発現時期：PRP療法は、注入後すぐに効果が現れるわけではありません。通常、数週間から数か月かけて徐々に効果が現れます。
• 効果の持続期間：効果の持続期間には個人差があります。定期的な施術が推奨される場合があります。
• 複数回の施術が必要：十分な効果を得るためには、複数回の施術が必要な場合があります。
• 期待した効果が得られない：症状の程度や個人差により、期待した効果が得られない場合があります。
• アレルギー反応：自己血液を使用するため、アレルギー反応のリスクは非常に低いですが、製造過程で使用される添加物に対するアレルギー反応が起こる可能性はゼロではありません。

禁忌事項（施術を受けられない方）：

• 妊娠中・授乳中の方
• 施術部位に炎症や傷がある方
• 施術部位に感染症がある方
• 重度の糖尿病の方
• 重度の心臓疾患、肝臓疾患、腎臓疾患をお持ちの方
• 血液疾患をお持ちの方
• 出血傾向のある方、抗凝固薬を服用中の方
• 免疫抑制剤を服用中の方
• 悪性腫瘍の既往または治療中の方
• 自己免疫疾患をお持ちの方
• その他、医師が不適切と判断した方

ダウンタイム：

• 施術時間：採血・遠心分離・注入を含めて30分〜1時間程度（L-cepferの場合は、採血後に加工期間が必要です）
• ダウンタイム：ほとんどありません
• 腫れ・赤み：数日から1週間程度
• 内出血：1〜2週間程度で消失
• メイク：当日から可能
• 洗顔・入浴：当日から可能
• 仕事・外出：当日から可能
• 効果の実感：数週間から数か月かけて徐々に効果が現れます
• 推奨回数：症状や目的により異なります。医師にご相談ください

PRP療法の安全性について：

患者様ご自身の血液から作る成分なので、副作用はほとんどなく安全な治療方法です。「血小板」には、血管が損傷したとき、出血を止める働きや、成長因子を放出する働きもあり、PRP療法では、「血小板」から放出される成長因子等の成分によって、傷んだ組織の修復、関節炎の症状軽減を促進させる効果などが期待できます。この方法は、ヨーロッパやアメリカで頻繁に行われているもので、自己治癒力をサポートする治療法として、広く認知されています。

その他の注射治療について

当院ではこの他に以下の注入治療も行っております：

• プロファイロ：高濃度ヒアルロン酸を使用した、肌質改善・リフトアップ治療
• スネコス注射：ヒアルロン酸とアミノ酸の組み合わせで、肌の再生をサポート
• リジュラン（高濃度サーモンDNA注射）：ポリヌクレオチド（PDRN）を含む注入剤で、肌の再生を促進
• 白雪注射：美白・美肌効果が期待できる注射
• プルリアルデンシファイ：高濃度ヒアルロン酸による肌質改善

※これらの治療についても、注射・注入治療全般に共通する副作用・リスク（内出血、腫れ、赤み、痛み、感染、アレルギー反応など）があります。詳細については、診察時に医師よりご説明いたします。

施術後の注意事項（全般）

• 施術部位を強く押さない・マッサージしない：施術後数日間は、施術部位を強く押したり、マッサージしたりしないでください
• メイク：施術当日から可能ですが、注入部位は優しく扱ってください
• 洗顔：施術当日から可能ですが、優しく洗顔してください
• 入浴：施術当日はシャワーのみとし、翌日から入浴可能です。ただし、数日間は長時間の入浴、サウナ、岩盤浴は避けてください
• 飲酒を控える：施術当日は飲酒を控えてください。血行が良くなると腫れや内出血が悪化する可能性があります
• 激しい運動を避ける：施術後数日間は激しい運動を避けてください。軽い運動は問題ありません
• うつぶせ寝を避ける：施術後数日間は、顔への圧力を避けるため、うつぶせ寝を避けてください
• 歯科治療：施術後1〜2週間は、歯科治療（特に口を大きく開ける治療）を避けてください
• 他の美容施術：施術後一定期間は、他のレーザー治療、ダーマペン、ピーリングなどの施術は避けてください。詳細は医師にご相談ください
• 異常を感じた場合：施術後に気になる症状がある場合は速やかにクリニックにご連絡ください

※症状の出現や程度、効果の現れ方や持続期間には個人差があります。効果には個人差があります。詳細については診察時に医師より丁寧にご説明いたします。ご不明な点や不安なことがございましたら、お気軽にご相談ください。施術の適応・必要回数・価格は医師の診察のうえ決定します。注射・注入治療は、気になる部位に薬剤を注入して行うため、手術せずに若返りが可能です。注射器による注入なので、ダウンタイムもほぼありません。ヒアルロン酸注入、ボトックス注入、水光注射、エクソソーム療法については、それぞれ専用ページもご参照ください。