可能です。しかし、アートメイクとの施術期間が近かったり、腫れが残っていたりするとクマとりの施術はお受けできません。
アートメイクとは
アートメイクは、皮膚の浅い部分にインクを使って色素を着色していく方法で、専用の機械や針を用いて色素を注入することで、1~3年ほど効果が持続します。
眉や唇などに色を入れることで、すっぴんでも華やかな顔立ちにすることができる、頭頂部や生え際に色を入れることで、薄毛を目立たなくさせる、失った乳頭や乳輪に色を入れることで元通りに近い状態に戻せるなどの効果がある施術です。
刺青の場合は、一生色が残ってしまいますが、アートメイクは、比較的浅い部分を染色するため肌のターンオーバーによって少しずつ色が薄くなっていきます。
アートメイクは、皮膚にインクを注入して色素を入れていく方法です。
メイクが苦手という人や、すっぴんに自信を持ちたいという人は、アートメイクをすることで、お顔の印象を整えることができます。
汗をかいても、お水やお湯で洗い流しても落ちることはありませんので、常に綺麗な状態をキープすることが可能です。
アートメイクは、近年注目を集めており、モデルやアイドル、芸能人の方も施術をされている方が増えています。

アートメイクのメリット・デメリット
アートメイクのメリットは、すっぴんでもポイントメイクをしているような見た目になり、顔の印象をより美しくみせることができる点です。
デメリットは、簡単に落とすことができないため、慎重にデザインを考えて受ける必要があるという点です。
アートメイクのメリット
アートメイクを行うことで、メイクを落としてもずっと綺麗な状態をキープすることができます。
メイクをしなくても整った顔立ちにできるため、すっぴんでも綺麗に見せることができるのです。
水や汗で簡単に落ちることはありませんので、温泉やプール、海、スポーツなどをされる方も安心です。
また、ご自身に似合うアートメイクをすることで、より美しさを引き出すことができます。
アートメイクのデメリット
アートメイクのデメリットは、簡単に消すことができないということです。
自然に薄くなっていきますが、1年から3年ほど効果が持続しますので、デザインが気に入らない、他のデザインにしたいと思っても簡単に変えることができません。
また、完全に消えてしまうわけではないため、大幅なデザイン変更も難しくなります。
アートメイクを行う際は、デザインをよく相談して施術を受けるようにしましょう。
アートメイクがおすすめな人
- 眉を描くのが苦手
- 唇を綺麗に見せたい
- メイクを時短したい
- 眉が薄いまたは無い
- 乳房再建手術を受けた
- 乳房の傷が気になる
アートメイクの期待できる効果
眉メイクが苦手、眉の形に左右差がある、眉が薄いなどは、眉のアートメイクを行うことで解決できます。
24時間365日美しい形の眉を保つことができ、汗や水でも落ちないため、スポーツをする時や温泉に行く際なども眉が落ちてしまうことを気にしなくて済みます。
眉を描かなくて良いため、メイクも時短でき楽になるでしょう。
リップアートメイクは、唇の形を綺麗に見せたり、血色を良く見せることができます。
お顔のバランスに合わせたアートメイクを行うことで、美しさが増すでしょう。
薄毛や円形脱毛症などでお悩みの方は、生え際や頭頂部にアートメイクを施すことで、薄毛を目立たなくさせることが可能です。
乳房再建手術を受けた方や、乳房に傷がある方は、乳輪や乳頭のアートメイクにより縫合跡や傷跡を目立たなくさせたり、乳頭を立体的に再建させることが可能です。

眉
眉メイクが苦手、眉の形に左右差がある、眉が薄いなどは、眉のアートメイクを行うことで解決できます。
24時間365日美しい形の眉を保つことができ、汗や水でも落ちないため、スポーツをする時や温泉に行く際なども眉が落ちてしまうことを気にしなくて済みます。
眉を描かなくて良いため、メイクも時短でき楽になるでしょう。

リップ
リップアートメイクは、唇の形を綺麗に見せたり、血色を良く見せることができます。
お顔のバランスに合わせたアートメイクを行うことで、美しさが増すでしょう。

髪・乳輪
薄毛や円形脱毛症などでお悩みの方は、生え際や頭頂部にアートメイクを施すことで、薄毛を目立たなくさせることが可能です。
乳房再建手術を受けた方や、乳房に傷がある方は、乳輪や乳頭のアートメイクにより縫合跡や傷跡を目立たなくさせたり、乳頭を立体的に再建させることが可能です。
アートメイクの副作用・リスクについて
アートメイクの副作用・リスク
アートメイクは、皮膚の浅い部分(表皮から真皮上層)に専用の機械や針を用いて色素を注入する施術です。眉、リップ、アイライン、ヘアライン(生え際・つむじ)、乳輪・乳頭など、様々な部位に施術が可能です。刺青とは異なり、比較的浅い部分を染色するため、肌のターンオーバーにより1〜3年程度で徐々に色が薄くなります。すっぴんでも美しい顔立ちを保つことができ、汗や水で落ちないため、スポーツや温泉、プールなども気にせず楽しめますが、以下のような副作用・リスクがあります。
施術に伴う一般的な副作用・リスク:
- 赤み・腫れ:施術後、施術部位に赤みや腫れが生じることがあります。通常は数日から1週間程度で落ち着きますが、施術部位や個人差により程度が異なります。特にリップアートメイクは腫れが強く出やすい傾向があります。
- 疼痛・違和感:施術中や施術後に、痛みやヒリヒリとした違和感を感じることがあります。麻酔を使用しますが、痛みの感じ方には個人差があります。
- 内出血:施術部位に内出血が生じることがあります。通常は1〜2週間程度で消失します。
- かさぶた形成・皮むけ:施術後、施術部位にかさぶたができたり、皮がむけたりすることがあります。通常は1週間程度で自然に剥がれ落ちます。無理に剥がすと色素が定着しにくくなったり、色ムラの原因になります。
- かゆみ:施術後の治癒過程で、かゆみを感じることがあります。掻かないように注意が必要です。
その他のリスク:
- 簡単に消せない:アートメイクは1〜3年程度で徐々に薄くなりますが、完全には消えません。デザインが気に入らない場合でも簡単に変更することができないため、慎重にデザインを決める必要があります。除去するには、レーザー治療や除去手術が必要になります。
- デザインの変更が難しい:流行や好みの変化により、デザインを変更したくなっても、色素が残っているため大幅な変更が難しくなります。
- 色の定着に個人差:色素の定着には個人差があり、思ったより薄く仕上がったり、濃く仕上がったりすることがあります。また、代謝が良い方は色の抜けが早い傾向があります。
- 色ムラ・左右非対称:施術後、色ムラが生じたり、左右で若干の差が生じたりすることがあります。完全に左右対称に仕上げることは困難です。
- 色の変化・退色:時間の経過とともに、色が変化したり退色したりすることがあります。特に赤系の色素は、時間とともにオレンジや茶色っぽく変化することがあります。紫外線の影響も受けやすいです。
- 複数回の施術が必要:1回の施術では十分に色が定着しないことが多く、通常2〜3回の施術が必要です。
- 感染:施術後に細菌感染が生じるリスクがあります。施術部位を清潔に保つことが重要です。
- アレルギー反応:稀に、使用する色素に対するアレルギー反応が生じることがあります。金属アレルギーのある方は特に注意が必要です。
- ケロイド・肥厚性瘢痕:体質により、施術部位にケロイドや肥厚性瘢痕が形成されることがあります。
- 肉芽腫:極めて稀ですが、色素に対する異物反応として肉芽腫が形成されることがあります。
- MRI検査への影響:アートメイクの色素に金属成分が含まれている場合、MRI検査時に発熱や痛みを感じることがあります。MRI検査を受ける際は、アートメイクをしていることを必ず医師に伝えてください。
各部位特有の副作用・リスク
眉アートメイク:
- 眉周辺の腫れ:施術後、眉周辺に腫れが生じることがあります。通常は数日で軽減します。
- 眉の形の変化:加齢により顔の形が変わると、眉の位置や形が不自然に見えることがあります。
- 眉毛の生え方への影響:施術を繰り返すと、眉毛が生えにくくなることがあります。
リップアートメイク:
- 強い腫れ:リップアートメイクは、他の部位と比較して腫れが強く出やすい傾向があります。通常は3〜7日程度で軽減しますが、1週間以上続くこともあります。
- 口唇ヘルペスの再発:口唇ヘルペスの既往がある方は、施術の刺激により再発することがあります。予防内服をお勧めする場合があります。
- 色の定着が悪い:リップは粘膜のため、他の部位と比較して色の定着が悪く、複数回の施術が必要になることが多いです。
- 食事の制限:施術後数日間は、熱いもの、辛いもの、酸っぱいものなど、刺激の強い食べ物を避ける必要があります。
アイラインアートメイク:
- 目の腫れ:施術後、まぶたが腫れることがあります。通常は数日で軽減します。
- 目の違和感:施術後数日間、目に違和感を感じることがあります。
- コンタクトレンズの制限:施術後数日間は、コンタクトレンズの使用を控える必要があります。
- 目の疾患への影響:目の疾患がある方は、症状が悪化するリスクがあります。
ヘアラインアートメイク(生え際・つむじ):
- 頭皮の赤み・腫れ:施術後、頭皮に赤みや腫れが生じることがあります。通常は数日で軽減します。
- かさぶた形成:施術後、頭皮にかさぶたができることがあります。無理に剥がさないよう注意してください。
- 自然な毛髪との違い:アートメイクは立体感がないため、自然な毛髪と比較すると平面的に見えることがあります。
乳輪・乳頭アートメイク:
- 乳輪の腫れ・赤み:施術後、乳輪に腫れや赤みが生じることがあります。通常は数日で軽減します。
- 瘢痕への色素の定着:乳房再建手術後の瘢痕部分は、正常な皮膚と比較して色素の定着が悪いことがあります。
- 色の調整の難しさ:左右の色を完全に同じにすることは困難です。
治療を受けられない方・注意が必要な方
以下の方は治療を受けられない、または医師との十分な相談が必要です:
- 妊娠中・授乳中の方
- 施術部位に炎症や傷がある方
- 施術部位に感染症がある方
- ケロイド体質の方
- 金属アレルギーのある方(色素に金属成分が含まれている場合があります)
- アトピー性皮膚炎など、皮膚疾患のある方
- 免疫抑制剤を使用中の方
- 抗凝固薬を服用中の方
- 糖尿病の方(創傷治癒が遅延する可能性があります)
- 口唇ヘルペスが活動期の方(リップアートメイクの場合)
- 目の疾患がある方(アイラインアートメイクの場合)
- 施術部位に既存のアートメイクやタトゥーがある方(デザインにより施術できない場合があります)
- その他、医師が不適切と判断した方
施術後の注意事項
全部位共通:
- 施術部位を清潔に保つ:感染予防のため、施術部位を清潔に保ってください。処方された軟膏がある場合は、指示通りに塗布してください。
- こすらない・掻かない:施術部位を強くこすったり、掻いたりしないでください。色素の定着が悪くなったり、色ムラの原因になります。
- かさぶたを無理に剥がさない:かさぶたができた場合、無理に剥がさず自然に剥がれ落ちるまで待ってください。
- 紫外線対策:施術後は紫外線対策を徹底してください。紫外線により色が変化したり退色したりする可能性があります。
- 入浴・洗顔:施術当日は入浴を避け、シャワーのみとしてください。洗顔は可能ですが、施術部位を強くこすらないよう注意してください。
- 飲酒・激しい運動:施術当日は、血行が良くなる行為(飲酒、激しい運動、サウナなど)は控えてください。腫れや内出血が悪化する可能性があります。
- メイク:施術部位のメイクは、施術後1週間程度は控えてください。それ以外の部位は施術当日から可能です。
- プールや温泉:施術後1週間程度は、プールや温泉、海などは控えてください。感染のリスクがあります。
リップアートメイクの場合:
- 刺激物の制限:施術後数日間は、熱いもの、辛いもの、酸っぱいものなど、刺激の強い食べ物を避けてください。
- 口唇ヘルペスの予防:口唇ヘルペスの既往がある方は、施術前に予防内服をお勧めする場合があります。
- リップクリーム:施術後は頻繁にリップクリームを塗り、保湿を心がけてください。
アイラインアートメイクの場合:
- コンタクトレンズ:施術後数日間は、コンタクトレンズの使用を控えてください。
- アイメイク:施術後1週間程度は、アイメイクを控えてください。
アートメイクのよくある質問
Qアートメイクをしていますが、施術を受けることはできますか?
- A
アートメイクの料金表
| 両眉 1回目 | 55,000円 |
|---|---|
| 両眉2回目 | 55,000円 |
| 両眉3回目以降(前回より1年以内) | 33,000円 |
| 両眉3回目以降(前回より1年以降) | 44,000円 |
| アイライン | 33,000円 |
| リップ1回目 | 55,000円 |
| リップ2回目 | 55,000円 |
| リップ 3回目以降(前回より1年以内) | 33,000円 |
| リップ 3回目以降(前回より1年以降) | 44,000円 |
| ヘアライン:生え際1回目 | 88,000円 |
| ヘアライン:生え際2回目 | 55,000円 |
| ヘアライン:生え際3回目以降 | 44,000円 |
| つむじ・薄毛 5cm×5cm | 22,000円 |

記事監修医師プロフィール
院長/形成外科専門医・医学博士
伊藤 蘭
| 2003年 | 山口大学医学部卒業 |
|---|---|
| 2003年 | 京都大学医学部附属病院形成外科 日本赤十字社和歌山医療センター形成外科 |
| 2006年 | 島根県立中央病院 形成外科 |
| 2008年 | 松寿会共和病院 形成外科 |
| 2010年 | 京都大学大学院医学研究科課程博士(形成外科学)入学 |
| 2012年 ~2014年 | MD Anderson Cancer Center, Houston, USA. (Microsurgery Research Fellow) |
| 2014年 | Chang Gung Memorial Hospital, Taiwan(Microsurgery Fellow) |
| 2014年 | 京都大学大学院医学研究科課程博士(形成外科学)博士課程所定の単位修得および研修指導認定 |
| 2015年 | 京都大学医学部附属病院形成外科 助教 |
| 2017年 | 城本クリニック京都院 院長 |
| 2020年 | ピュアメディカル西大寺院 院長 |
| 2021年 | くみこクリニック四条烏丸院 院長 |
| 2022年 | いとうらんクリニック四条烏丸 開設 |









