プロテーゼは体内に吸収されることがないため、半永久的に効果が持続します。
鼻整形について
鼻は顔の中心にあることから、顔全体の雰囲気を左右するパーツのひとつです。
美しい鼻筋、整った形の鼻にすることで、顔の印象が変わり、なりたいイメージの顔にちかづくことができます。
当院では、団子鼻やブタ鼻を解消する施術や、鼻を高くする施術、鼻の穴を小さくする施術など、鼻の形を整える様々な施術を行っています。

オーダーメイドプロテーゼとは
人の軟骨に近い性質のシリコン樹脂「プロテーゼ」を用いて、鼻を高くする施術です。
人の身体への影響が少ない安全な物質で構成されているため、身体への負担が少なく、鼻の穴の内側から挿入するため、傷口も目立ちません。
ヒアルロン酸により鼻整形を行う場合、体内に吸収されてしまいますが、プロテーゼは体内に吸収されないため、効果が半永久的に持続します。
オーダーメイドプロテーゼは、患者様の鼻に合わせて作られたプロテーゼを挿入するので、お一人おひとりの鼻にフィットする自然な仕上がりとなります。

オーダーメイドプロテーゼのメリット・デメリット
オーダーメイドプロテーゼのメリットは、骨格に合うプロテーゼを挿入できるため、より自然な仕上がりが叶うことです。
デメリットは、プロテーゼを挿入することで感染症になるリスクがあるということです。
オーダーメイドプロテーゼのメリット
オーダーメイドのプロテーゼを挿入すると、骨格に合うプロテーゼを挿入できるため、より美しく自然な仕上がりが叶います。
また、自分の骨格に合うプロテーゼなので、術後にプロテーゼがズレてしまうというようなリスクも低いです。
既製品のプロテーゼの場合、プロテーゼがズレてしまう、浮きあがってしまうなどのトラブルが起こる可能性がありますが、オーダーメイドの場合は、骨格にしっかりフィットしてくれるため、このリスクが減らせます。
オーダーメイドプロテーゼのデメリット
オーダーメイドのプロテーゼに限らず、プロテーゼの挿入では感染症を起こすリスクがあります。
皮膚を切開しますので、傷口から感染を起こす可能性があるのです。
万が一、感染を起こした場合、抗菌剤で治療を行いますが、抗菌剤でなかなか改善されない場合は、プロテーゼの除去を行わなければいけません。
手術後は患部を必要以上に触ることは避け、清潔に保ちましょう。
オーダーメイドプロテーゼがおすすめな人
- モデルのような鼻筋の通った鼻を手に入れたい
- 鼻筋を通してフェイスラインを整えたい
- 低い鼻を高く見せたい
- 自然な仕上がりにしたい
- 半永久的な効果がある鼻の整形を受けたい
オーダーメイドプロテーゼの期待できる効果

患者様のご希望や鼻骨の形に合わせて、鼻のそりや幅、高さなど細部までこだわったデザインでオーダーメイドプロテーゼを完成させます。
鼻骨の形にぴったり合わせることで、プロテーゼが飛び出したりずれたりするリスクを抑えることができ、お顔立ちや雰囲気を考慮したプロテーゼなので、自然でキレイな鼻のラインを形成できます。
鼻尖縮小とは
丸くて大きな「だんご鼻」を改善して、すっきり小さく見せる手術です。
日本人など東洋人に多いといわれるだんご鼻は、年齢とともにさらに目立つようになっていきます。
鼻先から小鼻への形をつくる鼻翼軟骨を中央に寄せて縫合していくことで、鼻先を細くしてだんご鼻を改善させます。
鼻尖縮小は左右の鼻の穴から縫い合わせますので、手術後の傷あとは外からは見えません。
プロテーゼやヒアルロン酸注入などによる隆鼻術や、小鼻を縮小する手術と合わせて行うことも可能で、さらに整った鼻に仕上げることができます。

鼻尖縮小のメリット・デメリット
鼻尖縮小のメリットは、だんご鼻が解消されるだけでなく、鼻の形全体が綺麗に見えるように整うことです。
デメリットは、自然でバレにくい整形のため大きな変化を求める場合は、満足できる結果にならない可能性もあることです。
鼻尖縮小のメリット
鼻尖縮小により、だんご鼻をすっきりした鼻にすることができます。
だんご鼻が解消されることで、鼻全体に高さが出たように見えたり、横顔が綺麗になる、鼻の印象が変わることでお顔全体の雰囲気も変わるなどのメリットがあります。
鼻尖縮小のデメリット
鼻尖縮小は、大きな変化を起こす手術ではありません。
比較的バレにくい整形のため、ナチュラルな仕上がりとなります。
そのため、大きな変化を求める場合、「物足りない」「思っていた感じと違う」「もっと変わると思った」と感じてしまう方もいます。
しかし、お顔全体のバランスが整うことには違いありません。
手術前後の変化があまり出ない方の場合は、事前に説明させていただき、ご納得いただいたうえで手術を行わせていただきます。
鼻尖縮小がおすすめな人
- 丸くなっている鼻先をすっきりさせたい
- だんご鼻やにんにく鼻に悩んでいる
- 低い鼻を少しでもすっきり高く見せたい
- 鼻尖を整えて美しいSラインを出したい
- 鼻先とあご先を結ぶEラインをキレイに整えたい
鼻尖縮小の期待できる効果

鼻孔の形を整えながら、鼻先を自然にシャープに形成しますので、正面から見ても側面から見ても美しい仕上がりの鼻になり、顔全体がすっきりと上品な印象になります。
鼻先がつんと高くなることで、鼻孔を立たなくする効果も期待できます。
鼻翼挙上とは
鼻翼とは鼻の側面の付け根の部分のことです。
鼻翼が大きかったり、鼻柱に比べて垂れ下がっていたりすると、小鼻が大きく目立ってしまいます。
そこで鼻翼を持ち上げて、バランスのとれたすっきりした鼻にする施術が鼻翼挙上術です。
鼻翼挙上術では、垂れ下がって見える鼻翼を切開し、余分な皮膚を切除してから縫合します。
小鼻の上の適切な位置に来るように鼻翼を固定することによって、矢印型の鼻や大きく見える小鼻の印象を改善します。

鼻翼挙上のメリット・デメリット
鼻翼挙上のメリットは、他の鼻整形手術との組み合わせでより美しい鼻の形に整えられることです。
デメリットは、鼻下が長い人や鼻の長さが短い人には向かないため、そのような場合は他の手術を検討しなければならないことです。
鼻翼挙上のメリット
鼻翼挙上は、単独で行うこともある手術ですが、プロテーゼや鼻尖形成術と組み合わせすることも多い手術です。
組み合わせて行うことで、より美しい鼻の形が叶います。
理想の鼻の形がある場合、ひとつの手術では難しいこともあります。
複数の手術を組み合わせて行うことで、好みの鼻の形が叶えやすくなるのです。
鼻翼挙上のデメリット
鼻翼挙上術では、小鼻の端を切開します。
切開により小鼻の縦幅は小さくなってしまうため、鼻の下が長くなる、鼻の長さが短くなるということが起こります。
そのため、もともと鼻の下が長い人、鼻の長さが短い人はそれがより強調されてしまうことになるため、鼻翼挙上ではない手術を検討したほうが良いと言えます。
鼻翼挙上がおすすめな人
- 大きい小鼻をすっきり小さく見せて鼻の形を整えたい
- 鼻翼が垂れ下がっているのが気になっている
- 大きく発達している鼻翼が気になる
- 矢印型の鼻に悩んでいる
- 上品に上向きで鼻筋の通った鼻を手に入れたい
鼻翼挙上の期待できる効果

鼻翼挙上術によって、鼻の真ん中よりも垂れさがっている小鼻の位置を直すことができます。
これにより、小鼻を小さく見せて鼻の形を整え、鼻筋が通り、高くすっきりした美しい鼻に仕上げることが可能です。
鼻先が高くなることで、上品な印象を与えることができ、鼻の形が整うことで、お顔全体の印象もよくなります。
人中短縮(リップリフト)とは
「人中」とは鼻の下から上唇にいたる縦のみぞのことで、この長さが短いと、顔が引き締まって見えます。
人中の長さは、生まれつき長い場合と、加齢によって鼻の下が伸びて長くなる場合がありますが、どちらのケースでも人中短縮術で鼻の下の長さを縮めることが可能です。
人中短縮術では鼻の下の皮膚を一部切除し、縫合します。
これによって切除された皮膚に上唇が引っ張られて、人中が短くなります。
唇が上に上がることから、リップリフトとも呼ばれます。

人中短縮(リップリフト)のメリット・デメリット
人中短縮(リップリフト)のメリットは、自然な若返りができることです。
デメリットは、切除してしまうので元に戻せないことです。
人中短縮(リップリフト)のメリット
人中短縮(リップリフト)を行うことで、自然に上唇が上向きになり、若々しい印象を与えることができます。
間延びしたような印象も、メリハリが出るため口周りの若返りが可能です。
人中短縮(リップリフト)のデメリット
人中短縮(リップリフト)のデメリットは、切除するため元に戻せないということです。
仕上がりのイメージをよく相談してから施術を行うことが大切です。
人中短縮(リップリフト)がおすすめな人
- 鼻の下が長く見える
- 顔全体がのっぺり間延びして見えるので、印象を変えたい
- 加齢によって鼻の下が垂れ下がってきた
- 老けて見える印象を改善したい
- 小顔で引き締まった顔立ちにしたい
- 上唇をふっくらさせたい
人中短縮(リップリフト)の期待できる効果

人中短縮(リップリフト)を行うことで、お顔全体の印象を変えることができます。
人中が長いと間延びした顔に見えたり、面長な印象になり顔全体が大きく見えてしまいますが、人中を短くすることによって、顔全体が小さく見えるようになります。
また、唇が上に引っ張られることにより、上唇がふっくらした印象に変わります。
唇に立体感を持たせることができ、顔全体が若々しく見える効果も期待できます。
鼻中隔延長(耳介軟骨移植含む)とは
鼻の形を整える場合には、鼻の高さだけではなく長さも重要です。
鼻の長さを補うために、プロテーゼ挿入や、鼻尖部に軟骨を移植する手術などがありますが、これらで十分な効果が得られるとはかぎりません。
鼻中隔延長術では、鼻の土台である鼻中隔軟骨が伸びるように、軟骨を移植します。
鼻尖部に軟骨を移植する手術よりも、大きく鼻の印象を変えたい場合に有効です。
鼻中隔延長を行う際には、ほとんどの場合、耳介軟骨を使用します。

鼻中隔延長のメリット・デメリット
鼻中隔延長のメリットは、プロテーゼで行う方法と耳の軟骨を採取して行う方法から選べることです。
デメリットは、どちらの場合も切開による手術のため、感染症のリスクもあるということです。
鼻中隔延長のメリット
鼻中隔延長のメリットは、プロテーゼで行う方法とご自身の耳の軟骨を採取して移植する方法の2通りから選ぶことができます。
耳の軟骨の場合は、変えることができる長さに限界がありますが、プロテーゼの場合は、より理想の長さに整えやすいと言えるでしょう。
鼻中隔延長のデメリット
皮膚を切開しますので、傷口から感染を起こす可能性もあります。
万が一、感染を起こした場合、抗菌剤で治療を行いますが、抗菌剤でなかなか改善されない場合は、挿入物の除去を行わなければいけません。
手術後は患部を必要以上に触ることは避け、清潔に保ちましょう。
鼻中隔延長がおすすめな人
- ぶた鼻が気になっていて改善したい
- すっきりした鼻を手に入れたい
- 外国人のような長い鼻にあこがれている
- 鼻が上を向いていて鼻の穴が目立つのを何とかしたい
- 半永久的な効果を期待したい
- 鼻の形を整えたいけれど、異物を使うのは心配
鼻中隔延長の期待できる効果

鼻尖が丸くて低い、鼻の穴が目立つ、鼻が短い、鼻全体が小さいといった鼻の悩みを解消する効果が期待できます。
鼻尖と鼻翼のバランスが整った、美しい形の鼻を形成でき、鼻先を大きく下方に延ばすことで、顔全体がシャープな印象に変わります。
鼻の悩みがいろいろな箇所にある場合、鼻全体のバランスを考えて複数の施術を組み合わせて行う場合もありますが、鼻中隔延長であれば、この施術のみで解決できるケースもあります。
耳介軟骨移植とは
耳介軟骨移植とは、耳の裏側の軟骨を採取して、鼻先に移植する手術です。
採取した軟骨を鼻先や鼻柱基部に移植することによって、鼻の長さを出したり、鼻先の向きを変えたり、鼻先を高くしたりなどデザインを調整できます。
手術では鼻の穴や耳の後ろなどを切開するため、傷あともほとんど目立ちません。
また患者様自身の軟骨を使いますので、アレルギーを起こす心配がなく、お顔の中に異物を入れることに抵抗がある方でも受けやすい施術です。

耳介軟骨移植のメリット・デメリット
耳介軟骨移植のメリットは、自分の組織なのでアレルギーを起こすリスクが少ないということです。
デメリットは、軟骨の採取箇所と移植箇所の2ヶ所を切開しなければならないことです。
耳介軟骨移植のメリット
耳介軟骨移植は、ご自身の耳の軟骨を使用して行う手術のため、アレルギーを引きおこすリスクが少ないことです。
プロテーゼは安全性は高いですが、体内で異物と認識されてしまうリスクもゼロではありません。
耳介軟骨移植は、そのようなリスクが少ないため、異物を体内に挿入したくない人でも受けやすいです。
耳介軟骨移植のデメリット
耳介軟骨移植を行う場合、軟骨を採取する箇所と軟骨を移植する箇所の2ヶ所を切開しなければいけません。
どちらも傷跡は目立ちにくい部位を切開しますが、切開後はダウンタイムがあること、しばらくは傷跡が残ることはデメリットです。
耳介軟骨移植がおすすめな人
- 低い鼻先を高くしたい
- 鼻をシャープな印象にしたい
- 鼻先が丸いだんご鼻で悩んでいる
- 自然な感じで鼻を整えたい
- 鼻の穴が見えてしまうのを改善したい
- 鼻の形を整えたいけれど、異物を使うのは心配
耳介軟骨移植の期待できる効果

低い鼻や短い鼻にコンプレックスを持っている方も、外国人のファッションモデルのような立体的な鼻を形成することができます。
鼻先が高くなることによって、鼻の見た目がすっきりするだけでなく、顔全体も立体的な印象になります。
軟骨の入れ方によって、鼻先の向きを調整したり、鼻の穴を目立ちにくくしたりなど、理想の形の鼻に近づけることが可能です。
鼻整形の副作用・リスクについて
手術に伴う一般的な副作用・リスク
術後に生じる可能性のある症状:
- 腫れ・むくみ:手術部位に腫れやむくみが生じます。通常は術後3日〜1週間程度がピークで、その後徐々に軽減しますが、完全に落ち着くまでには2〜4週間程度、場合によっては数か月かかることがあります。
- 内出血:切開部位や周辺に内出血が現れることがあります。通常は1〜3週間程度で自然に吸収されます。特にプロテーゼ挿入や鼻中隔延長では、鼻周辺や目の下にも内出血が及ぶ場合があります。
- 疼痛(痛み):術後に痛みを感じることがあります。処方された鎮痛剤で管理できる程度のことが多いですが、個人差があります。特に術後数日間は痛みが強く出ることがあります。
- 赤み:切開部位に赤みが生じます。時間の経過とともに徐々に薄くなりますが、完全に目立たなくなるまでには数か月かかる場合があります。
- 違和感・鈍い感覚:術後しばらくの間、鼻周辺に違和感、突っ張り感、硬さを感じることがあります。多くの場合、時間とともに改善しますが、完全に馴染むまでには数か月を要することがあります。
- 鼻閉感:術後の腫れにより、鼻が詰まったような感覚や鼻呼吸がしにくくなることがあります。通常は腫れの軽減とともに改善します。
その他のリスク:
- 瘢痕(傷跡):切開を伴う手術のため、傷跡が残ります。鼻の穴の内側から切開する場合は外からは見えにくいですが、外側法や人中短縮では外側に傷跡が残ります。傷跡の治癒過程や目立ち具合には個人差があります。適切な切開技術と丁寧な縫合により、できる限り目立たないよう配慮しますが、体質により肥厚性瘢痕やケロイドが生じる可能性もあります。
- 知覚鈍麻(感覚の鈍り):手術部位やその周辺の感覚が一時的に鈍くなることがあります。多くの場合、数週間から数か月で回復しますが、稀に長期間持続することがあります。
- 左右差:もともとの鼻の形状や手術による腫れの程度により、左右の仕上がりに差が生じる可能性があります。腫れが引いた後も左右差が気になる場合は、修正手術が必要になることがあります。
- 感染:手術部位に細菌感染が生じるリスクがあります。清潔な環境での手術と適切な術後管理により予防しますが、万が一感染が疑われる場合は速やかに治療が必要です。重度の感染の場合、挿入したプロテーゼや移植した軟骨の除去が必要になることがあります。
- プロテーゼに関連するリスク(プロテーゼ挿入の場合):プロテーゼのずれ、飛び出し、透けて見える、輪郭が目立つ、違和感が続くなどの可能性があります。また、長期的にはプロテーゼ周囲に被膜が形成され、硬くなったり、変形したりすることがあります。
- 軟骨の吸収・変形(軟骨移植の場合):移植した軟骨の一部が吸収されたり、変形したりすることがあります。その結果、希望していた形状や高さが維持できない場合があります。
- 鼻の形態変化:予定していた形と異なる仕上がりになる可能性があります。また、時間の経過とともに形態が変化することがあります。
- 鼻孔・鼻柱の変形:手術により鼻孔(鼻の穴)の形や鼻柱(左右の鼻孔を隔てる部分)の形が変わることがあります。
- 鼻呼吸への影響:稀に手術後に鼻呼吸がしにくくなることがあります。
- 効果の個人差:手術の効果や満足度には個人差があります。期待した仕上がりにならない場合や、さらなる調整を希望される場合は、追加の手術が必要になることがあります。
- 後戻り・変化:時間の経過、加齢、体重変化などにより、手術によって形成した形態が変化する可能性があります。
- アレルギー反応:麻酔薬、縫合糸、プロテーゼなどに対してアレルギー反応が生じる可能性があります。
- 出血:術中・術後に出血が生じることがあります。通常は問題ありませんが、稀に追加処置が必要になる場合があります。
- 血腫:手術部位に血液が溜まる血腫が形成されることがあります。軽度の場合は自然に吸収されますが、大きな血腫の場合は除去が必要になることがあります。
- 皮膚の壊死:極めて稀ですが、血流障害により皮膚の一部が壊死する可能性があります。
各施術特有のリスク
オーダーメイドプロテーゼ挿入:
- プロテーゼのずれ、飛び出し、露出
- プロテーゼの輪郭が透けて見える
- 被膜拘縮(プロテーゼ周囲に硬い膜ができる)
- 長期的なプロテーゼの劣化や変形
鼻尖縮小:
- 鼻先の形状が希望と異なる
- 鼻先が硬くなる
- 効果が限定的である(大きな変化を求める場合は満足できない可能性)
鼻翼挙上:
- 鼻下が長く見える、鼻の長さが短く見える
- 鼻孔の形状変化
- 笑った時の表情の変化
人中短縮(リップリフト):
- 鼻の下に傷跡が残る(通常は目立ちにくいですが、個人差があります)
- 上唇の動きに制限が生じる可能性
- 笑った時の歯茎の露出が増える(ガミースマイル)
- 短縮しすぎた場合、元に戻すことが困難
鼻中隔延長:
- 移植した軟骨の吸収や変形
- 鼻先が硬くなる
- 鼻の長さが希望と異なる
- 鼻呼吸への影響
耳介軟骨移植:
- 軟骨採取部位(耳)の痛み、腫れ、変形
- 耳の形状変化
- 移植した軟骨の吸収や変形
- 軟骨の凹凸が触れる
手術を受けられない方・注意が必要な方
以下の方は手術を受けられない、または医師との十分な相談が必要です:
- 妊娠中・授乳中の方
- 重度の全身疾患をお持ちの方
- 出血性疾患のある方、血液をサラサラにする薬を服用中の方
- ケロイド体質の方
- 重度の糖尿病の方
- 心疾患のある方
- 麻酔薬に対してアレルギーのある方
- シリコンアレルギーのある方(プロテーゼ挿入の場合)
- 鼻に重度の炎症や感染がある方
- 精神疾患により治療内容や結果への理解が困難な方
- 未成年の方(保護者の同意が必要です)
- 非現実的な期待をお持ちの方
- その他、医師が不適切と判断した方
術後の注意事項
- 術後1〜2週間程度は、飲酒、激しい運動、サウナ、長時間の入浴を控えてください。シャワーは可能ですが、患部を濡らさないよう注意が必要です。
- 術後は手術部位を清潔に保ち、医師の指示に従ってケアを行ってください。
- 処方された抗生剤や鎮痛剤は指示通りに服用してください。
- 鼻を強くかんだり、手術部位を触ったり、押したりしないでください。
- うつ伏せで寝ることは避け、できるだけ仰向けで頭を高くして休んでください。
- 術後しばらくは、眼鏡やサングラスの着用を控えてください(コンタクトレンズは可能)。
- 術後の腫れを軽減するため、患部を冷やすことが推奨される場合があります。
- 紫外線対策を十分に行ってください。
- メイクは抜糸後から可能ですが、傷跡や手術部位には注意が必要です。
- マスクの着用は医師の指示に従ってください。
- 気になる症状が続く場合や、異常を感じた場合は速やかにクリニックにご連絡ください。
ダウンタイムについて
- 抜糸:通常、術後5〜7日目に抜糸を行います。
- ギプス固定:プロテーゼ挿入や鼻骨に影響を与える手術の場合、術後約1週間ギプスで固定することがあります。
- 腫れのピーク:術後2〜4日がピークで、その後徐々に軽減します。
- 内出血:1〜3週間程度で目立たなくなることが多いです。
- メイク:抜糸後から可能ですが、患部は慎重に扱う必要があります。
- 完成までの期間:最終的な仕上がりは、術後3〜6か月程度、場合によっては1年程度で安定します。腫れの引き方や組織の馴染み具合には個人差があります。
- 日常生活:デスクワークなどの軽い活動は数日後から可能ですが、腫れや内出血が目立つ期間があります。
- ダウンタイムの程度や期間には個人差があり、術式によっても異なります。
効果と持続期間について
- プロテーゼ挿入や軟骨移植などの外科的処置は、効果が長期的に持続することが期待できます。
- ただし、加齢による変化、体重の増減、生活習慣、外傷などにより、多少の変化が生じる可能性があります。
- 移植した軟骨は、時間とともに一部が吸収されたり、変形したりする可能性があります。
- 手術の効果や満足度には個人差があり、すべての方に同じ結果が得られるわけではありません。
- 医師の診察により、患者様に適した術式や治療計画をご提案いたします。
修正手術について
手術後の仕上がりに満足できない場合や、時間の経過とともに変化が生じた場合、修正手術を検討することがあります。ただし、修正手術は初回手術よりも難易度が高く、リスクも増大する可能性があります。修正手術の可否や方法については、十分な期間をおいて組織が安定してから、医師と相談の上で判断します。
費用について
本手術は自由診療(保険適用外)です。術式により費用が異なります。また、複数の施術を組み合わせる場合は、それぞれの費用が加算されます。詳細な費用については、診察時に医師よりご説明いたします。
使用する医療機器・材料について
本手術で使用するプロテーゼ(シリコン樹脂)や、一部の縫合糸、麻酔薬などについては、診察時にご説明いたします。国内未承認のものを使用する場合は、その旨を事前にお伝えし、同意をいただいた上で使用いたします。当院で使用するプロテーゼは、医療用として安全性が確認されたものを使用しております。
※症状の出現や程度、ダウンタイムの長さには個人差があります。術式によってもリスクや注意事項が異なります。詳細については診察時に医師より丁寧にご説明いたします。ご不明な点や不安なことがございましたら、お気軽にご相談ください。理想の鼻の形を実現するため、カウンセリングで十分にイメージを共有し、最適な治療計画をご提案いたします。
鼻整形のよくある質問
Qオーダーメイドプロテーゼの効果は永久的ですか?
- A
Q鼻を高くしたい場合におすすめの治療は何ですか?
- A
鼻を高くする施術は、オーダーメイドプロテーゼの挿入、鼻中隔延長、耳介軟骨移植などがあります。どの施術方法を選択するかは、患者様の鼻とお顔全体のバランスと施術後の理想イメージとを総合的に考慮して決定します。美容医療のプロフェッショナルである私たちが、患者様のご希望をヒアリングし、施術に対する説明をしっかりとしたうえで最適な施術をご提案いたします。
Q小鼻を小さくしたい場合におすすめの治療は何ですか?
- A
小鼻を小さくする施術は、鼻尖縮小術、鼻翼挙上、小鼻縮小などがあります。どの施術方法を選択するかは、患者様の小鼻と鼻のバランス、お顔全体のバランス、また施術後の理想イメージと合わせて総合的に決定します。美容医療のプロフェッショナルである私たちが、患者様のご希望をヒアリングし最適な施術をご提案いたします。
Qプロテーゼの安全性は確認されていますか?
- A
プロテーゼは人の完骨に近い性質のシリコン樹脂であり、安全性の高い物質です。
Qプロテーゼを入れた箇所を元に戻すことはできますか?
- A
プロテーゼ抜去術をすることも可能です。
Q鼻尖縮小術によってだんご鼻を解消することはできますか
- A
可能です。プロテーゼやヒアルロン酸注入などで隆鼻術を併用することで、シャープで美しい鼻に整えることができます。
Q鼻尖縮小術は日帰りでできますか?
- A
施術時間は2~3時間です。日帰りでの施術が可能です。
Q鼻尖縮小術と併せてプロテーゼの挿入や鼻中隔延長を受けることはできますか?
- A
可能です。プロテーゼやヒアルロン酸注入などで隆鼻術を併用することで、シャープで美しい鼻に整えることができます。
Q鼻尖縮小術の痛みは強いですか?
- A
施術中は麻酔を使用しますが、施術後に麻酔の効果がきれると痛みを伴います。痛み止めを処方しますが、我慢できないような激痛ではありません。
Q鼻尖縮小術のダウンタイムはどのくらいですか?
- A
鼻尖縮小術のダウンタイムは、個人差がありますがおよそ1週間前後です。腫れや赤み、痛みが主な症状ですが、施術後の日数を重ねると徐々に引いていきます。
Q鼻翼挙上術の傷跡は目立ちますか?
- A
小鼻の縁である、鼻翼の外側に沿ってメスをいれるため、傷が残りますがほとんど目立ちません。
Q鼻翼挙上術のダウンタイムはどのくらいですか?
- A
個人差がありますが、施術部位の腫れや赤み、内出血が1〜3週間程度残ります。徐々に引いていくので施術後1~2週間経過すると、メイクでほとんどカバーできる状態です。
Q鼻翼挙上術の痛みや腫れはどの程度ですか?
- A
施術中は麻酔を使用しますが、施術後に麻酔の効果がきれると痛みを伴います。痛み止めを処方しますが、我慢できないような激痛ではありません。
Q鼻翼挙上術後の注意事項を教えてください
- A
施術当日は洗顔、洗髪、入浴は控えてください。翌日から洗顔が可能ですが施術部位は優しく洗ってください。施術部位のメイクは抜糸後に可能です。
Q人中短縮術後はいつから入浴できますか?
- A
入浴は、抜糸が済んでから可能です。通常は施術から1週間程度で抜糸をおこないます。それまではシャワーとし、患部を濡らさないよう注意してください。
Q人中短縮術のダウンタイムはどのくらいですか?
- A
人中短縮術のダウンタイムには個人差があり、約1〜3ヶ月です。ダウンタイム中には患部が腫れたり、患部周辺が内出血をおこしたりします。施術から1週間後ほどで落ち着いてきますが、内出血が完全に吸収されるまでには1ヶ月以上かかることもあります。
Q人中短縮術の痛みや腫れについて教えてください
- A
人中短縮術の施術中は麻酔をかけるので痛みを感じません。麻酔の効果がきれる施術後から、痛みを感じます。とくに施術から1週間は痛みと腫れが強い方も多く、痛み止めを処方しております。1〜2週間で痛みや腫れのピークを超えて、数週間かけて改善していきます。
Q鼻中隔延長後は入院が必要ですか?
- A
日帰りでの施術が可能です。
Q鼻中隔延長は永久的ですか?
- A
鼻中隔延長は半永久的な施術です。何らかの理由で元の状態に戻したい場合は、挿入した軟骨を取り出す手術を計画します。
Q鼻中隔延長とプロテーゼ挿入はそれぞれどんな人に向いていますか?
- A
鼻中隔延長もプロテーゼ挿入も、鼻を高く長くする際におこなう施術です。鼻中隔延長は鼻の土台から長さを作るので、プロテーゼ挿入よりも大きく印象を変えることができます。
Q耳介軟骨移植によって不自然な鼻の形になることはありますか?
- A
お顔全体のバランスをみて微調整をおこないつつ施術しますので、自然で美しい仕上がりをご期待ください。
Q耳介軟骨移植後のダウンタイムはどのくらいですか?
- A
耳介軟骨移植のダウンタイムは他の鼻の施術と比較して短く、腫れのピークは施術から2〜4日目です。ダウンタイムには腫れと赤みがありますが、鼻先の一部なのでマスクで隠すことができます。
鼻整形の料金表

記事監修医師プロフィール
院長/形成外科専門医・医学博士
伊藤 蘭
| 2003年 | 山口大学医学部卒業 |
|---|---|
| 2003年 | 京都大学医学部附属病院形成外科 日本赤十字社和歌山医療センター形成外科 |
| 2006年 | 島根県立中央病院 形成外科 |
| 2008年 | 松寿会共和病院 形成外科 |
| 2010年 | 京都大学大学院医学研究科課程博士(形成外科学)入学 |
| 2012年 ~2014年 | MD Anderson Cancer Center, Houston, USA. (Microsurgery Research Fellow) |
| 2014年 | Chang Gung Memorial Hospital, Taiwan(Microsurgery Fellow) |
| 2014年 | 京都大学大学院医学研究科課程博士(形成外科学)博士課程所定の単位修得および研修指導認定 |
| 2015年 | 京都大学医学部附属病院形成外科 助教 |
| 2017年 | 城本クリニック京都院 院長 |
| 2020年 | ピュアメディカル西大寺院 院長 |
| 2021年 | くみこクリニック四条烏丸院 院長 |
| 2022年 | いとうらんクリニック四条烏丸 開設 |










