コラム

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ピコレーザーにダウンタイムはある?照射モード別にダウンタイムの症状や期間を紹介!

ピコレーザーは、少ない施術回数で効果を実感できるため、多くの方が施術を受けています。

しかし、レーザー治療は肌に熱を与えるため、痛みや赤み、腫れなどが出やすいです。

この記事では、ピコレーザーのダウンタイム症状や期間、上手な過ごし方について紹介します。

施術後のダウンタイムの不安を解消したい方は、ぜひ最後までご覧ください。

ピコレーザーとは


ピコレーザーとは、レーザーの衝撃波で体内のメラニンを破壊し、色素を排出する施術のことです。

ターンオーバーとともにメラニンを排出することで、シミやそばかすがなくなります。

ピコレーザーの場合は、メラニン色素を細かく破壊できるため、従来のレーザー治療よりも効果が早く出るのが特徴です。

1回の照射時間は1兆分の1秒とかなり短いため、従来のレーザー治療より肌へのダメージを軽減できます。

照射モードの種類

治療は「トーニング」「スポット」「フラクショナル」の3モードを使い分けています。

照射モード 特徴
トーニング ・肌への刺激を与えずにメラニンを破壊させることが可能
ピコスポット

・衝撃波でメラニンを細かく砕いて排出する

・レーザー治療の熱作用がほとんどなく、炎症による色素沈着が起こりにくい

ピコフラクショナル ・点状に密度が高いレーザーを照射し、真皮層にあるコラーゲンやエラスチンの生成を促す。

照射出力は、トーニング<ピコスポット<ピコフラクショナルの順番で強くなります。

ピコレーザーの効果

ピコレーザーの照射モードで得られる効果は下の通りです。

照射モード 効果

トーニング

・しみ改善

・そばかす改善

・肝斑改善

・くすみ改善

・美白効果

ピコスポット

・しみ改善

・そばかす改善

ピコフラクショナル ・ニキビ跡の改善

・クレーター改善

肌の悩みに合わせて照射モードを自由に切り替えられるため、1人1人に合う施術方法を提案できます。

ピコレーザーのダウンタイム【照射モード別】

ピコレーザーは照射時間が短いため、ほかのレーザー治療よりダウンタイムの症状や期間が少ないです。

ただし、照射モードによっては数日間だけ赤みや内出血がおきたり、むくみが出たりする場合があります。

ピコトーニング

ピコトーニングはレーザーの出力が弱いため、しみやそばかす改善のほかに、肝斑治療にも対応しています。

施術直後は乾燥したり、肌が赤くなる場合がありますが、痛みなどのダウンタイムはほとんどありません。

ただし、施術効果を実感するまでに時間がかかるため、継続的に施術をおこなうのがオススメです。

当院では、2週間ごとの施術をおすすめしています。

ピコスポット

ピコスポットは照射出力が少し強いため、軽くやけどしている状態になります。

そのため、施術後は赤みや内出血、痛みを感じる方もいるようです。

1週間はかさぶたの状態になりますので、テーピングが必要になります。

ピコフラクショナル

ピコフラクショナルは3つの照射モードの中で1番照射出力が強く、施術直後は一時的に顔の赤みや乾燥、むくみなどが起こりやすいです。

また、施術によって炎症が起こり毛穴をふさいでしまうと、ニキビや赤いブツブツが出る場合もあります。

ほとんどの症状は1週間ほどで自然と落ち着くため、様子を見るだけで問題ありません。

ピコレーザーのリスク

ピコレーザーは、メラニンを細かく粉砕するため色素沈着が起こりにくいです。

ただし、かさぶたを無理にはがしたり施術部分に刺激を与えたりすると、色素沈着が起こる場合があります。

また、日焼けしてしまうとメラニンが生成されやすくなり、色素沈着になることも。

施術後に出来た色素沈着は、半年〜1年ほどで自然と解消されますが、希望すれば薬で対処することも可能です。

ダウンタイム中の注意点

ピコレーザーは、ダウンタイムが短いため、保湿と紫外線対策をしていただけるだけで基本的に問題ありません。

しかし、肌を刺激したり紫外線対策を怠ると、施術効果が弱まる可能性があります。

ダウンタイム中は、以下のことに気を付けて過ごしましょう。

肌を刺激しない

施術後の肌は敏感になっているため、強い刺激をあたえると炎症したりダウンタイムが長引いたりします。

ダウンタイム中は、なるべく施術部分をカバーして生活するのが良いでしょう。

<肌を刺激しないためのポイント>

  • スキンケアは優しい力で行う
  • 寝る時は枕に肌が当たらないように仰向けで寝る
  • 美顔器やピーリングの使用は控える

紫外線対策をする

ピコレーザーの後は、肌のバリア機能が低下しているため、紫外線の影響を受けやすくなっています。

肌が弱っている状態で紫外線を浴びると、施術効果を感じづらくなるため、紫外線対策をしっかり行うことが大切です。

施術から2週間ほどは、下の3つを意識して過ごしてください。

  • 常に日焼け止めを塗る
  • 外に出る時は日傘や帽子をかぶる
  • 飲む日焼け止めを活用する

異常を感じたらすぐにクリニックへ相談する

ダウンタイム中は赤みや痛みを感じる場合がありますが、ほとんどの症状は数日ほどで落ち着きます。

ただし、症状が1週間以上続く場合もあるため、施術後は自分の肌の状態を細かくチェックしましょう。

肌の異常を放置してしまうと悪化する可能性があるため、不安に感じたらすぐにクリニックへ相談することが大切です。

かさぶたを無理やりはがさない

ピコスポットを受けてからしばらくすると、かさぶたができます。

照射後1~2週間ほどでかさぶたが取れ始めるため、無理にはがす必要はありません。

むしろ無理やりはがすと、色素沈着の原因になります。

取れた部分は敏感になっているため、保湿と紫外線対策をしっかりすることが大切です。

こまめに保湿する

ピコレーザーの後は肌が乾燥しやすくなっています。

乾燥している状態のままだと炎症につながるため、保湿することが大切です。

敏感肌用の保湿クリームで1日数回ほど保湿すると、潤った状態をキープできます。

保湿は肌のターンオーバーを正常化する効果もあり、色素が排除されやすい環境を整えられます。

ピコレーザーのダウンタイムは照射モードによって変わる


ピコレーザーは、照射モードによってダウンタイムの症状や期間が変わります。

出力が弱いピコトーニングは、ダウンタイムがほとんどありませんが、ピコスポットやピコフラクショナルは数日ほど赤みや痛みを感じる場合があります。

照射モードは自由に使い分けられるため、医師と相談しながら納得のいく施術内容を決めていきましょう。

いとうらんクリニック四条鳥丸では、最新のピコレーザー「PicoLo(ピコロ)」で施術しています。

PicoLoが他のピコレーザーより優れている点は、フラクショナル機能です。

PicoLoは3種類のアプリケーターを標準装備し、あらゆる深さの凹凸に対応できるように設計されています。

さまざまな症状にも柔軟に対応でき、今まで以上に高い効果が得られます。

ダウンタイムが短いため、忙しい人でも気軽に施術することが可能です。

公式LINEでは相談対応も行っているので、シミやそばかすで悩んでいる方はお気軽にご相談ください。

記事監修医師プロフィール

院長/形成外科専門医・医学博士

伊藤 蘭

2003年山口大学医学部卒業
2003年京都大学医学部附属病院形成外科 日本赤十字社和歌山医療センター形成外科
2006年島根県立中央病院 形成外科
2008年松寿会共和病院 形成外科
2010年京都大学大学院医学研究科課程博士(形成外科学)入学
2012年
~2014年
MD Anderson Cancer Center, Houston, USA. (Microsurgery Research Fellow)
2014年Chang Gung Memorial Hospital, Taiwan(Microsurgery Fellow)
2014年京都大学大学院医学研究科課程博士(形成外科学)博士課程 所定の単位修得および研修指導認定
2015年京都大学医学部附属病院形成外科 助教
2017年城本クリニック京都院 院長
2020年ピュアメディカル西大寺院 院長
2021年くみこクリニック四条烏丸院 院長

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