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ピコレーザー施術を受けてるのにシミが消えない?原因や回避方法も解説

ピコレーザーに対し、「シミが消えない」などの噂を聞いて、不安を感じる人は少なくありません。

ピコレーザーは、本来、シミに高い効果を発揮する美容施術です。

しかしちょっとした不注意などで、ピコレーザーがむしろシミを悪化させてしまうケースもあるのです。

本記事では、ピコレーザーを行なったのにシミが消えないという悩みについて解説します。

参考にして、適切にピコレーザーを利用してください。

ピコレーザーとは?


ピコレーザーとは、美容整形施術におけるレーザー治療の1種です。

照射周期がピコ秒であるため、ピコレーザーと名前がついています。

照射方法は3種類あります。

しかしシミ取りが目的である場合は、3種の中の「ピコスポット」を使用することが多いです。

他に「ピコトーニング」「ピコフラクショナル」があり、用途に応じて使い分けられます。

ピコレーザーの効果

ピコレーザーの効果は、以下のとおりです。

  • シミ取り
  • 肌質改善
  • くすみ・肌トーンの改善
  • 肝斑治療

ただし前述しましたが、ピコレーザーは照射方法に種類があります。

そのため、どの照射方法で施術するかによって、上記のどの効果が得られるかは異なります。

ピコレーザーの特徴

ピコレーザーの特徴は、高出力かつ照射時間が短いことです。

そのため、少ない回数で効果を実感できます。

ダウンタイムも短く、2週間程度で終わります。

患部への刺激を避ける必要はありますが、基本的には普段通りの生活が可能です。

ピコレーザーでシミが消えない?

ピコレーザーはしばしば「シミが消えない」と評価されることがあります。

一般的にピコレーザーを利用すればシミは改善されますが、状況やアフターケアの過ごし方によってはシミの改善が見られない。

あるいはむしろ、悪化してしまうケースもあります。

重要なことは、NGな行動とOKな行動を知ることです。

正しい知識を得て、シミを悪化させるような振舞は避けましょう。

【参考】「シミが消えない」と「シミが増える」の違い

ピコレーザーは、シミが「消えない」場合と、シミが「増える」場合があります。

どちらもシミが改善しないという点では同じですが、原因はそれぞれ異なります

そのため、まずは自分がどちらに当てはまるのか判断しましょう。

ピコレーザーでシミが消えない原因

ピコレーザーでシミが消えない原因は以下のとおりです。

  • 回数が足りない
  • 肝斑に照射した

いずれも慎重に行動すれば、避けることは可能です。

施術前は上記のポイントに注意し、しっかりシミを改善しましょう。

回数が足りない

ピコレーザーの照射回数が不足していると、シミは消えません。

確かにピコレーザーは性能が良く、1回の施術でも効果を実感できます。

しかし、どのようなシミでも1回の照射で100%きれいに消えるわけではなく、完全に消すには複数回の照射が必要です。

また、体質などによってシミが消えづらい人もいます。

完全に消えたかどうかではなく、薄くなったかどうかを見て効果を判断しましょう。

肝斑に照射した

肝斑に照射してしまい、シミが消えなかったという例もあります。

ピコレーザーとひとくちに言いますが、実は照射方法が3種類あります。

そして、シミと肝斑はそれぞれ照射方法が異なるのです。

シミは主にピコスポット、肝斑は主にピコトーニングという方法で施術を行ないます。

しかし、シミと肝斑を取り違え、肝斑にピコスポットを当ててしまう例があるのです。

その場合は照射方法が適切ではないため、いつまでもシミが消えず効果が無いように思えてしまうのです。

ピコレーザーでシミが増える原因

ピコレーザーでシミが増える原因は以下のとおりです。

  • 炎症後色素沈着が発生した
  • 肌内部にメラニンが溜まっていた

シミが増えるとは、消えない現象と異なり、元々シミが無かった場所に新たにできてしまうということです。

「シミ取りのレーザーを当てているのに?」と感じるかもしれませんが、実際に起こり得ることでもあります。

炎症後色素沈着が発生した

炎症後色素沈着が発生すると、シミが増えてしまいます。

炎症後色素沈着とは、簡単に言うと肌に炎症が起きてしまい、その部分が治った後もシミのような状態となって残ってしまう現象です。

ピコレーザーは肌を活性化させるため、あえて肌にダメージを与える施術です。

言い換えると、炎症が起きる一歩手前まで意図的に負荷をかけているのです。

そのため、そこにさらに刺激を加えてしまうと炎症となってしまい、茶色い色がついてしまうのです。

肌内部にメラニンが溜まっていた

肌内部に元々メラニンが溜まっていた場合、レーザーの刺激でシミとなり表面に出てきてしまう可能性があります。

防ぐためには、普段から紫外線対策に気を使う必要があります。

また、出てきてしまった場合はレーザーで改善した方が良いでしょう。

なお、仮にレーザーを当てなかったとしても、溜まったメラニンはいずれシミとなって出てきてしまう可能性があります。

ピコレーザーでシミを悪化させない方法

ピコレーザーでシミを悪化させない方法は以下のとおりです。

  • 紫外線対策を行う
  • 刺激しない
  • かさぶたを剥がさない
  • 肝斑をみきわめる
  • アフターケアをしっかりする

すべてを守るには、自分の努力とクリニックの技術力の両方が必要です。

クリニックに頼りっぱなしではいけませんが、自分の力だけでも解決しません。

しっかり連携を取り、レーザーの効果を実感しましょう。

紫外線対策を行う

紫外線対策はきちんと行いましょう。

レーザーを照射した後の肌は一時的にダメージを負っており、紫外線に弱くなっています。

日焼け止めや帽子を被るなどの対策を行なうと同時に、「冬だから」「長時間じゃないから」と紫外線対策をおろそかにするようなことは止めてください。

刺激しない

施術部位は刺激しないようにしましょう。

施術後はつい気になってしまい、触ったり擦ったりしてしまう人も少なくありませんが、せっかくのレーザーが逆効果になってしまいかねません。

過敏になり過ぎる必要もありませんが、できるだけ気にしないように生活してください。

かさぶたを剥がさない

かさぶたを剥がしてはいけません。

ピコレーザー後はかさぶたができることがありますが、気になるからと手で剥がしたりすると、その部分が新たなシミとなって残ってしまうケースがあります。

かさぶたは放っておけばいずれ必ず自然に剥がれるため、その時を待ちましょう。

肝斑をみきわめる

肝斑を見きわめるのも大切なことです。

シミと肝斑では照射方法が異なってしまうため、シミならシミ、肝斑なら肝斑と区別した上で施術を行なわなければなりません。

とはいえ、見きわめはクリニック側が行うことです。

ひいては、技術力の高いクリニックを選ぶことが必要となります。

シミトラブル解決はいとうらんクリニック四条烏丸で


シミトラブルにお悩みの方は、ぜひいとうらんクリニック四条烏丸にてピコレーザー施術をお受けください。

シミの無い、理想の美肌を提供いたします。

記事監修医師プロフィール

院長/形成外科専門医・医学博士

伊藤 蘭

2003年山口大学医学部卒業
2003年京都大学医学部附属病院形成外科 日本赤十字社和歌山医療センター形成外科
2006年島根県立中央病院 形成外科
2008年松寿会共和病院 形成外科
2010年京都大学大学院医学研究科課程博士(形成外科学)入学
2012年
~2014年
MD Anderson Cancer Center, Houston, USA. (Microsurgery Research Fellow)
2014年Chang Gung Memorial Hospital, Taiwan(Microsurgery Fellow)
2014年京都大学大学院医学研究科課程博士(形成外科学)博士課程 所定の単位修得および研修指導認定
2015年京都大学医学部附属病院形成外科 助教
2017年城本クリニック京都院 院長
2020年ピュアメディカル西大寺院 院長
2021年くみこクリニック四条烏丸院 院長

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