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ピコレーザーでシミが濃くなることがある!?原因や対処法などについて紹介

ピコレーザーを受けた人の中には、「施術で消えたシミがまた出てきた」「ピコレーザーでシミが濃くなった」と悩んでいる方がいます。

実際、体質や肌の状態によってはシミが濃くなってしまう場合がありますが、治療や薬などで対処することが可能です。

この記事では、ピコレーザーでシミが濃くなりやすい人の特徴や対処法について紹介していきます。

ピコレーザーとは


ピコレーザーとは、短時間の照射で肌のシミやくすみなどを改善できる治療のことです。

従来のレーザーよりも照射パワーが強く、熱エネルギーが肌の奥深くまで届きます。

目的によっては1回の施術で効果が実感しやすいため、長い時間をかけて施術する必要はありません。

また、施術が必要な部分だけを狙ってあてられるため、肌への負担が最小限におさえられます。

シミ改善できるピコレーザーの種類

ピコレーザーでシミ改善をする場合は、「ピコトーニング」また「ピコスポット」を使って施術を行います。

それぞれの違いは下の通りです。

シミ改善できるピコレーザーの種類 特徴
ピコトーニング 低出力のレーザーでメラニンを破壊するため、健康な肌への影響はほとんどない
治療が難しい肝斑にも対応している
ピコスポット シミやそばかすなどにピンポイントで照射する
ピコトーニングよりも出力が強く、1ヶ月ほどダウンタイムが続く場合もある

ピコレーザー治療をするとシミが濃くなる!?

ピコレーザーをした方の中には、炎症後色素沈着によってシミが出てくる場合があります。

色素沈着の原因は、ピコレーザーの照射熱でメラノサイト(色素細胞)がダメージを受け、メラニンを生成したことです。

本来メラニンは、紫外線から肌を守る役割を果たしていますが、シミや色素沈着の原因にもなります。

施術から1ヶ月ほど経つと現われるため、シミが消えた後も、しっかりと様子を見ることが大切です。

ピコレーザーでシミが濃くなりやすい人の特徴

日焼けをしやすい体質の人や肝斑の人などは、ピコレーザーをするとシミが濃くなる可能性があります。

これから施術を検討している方は、シミが濃くなる人の特徴を把握しておきましょう。

日焼けしやすい人

外に出ると日焼けしてしまう方は、紫外線を吸収しやすい体質を持っています。

体内に紫外線がどんどん入ってくると、メラニンを生成し肌を守ろうとするため、他の人より蓄積されている量が多くなりがちです。

メラニンは色素沈着にもつながりやすいため、施術後にシミが悪化したように見えてしまう場合があります。

肝斑がある

肝斑とは、頬や目尻の下あたりに左右対称で出来るシミのことで、30代〜40代に現れやすい症状です。

肝斑は、弱い出力で複数回施術すると改善できますが、出力の強さを間違えてしまうと悪化することがあります。

施術する場合は、ピコレーザーの種類に注意しましょう。

肌のターンオーバーが乱れている

生成されたメラニンは、古い角質と一緒に外へ排出される仕組みです。

しかし肌のターンオーバーが乱れていると、上手く排出されずに体内に残ってしまいます。

いくら施術でメラニンを破壊しても、排出できなければ色素沈着になってシミが濃くなったように見えてしまいます。

肌の調子が悪いと感じている方や、傷の治りが悪い方はターンオーバーが乱れている可能性が高いです。

ピコレーザーでシミが濃くなってしまった時の対処法

ピコレーザーを受けてからシミが濃くなってしまったときは、別の施術を検討したり薬を処方してもらったりする方法があります。

また炎症後色素沈着の場合は、自然と解消されるため、様子を見るだけで問題ありません。

経過観察する

施術による色素沈着は、肌のターンオーバーによって徐々に薄くなっていきます。

特に薬を塗ったり治療をしたりしなくても、半年から1年ほどで自然になくなるでしょう。

ただし、紫外線や乾燥によって肌の状態が悪くなると消えにくくなります。

色素沈着が消えるまでは、肌のケアを入念に行いましょう。

ほかのレーザー治療を受ける

出力が強いピコレーザーを受けたことによってシミが濃くなってしまった場合は、別の施術で改善できます。

ピコトーニングは、ピコレーザーの中でも照射パワーが弱く、治療が難しい症状にも対応可能です。

繰り返し施術を受けることで、だんだんとシミが消えていきます。

薬を処方してもらう

ピコレーザーで色素沈着ができてしまった場合は、塗り薬や飲み薬で対処することも可能です。

  • 塗り薬:ハイドロキノン、ビタミンA誘導体
  • 飲み薬:トラネキサム酸、ビタミンC、ビタミンE

いとうらんクリニック四条烏丸では、施術後の色素沈着に対し、上記の薬をご案内しています。施術後のシミで困っている方は相談してみましょう。

ピコレーザーでシミを悪化させないための事前対策

ピコレーザーでシミを悪化させないためには、紫外線の対策や肌のケア、クリニック選びが大切です。

しっかり対策を行っていると施術の効果が高まり、理想の肌が手に入れられます。

紫外線を浴びすぎない

紫外線を浴びると、メラノサイトがメラニン色素を生成し、肌へのダメージをおさえます。

生成されたメラニンは、肌のターンオーバーとともに外へ排出されることがほとんどです。

しかし、正常に排出されずにシミになる場合もあるため、紫外線はなるべく浴びないようにしましょう。

外出する時は、日焼け止めや帽子、サングラスを活用するのがオススメです。

日頃から肌のケアを行う

肌の状態が悪い状態が続くと、肌のターンオーバーが乱れてしまい、施術効果を感じにくくなってしまいます。

施術でシミを改善したい方は、普段からスキンケアを丁寧に行い、肌の保湿を徹底しましょう。

クレンジングや洗顔をしっかりと行うと、化粧水や美容液の保湿成分が肌に浸透しやすくなります。

施術経験が豊富なクリニックを選ぶ

ピコレーザーでシミが濃くなってしまう原因の1つとして、照射モードの間違いがあります。

完全に回避することは難しいですが、安心して施術を受けたい方は経験豊富な医師にお願いしましょう。

口コミ評価が高いクリニックや、医師の施術実績が公開されているクリニックを選ぶと、納得のいく施術が受けられます。

まとめ|ピコレーザーを受けるとシミが濃くなる場合がある


ピコレーザーは、シミ改善に効果のある施術ですが、体質や肌の状態によっては施術後にシミが濃くなる場合があります。

ただし、ほかのレーザー治療や薬を服用することで対処できるため、あまり心配する必要はありません。

シミについて悩んでいる方は、ピコレーザーを検討してみてはいかがでしょうか。

いとうらんクリニック四条鳥丸では、最新ピコレーザーを使用して施術を行っています。

照射時間が短く、色素沈着などのリスクが少ないのがメリットです。

照射モードは、ピコトーニング・ピコスポット・ピコフラクショナルの3つがあり、肌の悩みに合う施術方法が提案できます。

オンライン診療による初回診察を行っていますので、ピコレーザーが気になっている方は、ぜひご相談ください。

記事監修医師プロフィール

院長/形成外科専門医・医学博士

伊藤 蘭

2003年山口大学医学部卒業
2003年京都大学医学部附属病院形成外科 日本赤十字社和歌山医療センター形成外科
2006年島根県立中央病院 形成外科
2008年松寿会共和病院 形成外科
2010年京都大学大学院医学研究科課程博士(形成外科学)入学
2012年
~2014年
MD Anderson Cancer Center, Houston, USA. (Microsurgery Research Fellow)
2014年Chang Gung Memorial Hospital, Taiwan(Microsurgery Fellow)
2014年京都大学大学院医学研究科課程博士(形成外科学)博士課程 所定の単位修得および研修指導認定
2015年京都大学医学部附属病院形成外科 助教
2017年城本クリニック京都院 院長
2020年ピュアメディカル西大寺院 院長
2021年くみこクリニック四条烏丸院 院長

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