シミができやすい人には特徴がある!?シミの原因や対処法についても紹介
シミができると見た目が老けた印象になったり、くすんでいるように見えるため、鏡を見るのが嫌になりますよね。
年齢とともに現れる場合が多いですが、人によってシミのできやすさに違いがあります。
この記事では、シミができやすい人の特徴や、シミを予防する方法について紹介します。
自分はシミができやすい人なのか気になっている方は、ぜひ参考にしてください。
シミができる理由
シミの正体は、体内にメラニンが溜まって色素沈着したものです。
メラニンとは、外からの刺激から肌を守るはたらきをする色素のことで、メラノサイト細胞から生み出されます。
通常、メラニンは肌のターンオーバーと一緒に外へ押し出されるため、何の影響もありません。
しかし上手く排出されないとメラニンが体内に残り続け、シミを作ってしまうのです。
シミができやすい人の特徴
生まれつきシミができやすい体質の人や不規則な生活をしている人、肌の色が白い人などは、シミができやすいです。
また、糖分や脂質の摂りすぎもシミができやすくなるため、食べるものに注意しましょう。
シミができやすい体質・遺伝
シミのできやすさは、体質や遺伝が関わっています。
特に、そばかすや後天性真皮メラノサイトーシスなどは、親から子供へ遺伝している可能性があるでしょう。
ただし、成長するにつれてそばかすが薄くなったり目立たなくなったりする場合もあります。
生活習慣が乱れている
不規則な生活をしている方や健康状態が悪い方は、活性酸素が増えてます。
活性酸素とは、通常の酸素より活性化された状態になったものです。
体内の免疫機能や感染を防ぐ役割がありますが、過剰に生成されるとメラニンなどの細胞を刺激し、老化やシミの原因になります。
ストレスや寝不足、喫煙などは活性酸素が増える原因にもなるため、注意しましょう。
メラニンが排出されにくい
肌にはターンオーバーがあり、およそ28日周期で細胞が生まれ変わります。
メラニンも古い細胞と一緒に外へ排出される仕組みです。
しかし、肌が乾燥しているとターンオーバーが乱れてしまい、メラニンが排出されにくくなります。
メラニンが体内にとどまり続けると、色素沈着を起こしシミとなって表面に現れます。
肌の水分は抜けやすくなっているため、日頃からスキンケアで保湿したり水分をこまめに取ったりして潤いをキープしましょう。
肌の色が白い
メラニンは、肌の色を濃くすることで紫外線や外からの刺激を防ぎます。
肌によって体内にある色素の数が違っており、色白の人ほどメラニンが少ないです。
メラニンが少ない状態で紫外線などを浴びると、色を濃くする働きが強くあらわれます。
その結果、メラニンがどんどん生成され、シミを作りやすい肌になってしまうのです。
糖分や脂質を摂りすぎている
甘いお菓子やデザート、脂っこい食事は糖分や脂質が多く含まれています。
必要以上に摂取すると細胞の老朽化が進み、シワやシミ、たるみが現れるでしょう。
シミができやすい食べ物を週に2〜3回におさえたり、食べる量を減らしたりして調整しましょう。
シミの種類
シミの種類は、大きく分けて6つです。
それぞれシミができる場所や形状、発症しやすい年齢が違います。
シミの種類 | 特徴 |
老人性色素斑 | ・円形のシミ ・30代からできやすい ・年齢とともに色の濃さが変わる場合もある |
色素沈着 | ・肌が炎症した後にできやすい ・年齢は特に関係ない ・自然に消える可能性が高い |
肝斑 | ・目元や頬骨あたりに左右対称のシミができる ・30代~40代の人がなりやすい ・閉経すると薄くなることもある |
そばかす | ・目元から頬骨あたりに小さなシミがたくさんできる ・10代から発症する場合もある ・紫外線の強さによって色の濃さが変わる |
後天性真皮メラノサイトーシス(ADM) | ・おでこの両側や頬骨あたりにまとまって現れる ・10代~30代で現れる ・真皮層にメラニンが溜まってできる |
脂漏性角化症 | ・イボのような形状や平たい形状がある ・30代からできやすい ・老人性色素斑が悪化して脂漏性角化症になることもある |
シミを作らないための予防法
シミを作らないためには、UVケアや肌の保湿、栄養を取り入れることが大切です。
正しい予防法を理解して、シミに悩まない肌を目指しましょう。
毎日UVケアをする
どんな季節でも、紫外線は太陽から降り注いでいます。
また、家の中にいても窓から紫外線が届くため、毎日かかさずに日焼け対策を行いましょう。
日焼け止めクリームだけではなく、飲む日焼け止めも使用すると内側からも紫外線を守れます。
外出する時は、帽子やサングラス、日傘で肌を守るのがオススメです。
肌のターンオーバーを整える
肌のターンオーバーを整えることで、シミのもとになるメラニンを定期的に排出できます。
乾燥から肌を守るために丁寧なスキンケアを心がけましょう。
保湿成分が高いスキンケア商品を、しっかりと肌に染み込ませることが大切です。
また、規則正しい生活を意識することも、肌のターンオーバーにいい影響を与えます。
食事やサプリで栄養を取り入れる
シミの予防には内側からのケアが効果的です。
下の3つは食事やサプリなどで積極的に取り入れましょう。
- ビタミンC
- ビタミンA
- ビタミンE
ビタミン系の栄養は、アボカドやほうれん草、トマトなどに多く含まれています。
またキウイやレモン、オレンジなどの果物にも入っているため、食後のデザートを楽しみつつ栄養を摂取することが可能です。
出来てしまったシミはピコレーザーで改善するのがオススメ!
シミ予防は自分で簡単に出来ますが、皮膚に現れたシミには対処できません。
出来てしまったシミは、美容クリニックで治療してもらいましょう。
いとうらんクリニック四条烏丸では、シミ治療に最適なピコレーザーを行っています。
最新型の機械を使用しているため、痛みが少なくダウンタイムもほとんどありません。
また、3種類の照射モードを組み合わせて治療することも出来るため、シミに関するさまざまな悩みに対応できます。
まとめ|シミができやすい原因はさまざま
シミができやすい原因はメラニンが排出されにくい体質や、肌のターンオーバーが乱れていることなどさまざまです。
キレイな肌を保つために、紫外線対策や生活の見直しを行って、シミの予防をしましょう。
ただし、出来てしまったシミを自分で治すのは難しいため、美容クリニックでシミ治療を行うのがオススメです。
いとうらんクリニック四条烏丸では、さまざまなシミを改善するための施術を行っています。
カウンセリングを行い、患者さんが悩んでいることや肌の状態を確認し、1人1人に合う方法を提案しているのが特徴です。
オンライン診察にも対応しているため、クリニックに来院する時間がない方でもお気軽にご相談ください。
記事監修医師プロフィール
院長/形成外科専門医・医学博士
伊藤 蘭
2003年 | 山口大学医学部卒業 |
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2003年 | 京都大学医学部附属病院形成外科 日本赤十字社和歌山医療センター形成外科 |
2006年 | 島根県立中央病院 形成外科 |
2008年 | 松寿会共和病院 形成外科 |
2010年 | 京都大学大学院医学研究科課程博士(形成外科学)入学 |
2012年 ~2014年 | MD Anderson Cancer Center, Houston, USA. (Microsurgery Research Fellow) |
2014年 | Chang Gung Memorial Hospital, Taiwan(Microsurgery Fellow) |
2014年 | 京都大学大学院医学研究科課程博士(形成外科学)博士課程 所定の単位修得および研修指導認定 |
2015年 | 京都大学医学部附属病院形成外科 助教 |
2017年 | 城本クリニック京都院 院長 |
2020年 | ピュアメディカル西大寺院 院長 |
2021年 | くみこクリニック四条烏丸院 院長 |