小陰唇のサイズは一般的にどれくらい?セルフチェック方法や肥大化の原因も解説
- 小陰唇の一般的なサイズは個人差がありますが、平均的な範囲があります。
- セルフチェック方法として、鏡で確認することができます。
- 肥大化の原因は遺伝やホルモンバランスの変化です。
- 肥大化が気になる場合は専門医に相談することが重要です。
小陰唇のサイズについて悩みを抱く人は、少なくありません。
「人と違うのでは?」「自分の小陰唇は特別大きいのではないか?」「普通ってどれくらい?」などと疑問はたくさんあるのに、人にも相談できず解決策はわからないままというケースは、意外にも多いものです。
本記事では小陰唇のサイズについて、目安やセルフチェック方法、起こりうるトラブルなどを解説します。
参考にして、悩みを解消する助けにしてください。
小陰唇とは?

小陰唇とは、女性器の一部です。
大陰唇の隣、すぐ内側にある部分が小陰唇です。
花弁に似ているため、しばしば「びらびら」などと表現されます。
皆似たような見た目であると思われがちですが、実際は大きさや形など人によって個人差があります。
そのため、多少いびつであっても「自分だけ変だ」などと思うことはありません。
小陰唇の一般的な位置は?
小陰唇の位置はクリトリスから会陰方向に向かってびらびらと伸びているケースが多いといわれています。ただし、大きさや厚み、形には個人差が大きく、医学的に「このくらいが一般的」という基準は存在しません。
また、小陰唇ではなくクリトリス包皮につながる副皮の可能性もあります。なぜなら、副皮も女性器の一部であり小陰唇の前方に位置しているためです。人によっては判別が難しいケースもあるため、心配な方は医師に確認してもらいましょう。
小陰唇の一般的なサイズは?
小陰唇の一般的なサイズは、縦の長さが4~5cm、幅が1~1.5cm程度です。
外から見ると、大陰唇よりわずかにはみ出すくらいが一般的です。
ただし、一般的なサイズと異なるからといって、悪いというわけではありません。
現状で具体的なトラブルが無いのであれば、多少サイズが平均から外れていても、気にすることはありません。
小陰唇の構造とその働き
小陰唇の役割は、見ただけではなかなか判断できないかもしれません。実は、女性の身体を守る重要な役割を担っているのです。ここでは、小陰唇の構造とその働きについて解説します。
デリケートゾーンを守るバリア機能
小陰唇は、膣口や尿道口を覆うように位置し、外部からの細菌侵入や摩擦による刺激を防ぐ役割を担っています。下着や衣類の摩擦から乾燥を防ぎ、傷つかないよう守ってくれているのです。
さらに、排尿時には尿の流れをコントロールしたり、膣内に雑菌が入りにくいようにしたりしてくれる機能も備わっています。そのため、下着や生理用品による摩擦や、洗浄のしすぎなどでこのバリア機能が低下すると、炎症やかゆみが悪化しやすくなるのです。
繊細な感覚を担う部分
小陰唇は多くの神経が集中している非常に敏感な部位です。触覚や温度、痛みなどを感じ取る感覚神経があるほか、性的な快感を伝える働きもあります。そのため、小陰唇は単なる皮膚のひだではなく、女性の生理的反応や快感に関わる重要な器官なのです。
年齢やライフステージによって変化する小陰唇
小陰唇は年齢やライフステージで変化します。稀に異変と感じる方もいますが、年齢による小陰唇の変化はごく自然な現象です。
例えば、思春期からホルモンの影響で発達を始め、成人期にかけて形や厚みが変化します。さらに、出産を経験すると、一時的に伸びたり左右差が強くなったりすることがありますが、時間の経過とともに落ち着いてくるでしょう。また、加齢とともに女性ホルモンが減少すると皮膚の弾力が低下し、乾燥やたるみが目立つこともあります。
このように加齢やライフステージによる変化は自然なものであり、異常ではありません。ただし、痛みやかゆみ、出血などの症状がある場合、何かしらの異常である可能性が高いため、婦人科を受診しましょう。
小陰唇肥大化のセルフチェック方法
小陰唇が肥大化してるかどうかは、下記のセルフチェック方法にて確認できます。
- 小陰唇を左右くっつけるように指でつまみ、軽く引っ張る
- 手を離す
- 小陰唇がすぐに左右離れるかどうかを確認する
小陰唇が普通サイズであれば、指を離すと小陰唇同士もすぐに左右に離れ、元の位置に戻ります。
肥大化していると、指を離してもくっついたままです。
小陰唇のサイズが大きくなる原因
小陰唇のサイズが大きくなる原因は、一般的に以下のとおりです。
- ホルモンバランスの崩れ
- 先天性の体質によるもの
なお、炎症などで一時的に肥大化している場合は、症状が治ると元に戻るのが一般的です。
ただし、放っておくのではなく医療機関で診てもらいましょう。
ホルモンバランスの崩れ
ホルモンバランスが崩れることで、小陰唇が肥大化するケースがあります。
必ず肥大化すると限っているわけではありませんが、注意してください。
特に妊娠・出産を控えている場合、どんなに生活習慣に気を配っていても、一時的にホルモンバランスが乱れてしまうのは避けられません。
妊娠・出産で小陰唇が肥大化すると言われるのは、妊娠が直接作用しているわけではなく、妊娠が引き起こすホルモンバランス崩壊のためなのです。
先天性の体質によるもの
先天性の体質によって小陰唇が肥大化する、というケースも多いです。
特にホルモンバランスに乱れが無い場合は、体質の問題として間違いないでしょう。
体質が理由である場合、本人のせいではありません。
しかし一方でセルフケアがしづらく、自力で解決できないため、どうしても気になる場合は、施術で解決するしか方法が無いということになります。
小陰唇のサイズが不適切なことで起こるトラブル
小陰唇のサイズが不適切であると、以下のようなトラブルが起こります。
- 排尿トラブル
- 下着などへの擦れ
- 黒ずみ
- 匂い・かゆみ
- 見た目へのコンプレックス
上記の悩みを抱えている人は、ぜひ小陰唇縮小術を検討してみてください。
排尿トラブル
小陰唇のサイズが大きめで、排尿トラブルに繋がる人もいます。
排尿の際に小陰唇が邪魔になり、尿が飛び散ってしまうのです。
姿勢を変えるなどして対策を打つことも可能ですが、トイレの度に姿勢に気を使うのもストレスでしょう。
根本的な解決のためには、小陰唇の余分な部分を、縮小術で調整することです。
下着などへの擦れ
小陰唇が大きいと、下着に擦れてしまうというトラブルも起こります。
多少当たるという程度でなく、明確にいつも痛みを感じている場合は、外傷がないか医療機関で一度診てもらうことをおすすめします。
性器はデリケートな部分であり、不要な刺激は無いに越したことはありません。
日々のストレスにも繋がるため、早めの解決をおすすめします。
黒ずみ
小陰唇は大きいと、黒ずみがちになります。
「サイズと色に関係があるの?」と感じるかもしれませんが、小陰唇は大きいと、下着などに擦れて刺激を受けやすくなります。
刺激を受け続けると、メラニン色素が生成され、結果的に黒ずんでしまうのです。
世間ではしばしば「小陰唇が黒いのは遊んでいるから」というイメージを持たれますが、それは誤解です。
人より性行為の回数が多い程度の刺激では、黒ずむことはありません。
それよりも、もっと日常的な刺激について注意を払いましょう。
匂い・かゆみ
小陰唇が大きいと、匂いやかゆみが発生しやすくなります。
大きい分、恥垢が溜まりやすく、匂いの原因になるのです。
また、下着などで蒸れやすくなります。
蒸れもかゆみ・匂いの元となってしまうため、女性として嫌だと感じるのは自然なことです。
かといって、デリケートな部分を手でごしごしと洗うと刺激が強すぎるため、おすすめできません。
そのため、小陰唇縮小での解決をおすすめします。
見た目へのコンプレックス
小陰唇のサイズに関して、コンプレックスになってしまって居る人は少なくありません。
人より大きいのではないか?形が変なのではないか?などと考えてしまい、不安になると、余計に気になってしまうものです。
特に性行為の際に気になってしまい、行為が苦痛に変わってしまう人もいます。
ぜひ小陰唇縮小術で、悩みを解決することをおすすめします。
小陰唇のサイズ調整は美容外科施術の利用がおすすめ
小陰唇のサイズを適切にしたいのであれば、美容外科施術の利用がおすすめです。
実際問題として、小陰唇のサイズトラブルをセルフケアで解決するのは、ほとんど不可能です。
根本的に解決するには、美容クリニックで小陰唇縮小術を行うのが、もっとも早くかつ効果的です。
副作用やダウンタイム
小陰唇縮小術は全身手術ではないため、身体への負担が比較的軽い手術です。そのため、デスクワークや軽い家事であれば、翌日から可能です。ただし、副作用やダウンタイムには個人差があるため、2日程度休みを設けておきましょう。
また、性行為に関しては傷が治るまで一時的に感度が鈍くなる可能性があります。とはいえ、神経を傷つける手術ではないため、日数経過と共に感度も戻ります。出産に関しても膣の働きには影響がないため安心してください。
小陰唇縮小術は健康保険適応外
小陰唇縮小術は美容目的で行われる施術のため、健康保険適応外です。そのため、費用はクリニックごとに異なります。カウンセリング時に確認し支払い可能かどうかを確認しておきましょう。また、再度手術して出費がかさむことがないよう、信頼できるクリニックを見つけることも重要です。
小陰唇の施術はいとうらんクリニック四条烏丸で
小陰唇の施術を行いたいけれど、どこで行うべきかわからないという人は、ぜひいとうらんクリニック四条烏丸にて施術をお受けください。
1000件を超える実績で、納得の仕上がりを提供できます。
しかしそれだけではなく、デリケートな話題にも配慮し、カウンセリングから施術まですべてを女性スタッフのみで対応させていただきます。
よくある質問
小陰唇の大きさや形は個人差が大きいため、日常生活や性行為に影響が出るか心配になる方も少なくありません。ここでは、小陰唇のサイズに関する質問とその回答を紹介します。
小陰唇の大きさに遺伝は関係ありますか?
小陰唇の形や大きさには遺伝的要素も関係しているといわれています。ただし、生活習慣やホルモンバランス、ライフステージでも変化するため、個人差が大きいのが特徴です。
小陰唇肥大は健康に影響することがありますか?
小陰唇が肥大しすぎてしまうと、下着や衣服との摩擦で炎症やかゆみ、痛みを感じる可能性があります。排尿や生理時に不快感が出るケースもあるため、症状がある場合は医師に相談しましょう。
手術後は性交渉や日常生活に制限がありますか?
小陰唇縮小術後は全身手術ではないため、デスクワークや軽い家事であれば翌日からできる可能性が高いといわれています。心配な方は医師の指示に従いましょう。
まとめ

小陰唇の大きさや形には個人差がありがあります。ただし、小陰唇肥大により下着や衣服との摩擦、排尿や性行為時の不快感が出る可能性もあるため、異変を感じた時は医師に相談しましょう。
「いとうらんクリニック四条烏丸」では、形成外科専門医で症例数1,500件以上の実績を持つ伊藤蘭医師こだわりの「クリアカット法」で小陰唇縮小手術を行います。この方法は、術後の痛みが少ない上、傷跡がキレイに治るのが特徴です。
そのため、仕上がりを自然に見せたい方や、周囲に気づかれにくい方法を探している方はぜひ当院にご相談ください。

記事監修医師プロフィール
院長/形成外科専門医・医学博士
伊藤 蘭
| 2003年 | 山口大学医学部卒業 |
|---|---|
| 2003年 | 京都大学医学部附属病院形成外科 日本赤十字社和歌山医療センター形成外科 |
| 2006年 | 島根県立中央病院 形成外科 |
| 2008年 | 松寿会共和病院 形成外科 |
| 2010年 | 京都大学大学院医学研究科課程博士(形成外科学)入学 |
| 2012年 ~2014年 | MD Anderson Cancer Center, Houston, USA. (Microsurgery Research Fellow) |
| 2014年 | Chang Gung Memorial Hospital, Taiwan(Microsurgery Fellow) |
| 2014年 | 京都大学大学院医学研究科課程博士(形成外科学)博士課程 所定の単位修得および研修指導認定 |
| 2015年 | 京都大学医学部附属病院形成外科 助教 |
| 2017年 | 城本クリニック京都院 院長 |
| 2020年 | ピュアメディカル西大寺院 院長 |
| 2021年 | くみこクリニック四条烏丸院 院長 |
| 2022年 | いとうらんクリニック四条烏丸開設 |




