ほうれい線ができる原因とは?レーザー治療で改善できる?
ほうれい線は加齢や骨格、筋肉などが関係して目立ってしまうことがあります。
見た目に大きく影響するため、エイジング効果があるレーザー治療などで、ほうれい線の改善を検討している方もいるのではないでしょうか。
この記事では、ほうれい線ができる原因やタイプ、レーザー治療で改善できるほうれい線について紹介します。
ほうれい線にお悩みの方は、ぜひ参考にしてください。
ほうれい線ができる原因
ほうれい線ができる原因は3つあります。
- 皮膚がたるんでいる
- 小鼻の周りがくぼんでいる
- 表情筋が衰えている
それぞれについて詳しく解説します。
皮膚がたるんでいる
皮膚のハリがなくなりたるんでしまうと、ほうれい線が目立つ場合があります。
たるんでしまう原因は、乾燥や紫外線の影響によるコラーゲンの減少です。
体内で生成されるコラーゲンは年齢とともに少なくなってくるため、ほとんどの方が皮膚のたるみを経験するでしょう。
日頃から保湿をおこない、外出する時は日焼け止めクリームをぬることを意識してください。
小鼻の周りがくぼんでいる
アジア人の顔は、小鼻の周りにある骨が凹んでいることが多いです。
凹んでいる部分が影になることで、自然とほうれい線が出てしまいます。
骨格が原因であるため年齢は関係ありませんが、年を重ねると骨が萎縮し、より目立つ場合があります。
また、体重が一気に減ると顔の脂肪がなくなり、ほうれい線が強調されることも。
ダイエットする場合は、徐々に体重を落としていきましょう。
筋肉が発達している
頬の筋肉が発達している状態で皮膚がたるむと、ほうれい線が現れます。
表情筋を鍛えるとさらに深い線ができてしまうため、顔の筋トレは控えましょう。
筋肉が発達している場合は、日頃から丁寧にスキンケアを行い、皮膚のたるみを予防することが大切です。
ほうれい線のタイプ
ほうれい線には4つのタイプがあり、それぞれに特徴があります。
自分はどのタイプに当てはまるのか確認してみましょう。
たるみ型
たるみ型の特徴は下の通りです。
- 仰向けになるとほうれい線が目立たない
- 頬の脂肪が少なくなってきた
- 皮膚がたるみ始めている
- シワが目立ってきた
たるみ型は、加齢によって肌のハリがなくなると現れやすいです。
皮膚をつまんだときに、シワが消えたりほうれい線が薄くなる方も当てはまります。
くぼみ型
くぼみ型の特徴は下の通りです。
- 小鼻の横に凹みがある
- ほうれい線がくぼんでいるように見える
- 仰向けになると少し薄くなる
くぼみ型は骨格が関係しているため、線ができているというよりも、凹んでいる状態に近いです。
若い方でほうれい線が目立っている方は、くぼみ型の可能性があります。
筋肉型
筋肉型の特徴は下の通りです。
- 仰向けでもほうれい線が目立つ
- 真顔の状態でもほうれい線がある
- 笑うと深い線ができる
筋肉型のほうれい線は、頬の筋肉によってできているため、体勢や表情を変えても解消されません。
また、ほうれい線の表面に薄い筋がある方は、筋肉が発達している可能性があります。
混合型
混合型の特徴は下の通りです。
- 普通の状態でもほうれい線ができる
- 皮膚がたるみ始めている
- 小鼻の横がくぼんでいる
混合型は、たるみ型とくぼみ型が混ざっているタイプです。
例えば元々くぼみ型だった方が、年齢とともに肌が衰え始めたことで、たるみ型が入ってきた場合などが当てはまります。
ほうれい線はレーザー治療で改善できる?
レーザー治療は、肌のたるみを引き締められるため、たるみ型のほうれい線が改善できます。
また肌の状態によっては、混合型にも効果的です。
一方、くぼみ型や筋肉型は肌のたるみが原因ではないため、レーザー治療を行っても改善は難しいでしょう。
凹凸によってほうれい線ができている場合は、ヒアルロン酸注射などを使用する場合が多いです。
ほうれい線に効果的なレーザー治療の種類
ほうれい線に効果的なレーザー治療法は、「医療ハイフ」と「フォトナレーザー」です。
それぞれの特徴について紹介します。
医療ハイフ
医療ハイフとは、高密度の超音波エネルギーを使用し、SMAS層(筋膜層)を照射する施術のことです。
点状で照射できるため、周りの肌を傷つける心配がありません。
肌のたるみは、SMAS層の筋膜がゆるんでいることが原因です。
筋膜を熱で収縮させることで、たるんだほうれい線を根本から改善できます。
フォトナレーザー
フォトナレーザーとは、メスを使わずにエイジングケアができる施術のことです。
さまざまな照射モードがあり、1台で肌全般の悩みが解消できます。
表情筋の引き締めや肌のたるみ改善にも適しているため、たるみ型のほうれい線にピッタリです。
照射は口の中からできるため、ほうれい線に直接アプローチできます。
いとうらんクリニック四条烏丸で受けられるレーザー治療の特徴
いとうらんクリニック四条烏丸では、医療ハイフとフォトナレーザーが受けられます。
医療ハイフは「NEWダプロ」を使用しており、マイクロフォーカス超音波と高周波を組み合わせた照射が特徴です。
肌の各層へ均等に熱を照射することで、リフトアップと引き締め効果の両方を実感できます。
ほうれい線のたるみを解消し、ハリのある肌を目指したい方にオススメです。
一方、フォトナレーザーは「フォトナ6D」を使用しており、施術に合わせて6種類の照射モードを切り替えられるのが特徴です。
さまざまな症状を同時に治療できるため、オーダーメイドの施術にも対応しています。
ほうれい線の原因が複雑な「混合型」の方にピッタリの施術です。
【まとめ】ほうれい線はレーザー治療で改善しよう!
ほうれい線には4つのタイプがあり、原因もさまざまです。
たるみ型や混合型のほうれい線を改善したい場合は、レーザー治療が向いています。
当院は、ハイフやフォトナレーザを使ったほうれい線治療をおこなっていますので、気になる方はお気軽にご相談ください。
記事監修医師プロフィール
院長/形成外科専門医・医学博士
伊藤 蘭
2003年 | 山口大学医学部卒業 |
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2003年 | 京都大学医学部附属病院形成外科 日本赤十字社和歌山医療センター形成外科 |
2006年 | 島根県立中央病院 形成外科 |
2008年 | 松寿会共和病院 形成外科 |
2010年 | 京都大学大学院医学研究科課程博士(形成外科学)入学 |
2012年 ~2014年 | MD Anderson Cancer Center, Houston, USA. (Microsurgery Research Fellow) |
2014年 | Chang Gung Memorial Hospital, Taiwan(Microsurgery Fellow) |
2014年 | 京都大学大学院医学研究科課程博士(形成外科学)博士課程 所定の単位修得および研修指導認定 |
2015年 | 京都大学医学部附属病院形成外科 助教 |
2017年 | 城本クリニック京都院 院長 |
2020年 | ピュアメディカル西大寺院 院長 |
2021年 | くみこクリニック四条烏丸院 院長 |