コラム

COLUMN

ピコレーザーにはどんな種類がある?メリットとデメリットも併せて解説

ピコレーザーは、レーザー施術として比較的新しく、根強い人気があります。

そのため、施術希望者も少なくありませんが、ピコレーザーの種類がよくわからず、どのようなものがあるのかわからないという意見も多いです。

本記事では、ピコレーザーの種類について解説します。

参考にして、施術検討の手助けにしてください。

そもそもピコレーザーとは?


ピコレーザーとは、ピコ秒(1兆分の1秒)という短さで照射できる、レーザー施術のことです。

照射時間を短くすることで、高い効果への期待を維持しつつ、従来のレーザーよりも軽い負担で施術を終えることができます。

レーザー施術の中では比較的新しい方であり、生活への支障が少ないため、人気の高い施術です。

ピコレーザーに期待できる効果

ピコレーザーには、以下のような効果が期待できます。

  • 肝斑治療
  • 毛穴引き締め
  • 肌質改善
  • 色素沈着改善
  • 肌のトーンアップ効果
  • 赤ら顔改善効果

ただし、ただ当てていれば良いというわけではありません。

症状に対し、照射モードや角度、時間を適切に調整する技術力が必要です。

そのため、クリニックの腕が試される施術とも言えるでしょう。

ピコレーザーの種類について

ピコレーザーの種類については、「種類」という言葉が何を指すかによって答えが分かれます。

大きく分けると、以下のとおりです。

  • 機器の種類
  • 照射方法の種類

レーザーの施術器具が変わると、おのずと照射方法の種類も変わってきます

ピコレーザーの種類が知りたいと感じたら、まずは知りたいと感じている器具を特定しましょう。

照射方法について知識を深めるのは、その後になります。

機器の種類

ピコレーザーの機器にはさまざまなものがあります。

一例ですが、以下のようなものが該当します。

  • ピコシュア
  • ピコウェイ
  • エンライトンⅢ
  • ディスカバリーピコプラス

機器名はいろいろですが、すべてピコレーザーであることに変わりはありません

照射方法の種類

ピコレーザーには照射方法にも種類があります。

器具によって照射方法や種類数も異なるため、一概に何種類あると断じることはできません。

照射方法の種類が多いほど、各種トラブルに対してより適切に対応できるようになります。

1台だけでもさまざまな方法で照射できるのがピコレーザーの特徴であり、大きなメリットにも繋がっているわけです。

代表的な照射方法

本記事では、以下にもっとも代表的なピコレーザーの照射方法を解説します。

  • ピコトーニング
  • ピコスポット
  • ピコフラクショナル

ピコレーザーの場合、1つの機器で上記3つの照射モード切替ができるため、より適切なレーザー照射が可能になります。

ピコトーニング

ピコトーニングとは、ピコレーザーの照射方法のひとつです。

そもそも「トーニング」とは、非常に弱い力で何度も繰り返しレーザーを照射する方法のことです。

そのため、ピコ秒に対応していないレーザーでも、レーザートーニングという同様の照射方法があります。

効果はさまざまですが、特にシミやくすみなど、メラニンが原因の肌トラブルに高い効果を発揮します

他のレーザーでは対応しにくい肝斑にも対応可能です。

ピコスポット

ピコスポットも、照射方法のひとつです。

当て方はピコトーニングと同じく、短い時間で何度も繰り返し、施術部位にレーザーを当てる方法になります。

ピコトーニングとの最大の相違点は、レーザーの出力です。

ピコトーニングが低出力であるのに対し、ピコスポットは出力を高く設定し、ピンポイントな場所に高い効果を発揮します

ピコスポットはシミの中でも、濃い目立つシミに効果があります。

そういったシミにお悩みの方は、ぜひピコスポットをお試しください。

ピコフラクショナル

ピコフラクショナルとは、あえて肌に極小の穴を空け傷をつけることで、肌の修復作用を活性化させ美肌に繋げる照射方法です。

目的は熱刺激ではないため、熱感がピコレーザー・ピコスポットと比較して軽度に抑えられます。

肌の深部から根本的な活性化を促すため、毛穴の開きや肌の赤み、ニキビなどに対して、特に高い効果を発揮します

傷をつけるといっても、目で見てすぐにわかるような大きい傷ではないため、ダウンタイムも短く、施術負担も軽いです。

ピコレーザーの施術メリット

ピコレーザーの施術メリットは、以下のとおりです。

  • 照射方法を症状に合わせて変更できる
  • 照射・施術にかける時間が短い
  • 痛みが少ない
  • ダウンタイムが短い
  • アフターケアの手間が少ない
  • 傷ができない

総じて言うと、体への負担が軽いことが最大のメリットです。

痛みも少なく、「他のレーザー施術は痛くて断念したけれど、ピコレーザーであれば施術を続けられた」という人も多いです。

傷ができないという点も、日常生活に与える影響が少なく済み、人から施術を察されないということに繋がります。

ピコレーザーの施術デメリット

ピコレーザーのデメリットは以下のとおりです。

  • 効果に永続性が無い
  • 1回だけだとやや効果が薄い
  • 人によっては受けられないこともある
  • 器具によって性能差がある

レーザー施術は1回ではやや効果が薄い傾向にあります。

レーザー施術の性能を深く実感したい場合は、何度か施術を受けましょう

また、ピコレーザーは器具の種類が比較的多く、性能にばらつきがあります。

希望の器具がある場合は、施術を受けるクリニックが導入済みかどうか確認しましょう。

フォトナレーザーはいとうらんクリニック四条烏丸でお受けください

肌トラブルをレーザー施術で解決したいという方は、ぜひいとうらんクリニック四条烏丸にて、ピコレーザー施術をお受けください。

適切な診断と、的確なレーザー照射テクニックで、負担を小さく抑えつつ高い効果を発現します。

できることの幅が広い分、クリニック側の手腕が問われるのがピコレーザーの特徴です。

結果を出したいという方は、ぜひ当クリニックをご利用ください。

【まとめ】ピコレーザーの種類は多岐に渡る


ピコレーザーとひとくちに言っても、実際には種類は多岐に渡ります。

選択肢が多いということは、カバーできるトラブルの範囲が広いということです。

肌トラブルにお悩みの方は、ぜひピコレーザーをご検討ください。

記事監修医師プロフィール

院長/形成外科専門医・医学博士

伊藤 蘭

2003年山口大学医学部卒業
2003年京都大学医学部附属病院形成外科 日本赤十字社和歌山医療センター形成外科
2006年島根県立中央病院 形成外科
2008年松寿会共和病院 形成外科
2010年京都大学大学院医学研究科課程博士(形成外科学)入学
2012年
~2014年
MD Anderson Cancer Center, Houston, USA. (Microsurgery Research Fellow)
2014年Chang Gung Memorial Hospital, Taiwan(Microsurgery Fellow)
2014年京都大学大学院医学研究科課程博士(形成外科学)博士課程 所定の単位修得および研修指導認定
2015年京都大学医学部附属病院形成外科 助教
2017年城本クリニック京都院 院長
2020年ピュアメディカル西大寺院 院長
2021年くみこクリニック四条烏丸院 院長

新着記事

NEW COLUMN