エレクトロポレーションはダウンタイムやリスクが少ないって本当?
エレクトロポレーションとは、針やレーザーを使わずに、肌へ美容成分を浸透させる施術です。
さまざまな薬剤に対応しており、肌の悩みに合わせて注入する種類が選べます。
またエレクトロポレーションは、ダウンタイムやリスクが少ないのも特徴です。
この記事では、エレクトロポレーションのダウンタイム期間やリスクなどについて紹介します。
エレクトロポレーションのダウンタイム期間
エレクトロポレーションは、針やレーザーを使用しないため、ダウンタイムがほとんどありません。
施術後の行動制限は特になく、メイクやスキンケアが普段通りにできます。
運動や飲酒などの血行を促進しやすい行為も、施術当日から可能です。
エレクトロポレーションのリスク
エレクトロポレーションの施術は、電気を使って肌の細胞膜を一時的に開き、美容成分を注入しています。
注入後は細胞膜が自然に閉じるため、施術によるダメージが少ないです。
また、注射やレーザー治療でよくある痛みや出血、腫れなどのリスクがほとんどありません。
エレクトロポレーションの魅力
エレクトロポレーションはダウンタイムやリスクがほとんどないため、痛みや出血が気になる方でも受けられる施術です。
さらに、肌の悩みに合わせて肌に浸透させる薬剤が選べたり、他の施術と併用しやすいなどの魅力があります。
さまざまな薬剤と組み合わせられる
エレクトロポレーションは、注入する薬剤を自由に選べます。
<注入する薬剤の一例>
美容成分 | 特徴 | 期待できる効果 |
プラセンタ | ・美肌に必要な成分が豊富に含まれている ・細胞分裂を促進させ、細胞を生まれ変わらせる働きがある |
・肌質改善 ・肌荒れ改善 ・肌の老化防止 |
ビタミンC | ・活性酵素を取り除き、余分な皮脂分泌を抑える働きがある ・抗酸化作用や抗炎症作用によって肌の炎症を改善することも可能 |
・美白 ・ニキビやニキビ跡の改善 ・ハリつやの向上 ・シミや色素沈着の改善 |
トラネキサム酸 | ・シミや肝斑の原因となるメラニン色素の生成を抑える ・抗炎症作用があるため、肌の炎症やアレルギーの抑制にも使われている |
・シミやそばかす、肝斑の改善 ・色素沈着の改善 |
ペップビュー | ・成長因子や細胞活性物質が含まれている高機能の美容液 ・肌のコラーゲンが増加するためハリや透明感が現れやすい |
・シワの改善 ・美肌 ・トーンアップ |
注入する薬剤は、肌の状態や改善したい内容に合わせて医師が選びます。
納得のいく施術を受けるためにも、カウンセリングでしっかりと悩みや症状を伝えることが大切です。
他の施術と併用できる
エレクトロポレーションは他の施術と併用することで、相乗効果が期待できます。
主に併用されている施術は、ケミカルピーリングとレーザートーニングです。
特徴 | 期待できる効果 | |
ケミカルピーリング | 肌に薬を塗り、表面の古い角質を取り除く施術 | ・ニキビやニキビ跡の改善 ・毛穴改善 ・くすみ改善 |
レーザートーニング | 弱い出力で均一に照射し、メラノサイトの活性化をおさえる | ・シミや肝斑の改善 ・肌質改善 ・美肌 |
エレクトロポレーションのみでも肌の悩みを改善できますが、さらに効果を実感したい方は、施術の併用を検討してみてはいかがでしょうか。
美容成分が浸透しやすい
エレクトロポレーションは、電気を使って肌細胞を一時的に開き、美容成分を浸透させる施術です。
細胞同士のすき間を空けることで、分子が大きい美容成分もしっかりと肌の内側に入ります。
また、肌の奥深くまで浸透するため、効果や持続性が上がりやすいです。
エレクトロポレーション治療に向いている人
次の項目に当てはまる人は、エレクトロポレーション治療に適しています。
- 肌のごわつきやザラつきを改善したい
- 顔全体のくすみが気になる
- 目元の小じわを改善したい
- 肌のハリやつやがなくなってきた
- 痛みや出血が少ない施術を探している
- 注射や点滴を使った施術が苦手
エレクトロポレーションを受ける時の注意点
エレクトロポレーションは、痛みや副作用がほとんどなく、美容成分が肌に浸透しやすいのが魅力です。
しかし、人によっては施術後に赤みやかゆみを感じたり、施術自体が受けられなかったりする場合があります。
エレクトロポレーションを検討している方は、事前に注意点を理解しておきましょう。
肌の赤みやかゆみを感じる場合がある
ほとんどの場合、施術後に違和感を感じることはありません。
しかし、まれにアレルギー体質の方などで赤みやかゆみが出る場合があります。
数日ほどで落ち着くことが多いですが、症状が続く場合は、クリニックに相談しましょう。
身体の状態によっては施術が受けられない
次の項目に当てはまる方は、エレクトロポレーションが受けられません。
- 妊娠している方
- 心臓に関する持病がある方
- 体内に金属や人工器官が入っている方
- 肌に傷がある方
- てんかんや免疫系の持病を持っている方
自分が受けられる対象か分からない方は、カウンセリングで医師に確認しましょう。
エレクトロポレーションの効果を高める方法
エレクトロポレーションの効果を高めるためには、アフターケアや繰り返し施術を受けることが大切です。
施術で理想の肌に仕上げたい方は、これから紹介する方法を試してみましょう。
アフターケアを丁寧に行う
エレクトロポレーション後の肌は乾燥しやすくなっているため、施術当日からしっかりと保湿をおこないましょう。
敏感肌用のアイテムや、保湿成分が含まれている化粧品を使うのがオススメです。
また、紫外線の影響を受けやすくなっているため、外出する時は必ず日焼け止めを塗りましょう。
定期的に施術を受ける
エレクトロポレーションの効果は1ヶ月ほど続きます。
その後はだんだんと効果が弱まるため、定期的に施術を受けるのがオススメです。
2週間〜1ヶ月間隔で、4回〜6回ほど継続するのが理想とされています。
いとうらんクリニック四条烏丸で扱っているエレクトロポレーションの特徴
いとうらんクリニック四条烏丸のエレクトロポレーションは、「ケアシスS」という機械を使っておこなっています。
ケアシスSは、45度から-20度まで調節しながら美容成分を入れるのが特徴です。
あえて冷やすことで血管が収縮し、美容成分が皮膚の内側にとどまりやすくなります。
また、イオン導入では注入が難しい薬剤にも対応しているため、さまざまな肌トラブルの改善が可能です。
【まとめ】エレクトロポレーションはダウンタイムやリスクが少ない!
エレクトロポレーションは、肌への負担をかけずに美容成分を注入できるため、ダウンタイムやリスクがほとんどありません。
また、注入できる美容成分の種類が多く、肌の内側までしっかりと浸透させられます。
気軽に肌治療を受けたい方は、ぜひエレクトロポレーションを検討してみてください。
記事監修医師プロフィール
院長/形成外科専門医・医学博士
伊藤 蘭
2003年 | 山口大学医学部卒業 |
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2003年 | 京都大学医学部附属病院形成外科 日本赤十字社和歌山医療センター形成外科 |
2006年 | 島根県立中央病院 形成外科 |
2008年 | 松寿会共和病院 形成外科 |
2010年 | 京都大学大学院医学研究科課程博士(形成外科学)入学 |
2012年 ~2014年 | MD Anderson Cancer Center, Houston, USA. (Microsurgery Research Fellow) |
2014年 | Chang Gung Memorial Hospital, Taiwan(Microsurgery Fellow) |
2014年 | 京都大学大学院医学研究科課程博士(形成外科学)博士課程 所定の単位修得および研修指導認定 |
2015年 | 京都大学医学部附属病院形成外科 助教 |
2017年 | 城本クリニック京都院 院長 |
2020年 | ピュアメディカル西大寺院 院長 |
2021年 | くみこクリニック四条烏丸院 院長 |