ニキビができやすい人の特徴とは?改善方法も併せて紹介します
- 皮脂分泌が多い肌質はニキビができやすくなります。
- 生活習慣の乱れや睡眠不足、ストレスも原因になります。
- ストレス管理が重要な要素となる。
- 適切なスキンケアと生活習慣の改善が効果的。
- 医療機関での相談も選択肢の一つ。
- 早期の対策がニキビの予防につながる。
ニキビは10代の頃からできはじめ、大人になっても時々あらわれます。
また、ニキビのできやすさは生活習慣や睡眠、肌への刺激が関係しており、改善することが可能です。
この記事では、ニキビができやすい人の特徴やニキビを改善する方法について紹介します。
ニキビの種類

ニキビの種類は「思春期ニキビ」と「大人ニキビ」の2つに分けられます。
思春期ニキビと大人ニキビの違いは、症状が出る年齢と部位です。
思春期ニキビ
思春期ニキビは、中学生から高校生の頃にできるニキビです。
主な原因はホルモンバランスの乱れや皮脂が過剰に分泌されていることが考えられます。
10代は身体が成長している途中なので、ホルモンバランスが乱れやすいです。
また男性ホルモンが活性化することで、皮脂が過剰に分泌されるため、毛穴が詰まりやすくなります。
ニキビができやすい場所は、皮脂が分泌されやすい眉毛や眉間、額などのTゾーンです。
大人ニキビ
大人ニキビは、20代からできるニキビです。
原因はさまざまですが、生活習慣によるターンオーバーの乱れや、皮脂の過剰分泌が挙げられます。
生活習慣のほかに、ストレスやスキンケア方法によってニキビができる場合も。
また20歳を超えると肌の再生周期が長くなり、ニキビが治りにくい傾向があります。
ニキビが発生する一般的な仕組み
ニキビとは、おでこや頬、口の周り、下あごなどにできる発疹のことです。まずは、発生する仕組みを知り、予防に役立てましょう。ここでは、ニキビができる仕組みを3つの視点から解説します。
皮脂の分泌が過剰になっている
皮脂の分泌が多いと、毛穴が詰まりやすくなるだけではなく、ニキビの原因になるため注意が必要です。通常、皮脂の分泌が増えるのは夏場ですが、脂っこい食事や糖分の多い食事でも増えやすくなります。
そのため、皮脂量をコントロールするスキンケアをしたり、生活習慣の見直しをしたりなどして、過剰な皮脂分泌を抑えましょう。ただし、洗顔をしすぎると皮脂を必要以上に取り除き、逆に分泌を促してしまうため、適度なケアがポイントです。
毛穴がつまって老廃物が溜まっている
毛穴が詰まると皮脂や古い角質、汚れなどが排出されにくくなり、ニキビが発生しやすくなります。特に、ターンオーバーが乱れると古い角質が肌表面に残り、毛穴の出口を塞いでしまうため、注意が必要です。
ターンオーバーの乱れは、肌の乾燥や生活習慣の乱れなどによって引き起こされます。また、加齢によってターンオーバーの周期が長くなると、ニキビが治りにくくなります。そのため、ニキビができないように肌環境を整えましょう。
アクネ菌が必要以上に増殖している
アクネ菌が必要以上に増殖している状態も、ニキビができやすい状態です。アクネ菌とは、皮膚の常在菌のことです。しかし、毛穴が詰まり皮脂が溜まると、アクネ菌を繁殖させてしまいます。
アクネ菌が増殖すると、炎症が起こり、ニキビができてしまうのです。アクネ菌は常在菌であるため、完全に除去できません。そのため、繁殖を抑えて必要以上に増殖しないようにしましょう。
ニキビができやすい人の特徴
ニキビができやすい人の特徴は下の通りです。
- 生活習慣が偏っている
- 睡眠時間が少ない
- ストレスがたまっている
- 肌を触るクセがある
- スキンケア方法が間違っている
それぞれについて詳しく解説していきます。
食生活が偏っている
皮脂の分泌は食生活にも大きくかかわっているため、偏食の方は注意が必要です。
特に脂質や糖質をたくさん体内に摂取すると、皮脂が過剰に分泌されます。
日頃から揚げ物や甘いものを食べている方や、おかしやインスタント食品ばかり食べている方は、食生活を見直してみましょう。
睡眠時間が少ない
睡眠中は、肌細胞が受けたダメージを修復してくれます。
しかし睡眠時間が短いと、肌が十分に回復できません。
またターンオーバーが乱るため、角質が落としきれず、ニキビや毛穴をつまりを引き起こします。
肌を休めるためにも、睡眠時間は6〜8時間ほど確保しましょう。
ストレスがたまっている
仕事や人間関係などでストレスがたまると、ホルモンが分泌されます。
このホルモンは抗ストレス作用と男性ホルモンの分泌を促進する作用のが特徴です。
男性ホルモンは、皮脂を分泌しやすくするため、肌にニキビができやすくなります。
肌を触るクセがある
肌は繊細なので、触ったりこすったりするだけで負担がかかっています。
短い期間ならあまり問題ありませんが、普段から頬や鼻、口元などを触るクセがある方は肌が敏感になっているかもしれません。
また、手のひらにはさまざまな雑菌がついているため、肌に触れると細菌が付着します。
肌が敏感になっている状態で細菌が付着すると、肌荒れやニキビになりやすいです。
スキンケア方法が間違っている
クレンジングや洗顔をする時に力強くこすってしまうと、肌が炎症する可能性があります。
また1日3回以上の洗顔は、必要以上に皮脂を落としてしまうため、控えましょう。
生理前でホルモンバランスが乱れている
生理前にニキビができやすくなるのは、ホルモンバランスの変動が関係しています。排卵後から月経前にかけて黄体ホルモンが増加し、皮脂の分泌を活発にする作用が働きます。この時期は肌が脂っぽくなり、毛穴が詰まりやすくなるため、ニキビが発生しやすくなるのです。
また、ホルモンの変動によるストレスや睡眠の乱れも、肌のターンオーバーを妨げる原因の1つです。そのため、生理前はストレスを溜めないようにし、規則正しい生活を送りましょう。
便秘になりがち
便秘が続くと腸内環境が悪化し、体内の老廃物がうまく排出されなくなります。すると、腸内の悪玉菌が増加し、肌のバリア機能も弱まり、ニキビができやすくなってしまうのです。そのため、便秘がちな方は、食物繊維を多く含む食事や十分な水分補給、適度な運動を心がけましょう。
出来てしまったニキビを改善する方法
ニキビができてしまった場合は、次の方法を試してみましょう。
- 食事やサプリで栄養を摂る
- 生活リズムを整える
- 睡眠時間を確保する
- 丁寧にスキンケアする
- 美容クリニックで肌治療を受ける
それぞれについて詳しく紹介していきます。
食事やサプリで栄養を摂る
ニキビを改善するためには、身体に必要な栄養をバランスよく摂取することが大切です。
食事だけでは栄養が偏ってしまう場合は、サプリを活用しましょう。
<ニキビに効果的な栄養素>
- ビタミンC
- ビタミンB2
- ビタミンB6
- ビタミンB群
- アミノ酸(L-システイン)
- タンパク質
- コラーゲン
<おすすめの食べ物>
- タマゴ
- 大豆製品
- 肉
- 魚
- キノコ
- 海藻
- 根菜
- 果物
- 玄米
生活リズムを整える
不規則な生活をしていると、ストレスがたまりやすく精神的なダメージを受けやすくなります。
心のダメージは肌にも伝わるため、生活リズムを整えて健康的な生活を意識してください。
昼間に日光を浴びることで、睡眠の質が上がるため、目覚めが良くなるでしょう。
睡眠時間を確保する
睡眠は肌に蓄積されたダメージを回復させるために必要な行為です。
適度な睡眠時間を確保して、質のいい睡眠をとりましょう。
肌を効果的に回復させたい場合は、新陳代謝が活発な状態をキープすることが大切です。
<新陳代謝が活発になる条件>
- 入眠から3〜4時間
- 脳が完全に眠っている「ノンレム睡眠」の時
質のいい睡眠が取れるようになると、ニキビが出来にくい肌を目指せるでしょう。
丁寧にスキンケアする
スキンケアを適当におこなったり、力強くおこなったりすると、ニキビができやすくなります。
ニキビを改善したい方は、スキンケアを丁寧におこないましょう。
クレンジングは指の腹でクルクルとやさしくなでるように使います。
また洗顔はしっかりと泡立てるのがポイントです。
泡立てた後は肌に乗せて、転がすように汚れを落としましょう。
クレンジングや洗顔を落とすときは、36℃以下のぬるま湯で丁寧にすすぎます。
髪の毛の生え際やこめかみ、フェイスラインはすすぎ残しが多いため、念入りにおこないましょう。
美容クリニックで肌治療を受ける
効率良くニキビを改善したい方は、美容治療を受けるのがオススメです。
美容クリニックには、ニキビを改善するための治療がたくさん用意されています。
肌に機械を当てて治療していく方法や、内服薬で治療する方法があるため、自分に合うやり方を見つけてみましょう。
京都で肌治療をするならいとうらんクリニック四条烏丸へ!
京都にあるいとうらんクリニック四条烏丸には、ニキビ改善に適した施術がたくさんあります。
1人ひとりの肌の状態や希望の仕上がり、予算を考慮して、適した施術を紹介することが可能です。
当院でおこなっているニキビ治療は下の通りです。
| 施術名 | 特徴 |
| ピコフラクショナル | ・レーザー治療 ・肌への負担が少ない ・安全面に考慮した施術法 |
| フォトナ【FRAC3】 | ・3次元的に表皮~真皮を加熱 ・皮膚表面へのダメージが少ない ・ダウンタイムがほとんどない |
| エレクトロポレーションケアシス | ・電気で美容成分を浸透させる ・施術効果が持続しやすい ・さまざまな薬剤を注入できる |
無料カウンセリングもおこなっていますので、治療を検討している方は、ぜひお問い合わせください。
いとうらんクリニック四条烏丸の肌治療(ニキビ)の症例
よくある質問
思春期ニキビも大人ニキビも、本人にとっては深刻な問題です。人によっては何度もニキビが発生し、跡ができてしまうケースも少なくありません。ここでは、ニキビに関して寄せられる質問と、その回答を紹介します。
ストレスだけでニキビは増えますか?
ストレスはホルモンバランスを乱し、皮脂分泌を増やす原因になるため、ニキビを悪化させることがあります。そのため、ストレスを感じた時は、十分な睡眠やリラックスできる時間を確保しましょう。
大人ニキビは思春期ニキビと何が違いますか?
思春期ニキビは主に皮脂の過剰分泌が原因で、額や鼻などのTゾーンにできやすい特徴があります。一方、大人ニキビはストレスやホルモンバランスの乱れなどが関係しており、あごや口周りなどに発生しやすいのが特徴です。また、大人ニキビは治りにくい上、繰り返しやすいため注意が必要です。
化粧品やスキンケアがニキビの原因になることはありますか?
使用する化粧品やスキンケア製品が肌に合っていなかったり、過剰に付けていると、毛穴を詰まらせてニキビの原因になったりする可能性があります。また、良かれと思って化粧水や乳液、美容液などを付けすぎると肌のバリア機能が低下し、ニキビができやすい肌環境になるため、注意してください。
【まとめ】ニキビができた場合は生活習慣や肌ケアを見直しましょう

ニキビは皮脂の過剰分泌や毛穴の詰まり、ホルモンバランスの乱れなど、複数の要因が関係しています。もし、繰り返すニキビに悩んでいたり、炎症を伴うニキビができたりしている場合、医療的アプローチを検討しましょう。
ニキビでお悩みの方は「いとうらんクリニック四条烏丸」にお任せください。当院では、肌の状態を細かくチェックし、その方に合った治療を提案しています。そのため、根本から肌質を整えたい方におすすめです。自己判断での予防はかえってニキビを悪化させる原因になりかねません。ぜひ当院を通じてニキビ悩みのないクリアな肌を目指してみてはいかがでしょうか。

記事監修医師プロフィール
院長/形成外科専門医・医学博士
伊藤 蘭
| 2003年 | 山口大学医学部卒業 |
|---|---|
| 2003年 | 京都大学医学部附属病院形成外科 日本赤十字社和歌山医療センター形成外科 |
| 2006年 | 島根県立中央病院 形成外科 |
| 2008年 | 松寿会共和病院 形成外科 |
| 2010年 | 京都大学大学院医学研究科課程博士(形成外科学)入学 |
| 2012年 ~2014年 | MD Anderson Cancer Center, Houston, USA. (Microsurgery Research Fellow) |
| 2014年 | Chang Gung Memorial Hospital, Taiwan(Microsurgery Fellow) |
| 2014年 | 京都大学大学院医学研究科課程博士(形成外科学)博士課程 所定の単位修得および研修指導認定 |
| 2015年 | 京都大学医学部附属病院形成外科 助教 |
| 2017年 | 城本クリニック京都院 院長 |
| 2020年 | ピュアメディカル西大寺院 院長 |
| 2021年 | くみこクリニック四条烏丸院 院長 |
| 2022年 | いとうらんクリニック四条烏丸開設 |




