コラム

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糸リフトの副作用を知りたい!失敗を防ぐ方法やデメリットを解説!

「糸リフトを受けてみたいけれど、副作用はあるの?」「糸リフトの副作用をおさえたい」

糸リフトは負担の少ないリフトアップ施術として人気を集めています。

本記事では、糸リフトの副作用と症状を抑えるコツを解説しています。

糸リフトについて理解を深め、納得のいく施術を受けましょう。

糸リフトとは


糸リフトとは、特殊な糸を肌に挿入して、皮下組織を持ち上げる施術です。

ダウンタイムが短いうえに、傷口が目立ちにくいのがメリットです。

糸リフトには次の4種類があります。

  • 溶ける糸:素材はPDO・PCL・PLA/PLLAで、時間の経過とともに体内に吸収される
  • 溶けない糸:素材はPPなど。体内に吸収されないため引き上げ効果の持続期間が比較的長い

糸リフトは、溶ける糸を使った施術が主流です。

溶けない糸は持続期間が溶ける糸に比べて長く、引き上げ効果も高い傾向にあります。

しかし、体内に吸収されないことで感染の原因となったり、肉芽腫のリスクを生むことがあります。

糸リフトの副作用

糸リフトの代表的な副作用は次の4つです。

  • 腫れや痛み
  • 内出血
  • ひきつれ
  • 肌の凹凸

1つずつ解説します。

腫れや痛み

糸リフトの副作用の1つが、施術後の腫れや痛みです。

顔がむくんだように腫れたり、ひし形に見える方もいます。

腫れは一時的なことがほとんどで、1週間程度で元に戻るので様子をみましょう。

また糸の挿入部分が痛むことがあります。

痛みのピークは施術後3日前後です。

1週間から2週間程度で痛みが落ち着きますが、1ヶ月を超えても痛む場合はクリニックに相談しましょう。

内出血

糸の挿入部分に内出血が起こることがあります。

内出血が起こりやすい部位は、こめかみ・えら・目元・口元です。

内出血が消えるまでの期間は1週間から2週間です。

メイクで隠せるので日常に支障はほとんどないでしょう。

ひきつれ

ひきつれも糸リフトの副作用です。

1か月以内でおさまることがほとんどですが、違和感がある・口が開けにくいといった症状が生じるケースがあります。

徐々に糸が馴染むにつれて、ひきつれも徐々に改善しますが、1か月以上経過しても治らない場合はクリニックに相談しましょう。

肌の凹凸

糸リフトによって肌に凹凸が生じる可能性もあります。

糸が馴染むにつれて、徐々に改善されるケースがほとんどです。

糸の本数が少なく、面で引き上げられなかった場合も、凹凸が生じることもあります。

術後1ヶ月経過しても凹凸が改善されない場合は、クリニックを受診しましょう。

糸リフトのダウンタイム期間

糸リフトのダウンタイム期間は、2週間程度です。

しかし症状によっては、1ヶ月程度かかるケースがあることを理解しておきましょう。

糸リフトの副作用やダウンタイムを抑えるコツ

糸リフトの副作用やダウンタイムを抑えるコツは、次の3つです。

  • 血行が良くなる行動は避ける
  • できるだけ顔を触らない
  • 口を大きく動かさないようにする

1つずつ解説します。

血行が良くなる行動は避ける

糸リフト施術後1週間は、血行が良くなる行動は避けましょう。

血行が良くなる行動には、下記が挙げられます。

  • 長時間の入浴・サウナ
  • 運動
  • マッサージ・エステ
  • ハイフ
  • 飲酒

血行が促進されると腫れや痛み、内出血が悪化する可能性があります。

術後は安静に過ごしましょう。

ダウンタイム症状を抑えるために、患部を冷やすのもおすすめです。

できるだけ顔を触らない

施術後は、患部が気になり触りたくなりますが、できるだけ触らないようにしましょう。

糸が安定する前に顔を触ると糸がずれて十分な引き上げ効果が得られない可能性があるので、刺激を与えず、安静に過ごしましょう。

口を大きく動かさないようにする

糸の定着前に口を大きく動かすと、糸がずれることがあります。

特にダウンタイム中は口が開けにくいので、歯科の予約は術後1ヶ月程度空けてから入れるようにしましょう。

ダウンタイム中は口を大きく開けなくても食べられるもの、柔らかいものを用意しておくと安心です。

糸リフトの失敗を防ぐ方法

糸リフトの失敗には、糸のずれ・ダウンタイムの長期化・リフトアップ不足があります。

失敗を防ぐ方法には、次の2つがあります。

  • 術後の注意事項を守る
  • 信頼できるクリニックで施術を受ける

1つずつ紹介します。

術後の注意事項を守る

糸リフトの失敗を防ぐためには、術後の注意事項を守りましょう。

具体的には、血行が良くなる行動は避ける・できるだけ顔を触らない・口を大きく動かさないようにすることです。

他にもクリニックから指示があった場合、きちんと守りましょう。

信頼できるクリニックで施術を受ける

失敗を防ぐ最大の方法は信頼できるクリニックで施術を受けることです。

糸リフトは、顔の組織を引っ張ってリフトアップを行うため、解剖学的にも深い知識と経験が要求される施術です。

症例数が多く丁寧にカウンセリングをしてくれるクリニックで施術を受けることで、失敗リスクを軽減できます。

いとうらんクリニック四条烏丸の糸リフトは安全性の高い溶ける糸を使用

いとうらんクリニック四条烏丸では、溶ける素材を使った糸リフト施術を行っています。

糸の種類は、G-COG・TESSリフト・ショッピングリフトの3種類です。

悩みやたるみの状態に合わせて適切な糸を選択するので、たるみが気になる方はお気軽に相談にお越しください。

【まとめ】 糸リフトの副作用は一時的なひきつれ 術後の注意を守ろう


糸リフトの代表的な副作用は一時的なひきつれです。

特に皮膚の薄い方や糸リフトを初めて受ける方は、口内からの違和感や、ひきつれを感じやすいといえます。

糸が溶け始める1ヶ月後にはひきつれも徐々に改善しますが、痛みが出ている場合はクリニックに相談しましょう。

また糸リフトは術後の注意を守ることで、糸が定着しやすくなります。

理想の仕上がりを得るためにも、注意事項は守りましょう。

記事監修医師プロフィール

院長/形成外科専門医・医学博士

伊藤 蘭

2003年山口大学医学部卒業
2003年京都大学医学部附属病院形成外科 日本赤十字社和歌山医療センター形成外科
2006年島根県立中央病院 形成外科
2008年松寿会共和病院 形成外科
2010年京都大学大学院医学研究科課程博士(形成外科学)入学
2012年
~2014年
MD Anderson Cancer Center, Houston, USA. (Microsurgery Research Fellow)
2014年Chang Gung Memorial Hospital, Taiwan(Microsurgery Fellow)
2014年京都大学大学院医学研究科課程博士(形成外科学)博士課程 所定の単位修得および研修指導認定
2015年京都大学医学部附属病院形成外科 助教
2017年城本クリニック京都院 院長
2020年ピュアメディカル西大寺院 院長
2021年くみこクリニック四条烏丸院 院長

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