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医療ハイフが痛いのは骨に響くから?原因や痛み対策まで紹介

医療ハイフに興味を抱きつつ、「痛いと聞くし怖い…」と二の足を踏んでいる人は、少なくありません。

医療ハイフは美容医療の中で、痛みが比較的少ないといわれています。

しかし痛みがゼロではないため、不安を抱くのは無理もありません。

本記事では医療ハイフの痛みについて解説します。

参考にして心配しすぎることはないと知り、施術へのきっかけにしてください。

医療ハイフとは?


医療ハイフとは、超音波によって照射部位にさまざまな美容効果をもたらします。

注射やメスは一切使わないため、顔に傷がつかず手軽に受けられる施術として人気があります。

なお、エステハイフと呼ばれるものもありますが、医療ハイフとは別物です。

医療ハイフと異なり、医師の資格なしで扱えますが、出力は医療ハイフより弱く、効果もやや小さめです。

医療ハイフの際に痛みを感じる理由

医療ハイフの際、痛みを感じる理由は、主に以下の3つです。

  • 骨に響くため
  • 熱を感じるため
  • 痛みを感じやすい部位であるため

部位に関しては、状況によって避けることも可能ですが、骨と熱に対する刺激はハイフにつきものです。

痛みを感じると失敗ではないかと不安に感じる人もいますが、ミスではありません。

多かれ少なかれ痛みは生じるため、過度な痛みでない場合は、気にしすぎることはありません。

骨に響くため

ハイフは、骨に響くような痛みが生じます。

骨に響く刺激を受けると、人間は痛いと感じます。

ハイフによる超音波が骨に当たると、痛いと感じてしまうのです。

ほとんどの波は皮膚部分に吸収されるため、骨までは届きません。

しかし、超音波を皮膚深層まで当てていると、しばしば皮膚で吸収しきれない波が発生します。

その波が骨まで届いたとき、痛みが発生します。

熱を感じるため

ハイフの痛みは、熱感と繋がっているケースもあります。

ハイフの刺激は、簡単にいうと熱刺激です。

高周波を皮膚に当て、熱刺激が生まれて結果的に肌の活性化に繋がります。

そのためハイフを当てた場所には熱感が生じますが、この熱感を痛みと感じる人も少なくありません。

ハイフ後は少しの間ほてった感じを覚えるものですが、そういった症状も、ハイフの熱刺激によるものです。

ゆっくり休んでいれば、数日の内にほてりはひいていきます。

痛みを感じやすい部位であるため

前述しましたが、人間は骨に刺激が加わると痛みを感じます。

超音波を照射した際に、皮膚に吸収されなかった波が骨に当たると、痛みを感じるのはそのためです。

したがって顔の中でも、特に皮膚表面と骨までの間が近い部位は、痛みを感じやすい傾向があります。

どうしても痛みが気になる場合は、額や顎のみ出力を下げてもらうなど痛み対策を取ると良いでしょう。

ハイフの痛みはいつまで続く?期間について

ハイフの痛みは、およそ1週間ほどです。

厳密にいうと1ヶ月程度は残るものの、1週間経つ頃にはほとんど気にならない程度におさまっているのが一般的です。

痛みはズキズキしたものではなく、筋肉痛に近い鈍い痛みになります。

痛みが残るいいっても、動けなかったり仕事や家事ができなかったりするほどの強さではないため、施術直後から通常どおりの生活に戻っている人がほとんどです。

痛みを感じた時の対策

痛みを感じた際の主な対策は、以下のとおりです。

  • 麻酔をしてもらう
  • 出力を下げてもらう
  • 使用機器を変えてもらう
  • 実績豊富なクリニックで施術してもらう

ただし、いずれの対策も必ず施術中に行えるわけではありません。

出力の低下などはその場でできますが、機器変更やクリニック変更はその場ではできないため、痛みに弱い人は事前に相談しておき、クリニックに配慮してもらいましょう。

麻酔をしてもらう

痛みに弱い場合、表面麻酔を希望しましょう。

ただし、ハイフの麻酔は「あって当然」といえるほど、誰に対しても必要ではありません

そのため、麻酔を希望する場合は、事前に伝えておきましょう。

出力を下げてもらう

痛みが強い時は、出力を下げてもらうのもおすすめです。

多くの場合は、照射の際にスタッフが痛みについて声かけをしてくれます。

もし痛みを案じる場合は、遠慮なく伝えましょう。

使用機器を変えてもらう

使用機器を変えてもらうといった選択肢もあります。

肌に合わないと感じた場合は、ハイフではなく他の施術メニュー変更することも可能です。

ハイフは高い効果が見込める施術ですが、ハイフだけにこだわり過ぎるのではなく、クリニックと相談のうえ、必要に応じて方針を修正していきましょう。

実績豊富なクリニックで施術してもらう

実績豊富なクリニックで施術してもらうのも、ひとつの方法です。

世の中にハイフを受け付けているクリニックは多くありますが、満足度はそれぞれ異なります。

まずは信頼できるクリニックを選びましょう。

【参考】「痛い方が効果が高い」は本当か?

痛い方が効果が高いという説もありますが、この説は本当とも嘘ともいえません。

適切な範囲内であれば、出力が高い方が効果が高くなるのは事実です。

しかし、過度に出力を出したり、当て方が未熟であったりなどの場合は、結果に繋がらないこともあります。

いずれにしろ、痛みを我慢することは良いこととはいえないため、クリニックに相談しましょう。

痛みが不安な場合はいとうらんクリニック四条烏丸で施術をお受けください

痛みが不安だという場合は、ぜひいとうらんクリニック四条烏丸にて施術をお受けください。

当クリニックは、技術力と同様に、お客様への寄り添いも大切にしています。

痛みに対する不安に対しても向き合いますので、ぜひカウンセリングでご相談ください。

【まとめ】方法次第で痛くない医療ハイフは可能


医療ハイフは痛みを感じることもありますが、対策を取れば痛みを解消することもできます。

必ず強い痛みを我慢する必要があるわけではないため、痛みに弱い方も心配しすぎず、施術を受けてみてください。

記事監修医師プロフィール

院長/形成外科専門医・医学博士

伊藤 蘭

2003年山口大学医学部卒業
2003年京都大学医学部附属病院形成外科 日本赤十字社和歌山医療センター形成外科
2006年島根県立中央病院 形成外科
2008年松寿会共和病院 形成外科
2010年京都大学大学院医学研究科課程博士(形成外科学)入学
2012年
~2014年
MD Anderson Cancer Center, Houston, USA. (Microsurgery Research Fellow)
2014年Chang Gung Memorial Hospital, Taiwan(Microsurgery Fellow)
2014年京都大学大学院医学研究科課程博士(形成外科学)博士課程 所定の単位修得および研修指導認定
2015年京都大学医学部附属病院形成外科 助教
2017年城本クリニック京都院 院長
2020年ピュアメディカル西大寺院 院長
2021年くみこクリニック四条烏丸院 院長

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