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乳頭縮小術ってどんな手術?リスクと痛みを解説!

乳頭が大きいことで悩む方は多いです。

温泉やサウナに行くのが恥ずかしい、パートナーの目が気になるなど、乳頭の大きさが原因でネガティブな気持ちになる方もいます。

大きな乳頭を小さくするのが、乳頭縮小術です。

本記事では、乳頭縮小術の説明とともに、そもそもなぜ乳頭が大きくなるのか原因を解説しています。

乳頭が大きいことでお悩みの方は、ぜひ最後までご覧ください。

乳頭肥大の原因


なぜ乳頭が大きく肥大してしまうのでしょうか。

乳頭肥大の原因には、次の3つが考えられます。

  • 先天的なもの
  • 授乳・加齢
  • 摩擦

1つずつ解説していきましょう。

先天的なもの

乳頭肥大の原因1つ目は、遺伝などによる先天的なものです。

思春期を迎えて、性ホルモンの影響で乳頭が大きく成長する方がいます。

そのほか遺伝の影響では、もともと乳輪が小さいのに乳頭だけが成長してしまい、相対的に乳頭が大きく見える方もいます。

授乳・加齢

2つ目の原因は、授乳・加齢によるものです。

母乳育児を行うと、赤ちゃんが母乳を吸いやすいよう、乳頭が赤ちゃんの口のサイズまで大きくなります。

また、赤ちゃんが乳頭を引っ張るため、乳頭の根本の皮膚が伸びやすくなります。

垂れたような乳頭の方は授乳経験がある方に多く見られます。

また、妊娠・出産時のホルモンの影響も、乳頭肥大の原因と考えられます。

摩擦

激しい運動やその他の摩擦によって乳頭がこすれると、摩擦による刺激で乳頭肥大の原因になります。

特に締め付けのきつい下着や合っていないブラジャーの着用で乳頭がこすれやすいです。

スポーツブラや、ブラジャーを購入する際は、採寸してから買うようにしましょう。

また、乾燥によるかゆみで乳頭をかいてしまうと、刺激で乳頭が大きくなります。

お風呂上りにボディローションを塗ったり、刺激が強ければ顔用の乳液などを使って保湿するのがおすすめです。

乳頭縮小術とは

乳頭縮小術とは、乳頭を切開して小さくする手術です。

乳頭の直径は変えずに、高さを低くする手術と、乳頭の直径も高さも同時に小さくする手術があります。

女性の場合、授乳機能を残すか残さないかで手術内容が変わります。

これから詳しく解説していきましょう。

授乳機能を残す場合

母乳は、血液が乳腺房を通り、乳腺から乳頭を通って分泌されます。

乳腺は中心部にあるので、授乳機能を残す場合は、中心を避けて乳頭を切開しなければなりません。

そこで、赤ちゃんの吸い口になる乳頭上部と乳管を残して、乳頭をカットします。

①乳頭の高さだけを縮小する場合

乳頭の下側をカットします。

カットした乳頭は、ちょうど、きのこのような形になります。

きのこの「傘」部分を乳輪と縫合して手術は終了です。

きのこの「柄」の部分に乳腺があるようなイメージとなります。

この方法では、授乳機能を温存したまま乳頭縮小が可能です。

②乳頭の高さ・大きさ両方を縮小する場合

乳頭の中心部を避けます。

バウムクーヘンを縦にカットするように何か所か切開を行い、残った乳頭を縫合します。

この方法で、授乳機能を温存したまま、乳頭の大きさ変更が可能です。

授乳機能を残さない場合

授乳機能を残さない場合は、バウムクーヘンではなく、通常のケーキカットのように、中心から何か所かを切開し、縫合します。

今後母乳育児を行わない方や、男性にも施術可能な方法です。

乳頭縮小術のリスク

乳頭縮小術には、次のリスクがあります。

  • 乳房の内出血
  • 腫れ
  • 再度肥大
  • 一時的な感覚麻痺
  • 変形

乳頭縮小では、腫れが1週間程度続くほか、神経が損傷されることで一時的に感覚が麻痺するリスク、そして乳頭の形が変形するリスクがあります。

また、乳頭縮小術を受けてから再度授乳した場合、乳頭がまた大きくなる可能性もゼロではありません。

乳頭縮小の手術にともない、乳房全体が内出血を起こすこともあります。

乳頭縮小術のダウンタイム

乳頭縮小術のダウンタイムは、およそ2週間です。

ダウンタイム中に腫れが悪化したり、白い膿のようなものが出たら、クリニックに相談しましょう。

感染症を起こしている可能性があるためです。

乳頭縮小術のよくある質問

ここからは、乳頭縮小術のよくある質問に答えていきます。

ブラジャーはいつから着けられますか?

ブラジャーは着けられますが、最初は患部に当たらない、ゆるめのものを着用してください。

術後のブラジャーの選び方は次を目安にしましょう。

  • 術後すぐ~抜糸まで:ゆるめのブラジャーは着用可能。患部に触れないものを選ぶ
  • 抜糸後:きつめのブラジャーは避ける
  • 術後1ヶ月以上~:通常のブラジャー着用可能

痛みや出血があった場合は、そのブラジャーの着用をストップし、クリニックに相談しましょう。

通院は必要ですか?

乳頭縮小術では、手術後に2~3回の通院が必要です。

主に抜糸と経過観察ですが、通院しやすいよう、通いやすいクリニックを選ぶのをおすすめします。

乳頭縮小術は痛いですか?

乳頭縮小術は、麻酔を使って手術をするので、手術中の痛みはありません

術後はしくしくと痛むこともありますが、耐えられる痛みです。

痛みが不安な方は痛み止めを処方してもらいましょう。

いとうらんクリニック四条烏丸の乳頭縮小術は女性医師が執刀

いとうらんクリニック四条烏丸の乳頭縮小術を担当するのは、女性の伊藤医師です。

乳頭縮小術は乳腺を残したり、デザインに沿って大きさを調整するので、かなり緻密な手術となります。

いとうらんクリニック四条烏丸では、スタッフ全員が女性なので、乳頭への負担が少なく、将来を考えたデザインで乳頭縮小術を受けていただけます

年齢を重ねて肥大した乳頭が垂れて恥ずかしい、という方でも、お気軽にご相談いただけます。

京都で乳頭縮小術をお考えの方は、いとうらんクリニック四条烏丸のカウンセリングもご活用ください。

乳頭縮小術は麻酔を使う「痛くない」手術 痛み止めの内服もできる


乳頭縮小術は、麻酔を使うので痛みを感じずに施術を受けられます

術後の痛みが心配な方は、痛み止めを処方してもらえるので安心しましょう。

乳頭縮小術では、将来の授乳を考えた、乳腺の温存も可能です。

ただし乳頭縮小術後に再度授乳をすることで、乳頭が再肥大を起こす可能性もあります。

乳頭縮小術は、色素の濃い部位を縫合するので、傷跡は見た目ではほとんど気付かれません。

乳頭の大きさや垂れが原因で、服を脱ぐことに抵抗がある方は、一度カウンセリングを受けてみてはいかがでしょうか。

記事監修医師プロフィール

院長/形成外科専門医・医学博士

伊藤 蘭

2003年山口大学医学部卒業
2003年京都大学医学部附属病院形成外科 日本赤十字社和歌山医療センター形成外科
2006年島根県立中央病院 形成外科
2008年松寿会共和病院 形成外科
2010年京都大学大学院医学研究科課程博士(形成外科学)入学
2012年
~2014年
MD Anderson Cancer Center, Houston, USA. (Microsurgery Research Fellow)
2014年Chang Gung Memorial Hospital, Taiwan(Microsurgery Fellow)
2014年京都大学大学院医学研究科課程博士(形成外科学)博士課程 所定の単位修得および研修指導認定
2015年京都大学医学部附属病院形成外科 助教
2017年城本クリニック京都院 院長
2020年ピュアメディカル西大寺院 院長
2021年くみこクリニック四条烏丸院 院長

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