小陰唇がのびる原因は?縮小手術の方法と後悔しないクリニック選び
「小陰唇がのびることはあるの?」
小陰唇が大き目かもしれない、と思った方はこのような疑問を持つかもしれません。
結論を言うと、小陰唇がのびることはあります。
本記事では、小陰唇がのびる原因と、すでに小陰唇がのびてしまった方ができる「小陰唇縮小術」を解説しています。
小陰唇の大きさが気になる方は、必見です。
小陰唇がのびる原因
小陰唇がのびる原因には、次の5点が考えられます。
- 遺伝など先天的なもの
- ホルモンバランスの変化
- 外からの刺激
- 加齢
- 象皮症などの病気
小陰唇は組織がやわらかいので、比較的のびやすいと言えます。
ここからは、小陰唇がのびる原因について、それぞれ具体的に解説していきましょう。
遺伝など先天的なもの
小陰唇がのびる原因1つ目は、遺伝など先天的なものです。
背の高さや身体の大きさと同様に、小陰唇も先天的に大きくなりやすい方がいます。
そのほか、血管やリンパ管の量も、小陰唇の大きさに関係しています。
小陰唇ののびやすさには、遺伝などの先天的なものの可能性が高いです。
ホルモンバランスの変化
思春期以降に、性ホルモンの分泌が増えることも、小陰唇がのびる原因といえるでしょう。
性ホルモンの分泌量やホルモンの感度によって、小陰唇がのびることもあります。
また、妊娠中は小陰唇が厚く、ふっくらとしやすいので、のびたと感じる方もいるかもしれません。
妊娠中に大きくなった小陰唇は、出産後に徐々に元の大きさに戻ると考えられています。
外からの刺激
小陰唇は、組織がやわらかいので、引っ張るとのびることがあります。
入浴時などに小陰唇を引っ張る癖がある方は、なるべく小陰唇を刺激しないように、洗い方を工夫しましょう。
また、出産時に胎児によって引っ張られたことが原因で、小陰唇がのびてしまう方もいます。
加齢
年齢を重ねた皮膚がたるむのと同じように、小陰唇も加齢でたるむことがあります。
また、加齢によって、小陰唇をカバーしている大陰唇の皮膚のハリが減ることで、相対的に小陰唇が大きく見えた結果、小陰唇がのびたと感じる方もいるでしょう。
象皮症などの病気
皮膚がゴワゴワと硬くなり、肥大する「象皮症」などの皮膚の病気によって、小陰唇がのびることもあります。
象皮症だけでなく、アトピー性皮膚炎によるかぶれや刺激で、小陰唇がのびる可能性もあります。
小陰唇だけでなく、女性器周辺の皮膚に違和感がある場合、一度皮膚科を受診してみましょう。
小陰唇がのびるのは男性経験と関係ある?
小陰唇がのびることと、男性経験には科学的な根拠がありません。
のびた小陰唇は、摩擦で色素沈着を起こし、黒ずむことがあります。
摩擦の原因は、下着やアンダーヘアによるものがほとんどで、性交渉が原因とは考えにくいでしょう。
しかし、通説やうわさなどで、小陰唇肥大の原因が、性交渉の回数や経験人数と言われることがあります。
このような通説が、小陰唇がのびることで悩む方が、相談しにくい状況を生むひとつの原因となっています。
小陰唇がのびる方におすすめの小陰唇縮小術
小陰唇がのびることで、かゆみやにおい、こすれによる痛みが起きることがあります。
また、小陰唇が摩擦で色素沈着を起こし、黒ずみで悩む方もいるでしょう、
小陰唇がのびる方へのおすすめは、小陰唇縮小術です。
ここからは、小陰唇縮小術について、詳しく解説していきます。
施術の流れ
小陰唇縮小術は、次の流れで行われます。
- カウンセリング
- 手術
- 抜糸
- 術後の検診
まず、カウンセリングで悩みを聞き、どんな形にするのかを決めていきます。
手術当日は、麻酔クリームを塗ってから麻酔注射を行い、のびた小陰唇を切除します。
その後、縫合し、1週間ほど経ったら、抜糸します。
手術は30分程度で終了する方がほとんどです。
当日のシェービングは特に必要ありません。
術後は定期検査で術部を確認します。
手術当日は、圧迫して止血するので、着圧が高いガードルを持参しましょう。
ダウンタイム
小陰唇縮小術のダウンタイムは、1~2週間です。
ダウンタイム中は出血するので、ナプキンを準備しておきましょう。
ダウンタイム中の入浴は、シャワーだけにして、自転車・バイク・激しい運動は避けるようにしましょう。
トイレの際は、ウォシュレットを活用して、患部を清潔に保つように心掛けてください。
排泄後は前から後ろに拭きましょう。
リスク・デメリット
小陰唇縮小術のリスクは、出血と傷口からの感染症です。
感染症対策として、患部を清潔に保つことと、激しい運動や、患部を圧迫しないことに気をつけましょう。
注意点
小陰唇縮小術の注意点は、保険診療の対象外、ということです。
自由診療となるので、手術費用は全額自己負担になることに注意しましょう。
小陰唇縮小術は、産婦人科でも施術していることもあります。
しかし、症例数の豊富さや、見た目の美しさでは、美容クリニックで手術を受けるのが一番です。
クリニックの症例数や、医師の実績を確認できるクリニックで、小陰唇縮小術を受けるようにしましょう。
いとうらんクリニック四条烏丸で後悔しない小陰唇縮小術を
いとうらんクリニック四条烏丸では、形成外科専門医として実績を積んだ伊藤医師が手術を担当します。
スタッフは、医師を含めて全員女性なので、患者さん一人ひとりの悩みに寄り添いながら、ていねいなカウンセリングを行います。
手術では、麻酔の注射による痛みに配慮して、麻酔クリームや笑気麻酔の併用も可能です。
「自分の小陰唇がのびているかも」
とお悩みの方は、ぜひ一度当院にご相談ください。
【まとめ】小陰唇がのびる原因は体質などさまざま お困りの方は手術の検討を
小陰唇がのびる原因には、遺伝的な要因や、引っ張り・摩擦などの外部刺激によるものがあります。
小陰唇がのびることで、衣服に巻き込まれて痛みが出たり、においやかゆみが起こりやすいなどのデメリットもあるでしょう。
のびてしまった小陰唇は、自力で小さくできないので、縮小手術が必要です。
小陰唇縮小手術を受ける際は、クリニックの実績数やカウンセリングのていねいさを確認すると、後悔しにくいでしょう。
小陰唇がのびることにお悩みの方は、カウンセリングを受けてみてはいかがでしょうか。
記事監修医師プロフィール
院長/形成外科専門医・医学博士
伊藤 蘭
2003年 | 山口大学医学部卒業 |
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2003年 | 京都大学医学部附属病院形成外科 日本赤十字社和歌山医療センター形成外科 |
2006年 | 島根県立中央病院 形成外科 |
2008年 | 松寿会共和病院 形成外科 |
2010年 | 京都大学大学院医学研究科課程博士(形成外科学)入学 |
2012年 ~2014年 | MD Anderson Cancer Center, Houston, USA. (Microsurgery Research Fellow) |
2014年 | Chang Gung Memorial Hospital, Taiwan(Microsurgery Fellow) |
2014年 | 京都大学大学院医学研究科課程博士(形成外科学)博士課程 所定の単位修得および研修指導認定 |
2015年 | 京都大学医学部附属病院形成外科 助教 |
2017年 | 城本クリニック京都院 院長 |
2020年 | ピュアメディカル西大寺院 院長 |
2021年 | くみこクリニック四条烏丸院 院長 |