糸リフトでフェイスラインは改善できる? 継続治療がおすすめな理由
コロナ禍が落ち着いてマスク着用が任意になっても、ほうれい線やたるみが気になってマスクを外せない、という方もいらっしゃるのではないでしょうか。
たるみはセルフケアでも改善が見込めますが、短期間でより効果が高いのが美容クリニックでの糸リフト施術です。
糸リフトについて理解を深め、自信を持ってマスクを外せる肌を目指しましょう。
糸リフトとフェイスリフトの違い
糸リフトは、トゲのついた特殊な糸を注入して皮膚組織を引っ張る治療です。
一方、フェイスリフトは皮膚を広範囲で切開して内側のSMAS(表在性筋膜)と呼ばれる、肌の皮下組織と表情筋の間の筋膜を持ち上げ、最後に余った皮膚を切り取って縫合する手術です。
フェイスリフトは筋膜そのものを持ち上げるので、高いリフトアップ効果が期待できますが、その分手術が大がかりになりダウンタイムが長引いたり、顔面神経麻痺のリスクがあったりといったデメリットもあります。
SMASを引っ張らないフェイスリフトもありますが、手術が必要で、かつ傷跡が残る点は共通のデメリットといえるでしょう。
糸リフトでフェイスラインを整えるメリット3つ
糸リフトでフェイスリフトを整えるメリットは「精神的負担が少ないこと」です。
切開するフェイスリフトは痛みやダウンタイムも気になるし、バレないか不安、と抵抗がある方もいるでしょう。
ここからは糸リフトでフェイスラインを整えるメリットを詳しく紹介していきます。
切開では届かない箇所も直接リフトアップできる
ほうれい線や口角の下にできるマリオネットラインは、切開する場所からの距離が遠いため、フェイスリフトの効果が出にくい箇所です。
糸リフトは気になるほうれい線やマリオネットラインの近くに糸を挿入できるので、切開部分から遠い顔の中心部のリフトアップにも効果が期待できます。
傷跡が目立ちにくい
フェイスリフトは施術で切開をするため、多少の傷跡が残ります。
糸リフトの場合、こめかみ付近から針によって糸を皮下組織に挿入していくので、切開が必要なく、傷跡は針の太さより大きくなることはありません。
また、糸リフトの傷跡は髪の毛で隠れるので、手術バレが気になる方にもおすすめの施術といえるでしょう。
継続治療でたるみにくい肌に
糸リフトは、コグと呼ばれるトゲのついた極細の糸を皮下組織に注入して肌をリフトアップする施術です。
皮下組織に糸を注入すると、組織が糸を異物だと認識するので、糸周辺にコラーゲンが生成されます。
このコラーゲンはコラーゲントンネルとも呼ばれ、糸リフトの糸が溶けた後でも肌のハリの維持に効果的です。
しかし、時間の経過とともに生成されたコラーゲンも失われるため、たるみ予防には継続治療がおすすめといえます。
糸リフトの継続期間は2~3年といわれているので、たるみが気になってきた方は糸リフト治療を検討してみてはいかがでしょうか。
糸リフトで改善が期待できるフェイスラインの悩み
糸リフトで改善が期待できるフェイスラインの悩みには、ほうれい線やマリオネットラインのほか、ほほやあごのたるみがあります。
糸リフトは即効性があり、フェイスラインの悩みを短期間で改善しやすいのがメリットです。
ほうれい線
ほうれい線の原因には、表情筋の衰えや加齢による皮下組織のコラーゲン・エラスチンの減少が考えられます。
表情筋のトレーニングでたるみが改善する可能性もありますが、確実にリフトアップを目指す場合、手軽にできるおすすめの治療法は糸リフトです。
ほうれい線は糸リフトで改善が期待できます。
ただし、糸リフトでほうれい線を改善する場合、1本だけで引っ張り上げると仕上がりが不自然になりやすいので、片側複数本ずつ糸を注入するのがいいでしょう。
マリオネットライン
口角の両側から下に伸びたマリオネットラインは、表情筋の1つである口輪筋の衰えや、加齢によって脂肪が支えられなくなることで作られます。
糸リフトでは口元のたるみを効率よく引き上げ、ほうれい線とともにマリオネットラインの改善にも効果が期待できます。
マリオネットラインには噛み癖が影響していることもあるので、歯ぎしりや噛み合わせなど気になることがあれば、カウンセリングで伝えましょう。
ほほのたるみ
糸リフトでほほのたるみを改善することで、小顔に見せる効果が期待できます。
ほほのたるみを引き上げる場合は、1本の糸では不自然に引きつれてしまうので、複数本の糸の挿入がおすすめです。
ほほのたるみの原因の1つに、コラーゲン不足が挙げられます。
糸リフトでは、皮下組織内のコラーゲン量増加が期待できるので、糸リフト治療でほほのたるみの改善が期待できます。
ほほのたるみが改善されることで、正面から見たときに若々しく見えるだけでなく、横顔が美しく見えるので、顔のシルエットを整えたい方にも糸リフトはおすすめです。
あごのたるみ
あご下のもたつきがなくなることで、顔全体がすっきりと引き締まった印象に見せることが可能です。
あご下の糸リフト施術では、糸によってたるみをハンモックのように吊り上げてフェイスラインをシャープに見せる効果が期待できます。
ダイエットをしてもあご下のもたつきが改善しなかった方は、糸リフト施術でフェイスラインがスッキリするかもしれません。
マイナス10歳をかなえる糸リフトはいとうらんクリニック四条烏丸へ
いとうらんクリニック四条烏丸では、溶けて体内に吸収される糸を使用したスレッドリフトを行っています。
糸はG-COG、vovリフト、アンカーリフト、TESSリフト(テスリフト)、ショッピングリフトなど多数の糸をそろえており、その中から医師が適切なものを選びます。
いとうらんクリニック四条烏丸では、お客様本来の美しさを大切にしながら、自然にマイナス10歳を目指す治療を行うため、表情の不自然な引きつりや整形バレが気になる方にも安心してご来院いただけます。
糸リフトは切らない施術だからこそ、医師の経験や知識が必要とされる施術です。
フェイスラインのゆるみで不安や心配があれば、カウンセリングの際に何でもお伝えください。
【まとめ】糸リフトでフェイスラインの悩みは改善できる 継続治療がおすすめ
糸リフトは傷跡が目立ちにくく、フェイスラインの悩みを改善する即効性の高いリフトアップ治療です。
糸についたトゲで皮下組織を持ち上げると同時に、肌内部のコラーゲン生成を促すので、内側からのハリケアにも効果が期待できます。
ほうれい線やたるみが気になり始める40代以降だけではなく、20代からエイジングケアで糸リフト治療を始めることで、将来のエイジングケアも可能です。
切らないフェイスライン治療をお考えの方は、糸リフトを検討してみましょう。
記事監修医師プロフィール
院長/形成外科専門医・医学博士
伊藤 蘭
2003年 | 山口大学医学部卒業 |
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2003年 | 京都大学医学部附属病院形成外科 日本赤十字社和歌山医療センター形成外科 |
2006年 | 島根県立中央病院 形成外科 |
2008年 | 松寿会共和病院 形成外科 |
2010年 | 京都大学大学院医学研究科課程博士(形成外科学)入学 |
2012年 ~2014年 | MD Anderson Cancer Center, Houston, USA. (Microsurgery Research Fellow) |
2014年 | Chang Gung Memorial Hospital, Taiwan(Microsurgery Fellow) |
2014年 | 京都大学大学院医学研究科課程博士(形成外科学)博士課程 所定の単位修得および研修指導認定 |
2015年 | 京都大学医学部附属病院形成外科 助教 |
2017年 | 城本クリニック京都院 院長 |
2020年 | ピュアメディカル西大寺院 院長 |
2021年 | くみこクリニック四条烏丸院 院長 |