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尿漏れはいつから起こる?年代別に起こりやすい原因や対策を解説

尿漏れはいつから起こるのかという疑問について、漠然と一定の年齢以降の人に起こるもの、というイメージを抱く人は少なくありません。

しかし、実際の所どの年代であっても、尿漏れは起こり得る症状です。

本記事ではいつの年代に、どの理由での尿漏れが発生しやすいのかを解説します。

参考にして、現在の尿漏れを改善したり、将来的な尿漏れを予防する助けにしてください。

尿漏れはいつから起こるもの?


尿漏れがいつから起こるものかについてですが、一概にいつから起こるとは断ぜられず、どの年齢層においても起こり得る症状です。

若い人ほど患者数が少ない傾向はありますが、絶対に起こらないと断言はできません。

そのため、若くして尿漏れが起こったとしても、過度に不安がることはありません。

20代~30代までの若年層における尿漏れの原因

20代~30代までの若年層に多い尿漏れの原因は、主に妊娠・出産です。

妊娠・出産が尿漏れを誘発するのは、骨盤底筋と呼ばれる筋肉に負担をかけるためです。

骨盤底筋は尿道を締める役割を持っていますが、妊娠・出産のダメージにより骨盤底筋が緩みがちになるため、尿漏れを引き起こしてしまいます。

ただし、しっかり体を休めれば、3ヶ月程度で尿漏れ症状は改善されていき、やがて症状が起こらなくなります。

40代以降の尿漏れの原因

40代以降に集中する尿漏れの原因は、主に骨盤底筋の筋力の低下です。

骨盤底筋は尿道を締める役割を持っていますが、加齢や更年期の影響で全身の筋肉が衰えてくると、骨盤底筋の筋力も緩んできます。

結果として、咳などの拍子に尿道を締め続けることができなくなり、尿漏れに繋がってしまいます。

年齢を問わない尿漏れの原因

30代までの尿漏れの原因、40代以降の尿漏れの原因を解説しましたが、実際の所、尿漏れの原因は年齢問わず起こるものも多いです。

具体的には、以下のとおりです。

  • ストレス
  • 特定の疾患
  • 特定の薬剤の副作用

上記から分かる通り、尿漏れと言っても原因はさまざまなものがあるため、尿漏れを改善するためには一度医師からの診察を受け、原因を特定する必要があります。

【参考】尿漏れの患者数に男女差はある?

尿漏れの患者数に男女差はあるかどうかですが、結論としては女性の方が尿漏れの患者数が多い傾向にあります。

女性は男性よりも尿道が短く、失禁しやすい体の造りになっているためです。

失禁の症状別では、腹圧性尿失禁に女性患者が多い傾向にあります。

一方で、溢流性尿失禁はやや男性の方が多い傾向にあります。

そのため、男性だから尿漏れの心配はない、というわけではありません。

尿漏れの対策

尿漏れの対策は、主に以下のとおりです。

  • 出産のダメージが回復するまで待つ
  • スターフォーマープロで緩んだ骨盤底筋を引き締める
  • 薬剤療法を行う
  • トイレにすぐ立てる環境づくりを心がける

ただし、上記すべてを行う必要はありません。

自分の尿漏れの原因に対応した適切な策を取れば、改善が見込めます

出産のダメージが回復するまで待つ

妊娠・出産が原因の場合は、出産のダメージが回復するまで待ちましょう。

前述しましたが、しっかり休めばおよそ3ヶ月程度で元の状態に戻ります。

一般的に尿漏れは、起こるようになってしまうと、ほぼ自然には治りません。

しかし出産だけは例外であり、原則自然に回復していくタイプの尿漏れです。

そのため、過度に心配する必要はありません。

今だけのことと思い、気にしすぎず回復に集中しましょう。

スターフォーマープロで緩んだ骨盤底筋を引き締める

スターフォーマープロで緩んだ骨盤底筋を引き締めるのもおすすめです。

骨盤底筋を鍛えることで、尿道の締まりが強くなり、尿漏れしにくくなります。

骨盤底筋が意識せず自然に鍛えられることはほぼないため、引き締めるには何らかの方法でトレーニングが必要です。

スターフォーマープロは、30分程度の利用で5万回相当のトレーニング効果が見込めるため、セルフでトレーニングを続けるよりも、効率的な筋力向上が期待できます。

薬剤療法を行う

尿漏れは、内服薬によって改善が見込めるケースもあります。

特に、急に強い尿意が生じる切迫性尿失禁や、排尿が上手くいかず尿が溜まりっぱなしになり、溢れてしまう溢流性尿失禁の改善に適しています。

内服薬で改善を行いつつ、スターフォーマープロなどで骨盤底筋を鍛え、尿道の締まりを強くすれば、現状に比べて大きな改善が期待できます。

トイレにすぐ立てる環境づくりを心がける

トイレにすぐ立てる環境づくりを心がけるのも重要なことです。

常にトイレの位置を把握しておく、長時間トイレに行けない状況はできるだけ避ける、トイレが無い・少ないスポットはなるべく避けるなど、自分でできる範囲で構いませんので、工夫して過ごしましょう。

特にストレスから尿漏れになる人は、トイレが近くにあるかどうかで尿漏れになるリスクが変化します。

尿漏れ改善をご希望ならいとうらんクリニックへ

尿漏れ改善をご希望なら、いとうらんクリニックへお越しください。

当クリニックは、スターフォーマープロなどの尿漏れ改善メニューと、丁寧なカウンセリングのご用意があります。

クリニック選びの際は、メニューだけでなく、自分が悩みを話しやすいかどうかも重要です。

早く改善したいという気持ちは自然なものですが、デリケートな悩みだからこそ、信頼のおけるクリニックを選びましょう。

【まとめ】いつからであっても尿漏れは起こる可能性がある


いつからであっても、尿漏れは起こる可能性があります。

年齢が若い、男性であるなど、比較的尿漏れしにくい傾向はありますが、必ず尿漏れしないと保証があるわけではありません。

一方でもし起こってしまっても、恥ずかしい、変だなどと落ち込む必要はありません。

きちんと診察・改善を行って、尿漏れを解消していきましょう。

記事監修医師プロフィール

院長/形成外科専門医・医学博士

伊藤 蘭

2003年山口大学医学部卒業
2003年京都大学医学部附属病院形成外科 日本赤十字社和歌山医療センター形成外科
2006年島根県立中央病院 形成外科
2008年松寿会共和病院 形成外科
2010年京都大学大学院医学研究科課程博士(形成外科学)入学
2012年
~2014年
MD Anderson Cancer Center, Houston, USA. (Microsurgery Research Fellow)
2014年Chang Gung Memorial Hospital, Taiwan(Microsurgery Fellow)
2014年京都大学大学院医学研究科課程博士(形成外科学)博士課程 所定の単位修得および研修指導認定
2015年京都大学医学部附属病院形成外科 助教
2017年城本クリニック京都院 院長
2020年ピュアメディカル西大寺院 院長
2021年くみこクリニック四条烏丸院 院長

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