20代なのに尿漏れが起こるのはなぜ?原因や改善策を徹底解説
尿漏れは一定の年齢を超えた人に起こるもの、20代の若いときには関係ない、と思ってはいませんか?
尿漏れは年齢の影響も多いため、若い人ほど少ないのは事実です。
しかし20代の若さであっても、状況次第では尿漏れの症状が出てしまいます。
本記事では、20代の尿漏れについて解説します。
参考にして、尿漏れの悩みを改善するのに役立ててください。
20代でも尿漏れは起こる?
結論から述べますが、20代であっても尿漏れは起こり得ます。
尿漏れとは意図しないタイミングで尿が出てしまうことであり、一般的に加齢が原因というイメージがありますが、実際の所加齢以外にもさまざまな原因で尿漏れは起こります。
そのため、20代だから尿漏れは起こらないという認識は誤りです。
20代における尿漏れの原因
具体的に、20代で起こり得る尿漏れの主な原因は、以下のとおりです。
- 妊娠・出産
- ストレス
- 筋力の低下
- 特定の疾患
ただし、自己判断だけで尿漏れの原因を特定してしまうのは、おすすめできません。
尿漏れの原因が異なると対策も異なってくるため、原因の特定を誤ると、いつまでも尿漏れが改善しなくなってしまうためです。
具体的な対策に移る前に、一度医師に診断してもらうことをおすすめします。
妊娠・出産
妊娠・出産は、骨盤底筋と呼ばれる尿道を締める筋肉にダメージを与えてしまうため、尿漏れを引き起こします。
骨盤底筋は内臓を支える役割も担うため、妊娠中はお腹の中の子供を支える負荷もかかってしまい、通常時より筋肉が疲労してしまうのです。
ただし、産後3ヶ月程度休息を取れば、元通りに回復していきます。
ストレス
ストレスは、尿漏れの原因になり得ます。
排尿は自律神経と密接な関わりがありますが、ストレスはこの自律神経を刺激してしまうため、結果として意図しないタイミングで膀胱が収縮してしまい、急に強い尿意を感じてしまうのです。
特に一度失禁してしまうと、その経験がストレスの元となり、余計に尿漏れを誘発してしまうケースが見られます。
状況によっては、あえて尿意を気にしないようにするのも大切です。
特定の疾患
特定の疾患にかかると、尿漏れを引き起こしてしまうきっかけとなります。
例としては、脳卒中や膀胱がんなどが該当します。
脳卒中になったからといって、必ず尿漏れ症状が出てしまうとは限りませんが、起こるかもしれないと考え備えておくことは大切です。
また、うつ症状なども尿漏れに繋がるケースがあります。
正確にはうつ症状そのものでなく、うつを改善する抗うつ剤などの副作用が尿漏れを引き起こしやすくなるのです。
尿漏れの改善策
尿漏れが起こってしまった場合、改善策は以下のとおりです。
- 体を休める
- トイレに行きやすい状況を作る
- スターフォーマープロで骨盤底筋を鍛える
- 内服薬などで症状を抑える
ただし、むやみにすべてを行えば良いというわけではありません。
尿漏れの原因に対応した改善策を取ることが重要であり、自分の状態に合わせて選択、利用、併用を行いましょう。
体を休める
体を休めるのは、妊娠や出産、ストレスを機に尿漏れが起こった場合に有効です。
休息を取って体力が回復し、自律神経が整えば、尿漏れが改善する可能性があります。
特に妊娠・出産が理由の尿漏れは、尿漏れの中でも例外的に自然回復する症状です。
過度に心配せず、ゆっくり休息に努めましょう。
トイレに行きやすい状況を作る
トイレに行きやすい状況を作るのも大切です。
常に可能とは限りませんが、トイレの位置を常に確認しておく、長時間の移動などの際はトイレ休憩を取るなど、工夫できる点は工夫しましょう。
特にストレスから尿漏れしやすい人の場合、トイレが近くにあることそのものが安心の材料となり、ストレスが低減されて尿漏れを防ぎやすくなります。
スターフォーマープロで骨盤底筋を鍛える
スターフォーマープロで骨盤底筋を鍛えるのも有効です。
骨盤底筋は尿道を締める役割があるため、鍛えることで尿漏れしにくくなったり、トイレまでもちやすくなったりというメリットがあります。
セルフケアで鍛えることも可能ですが、スターフォーマープロは30分の利用で5万回相当の運動に匹敵する刺激を与えられるため、より効率的です。
内服薬などで症状を抑える
内服薬などで症状を抑えることも可能です。
特に何らかの疾患が原因の場合は、骨盤底筋の筋力向上のみで尿漏れを防ぎきるのは難しいケースがあるため、内服薬での改善と併用するのがおすすめです。
市販薬もありますが、できるかぎり医師の診断を受け、自分の状況に適した薬を処方してもらってください。
尿漏れのお悩みはいとうらんクリニックにお任せください
尿漏れのお悩みは、いとうらんクリニックにお任せください。
当クリニックは医師の的確な診断や、スターフォーマープロで尿漏れの改善をサポートします。
また、担当医師は女医のみであるため、同性相手でないと相談しにくいという女性の方にも安心してご利用いただけます。
尿漏れの悩みはデリケートであり、言いづらいものですが、まずは相談・診察をしなければ改善は進められません。
どうぞ当クリニックを利用し、快適な生活を取り戻してください。
【まとめ】20代でも尿漏れは起こりうる
20代でも、状況によって尿漏れは起こり得る症状です。
尿漏れは中年期以降に出る症状というイメージが根強いですが、実際の所若年層なら尿漏れしないというわけではなく、年齢・性別問わず尿漏れは起こる可能性があります。
大切なのは、起こった後改善策を取ることです。
尿漏れは原則自然には治らないため、悩んでいる人ほど早めに改善行動を取ることをおすすめします。

記事監修医師プロフィール
院長/形成外科専門医・医学博士
伊藤 蘭
2003年 | 山口大学医学部卒業 |
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2003年 | 京都大学医学部附属病院形成外科 日本赤十字社和歌山医療センター形成外科 |
2006年 | 島根県立中央病院 形成外科 |
2008年 | 松寿会共和病院 形成外科 |
2010年 | 京都大学大学院医学研究科課程博士(形成外科学)入学 |
2012年 ~2014年 | MD Anderson Cancer Center, Houston, USA. (Microsurgery Research Fellow) |
2014年 | Chang Gung Memorial Hospital, Taiwan(Microsurgery Fellow) |
2014年 | 京都大学大学院医学研究科課程博士(形成外科学)博士課程 所定の単位修得および研修指導認定 |
2015年 | 京都大学医学部附属病院形成外科 助教 |
2017年 | 城本クリニック京都院 院長 |
2020年 | ピュアメディカル西大寺院 院長 |
2021年 | くみこクリニック四条烏丸院 院長 |