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医療ハイフでほうれい線を改善するには?効果や仕組みを解説

「医療ハイフはほうれい線にも効くの?」

「ほうれい線が気になるけれど、切開を伴う手術は怖い」

このように、ほうれい線の改善で医療ハイフを検討している方もいるでしょう。

本記事では、医療ハイフとほうれい線の関係について解説しています。

リフトアップで切開を伴う手術は受けたくない方は、医療ハイフを検討しましょう。

ほうれい線ができる仕組み


ほうれい線ができる原因は、次の3つがあります。

①骨の減少:小鼻・頬周辺の骨が平坦なため頬の肉を支えられずにほうれい線が出る

②線維芽細胞の減少:加齢によってコラーゲン・エラスチンなどの線維芽細胞が減り、ハリがなくなりたるんでほうれい線が出る

③表情筋が強い:表情筋の発達によってほうれい線の上部が引き上げられて同じ場所にクセがついてほうれい線が出る

30代後半から目立つほうれい線は、上記の要因が組み合わさって生じるケースがほとんどです。

また乾燥やむくみでほうれい線が目立つこともあります。

医療ハイフでは、線維芽細胞の増加と脂肪細胞の破壊効果が見込めるので、ほうれい線改善にも効果を期待できます。

医療ハイフで期待できるほうれい線への効果

医療ハイフはほうれい線の改善に効果が期待できます。

  • 筋膜(SMAS)からのリフトアップ
  • コラーゲン増産による内側からのハリ感アップ

それぞれ詳しく解説していきます。

筋膜(SMAS)からのリフトアップ

医療ハイフは「高密度焦点式超音波療法」と呼ばれるリフトアップや引き締め治療です。

肌の深部に超音波を当てて肌の温度を上げることで、SMAS筋を収縮させて肌を引き上げます。

SMAS筋(Superficial MusculoAponeurotic System)は表在性筋膜のことです。

皮膚は下の図のような構成をしています。

表皮
真皮
皮下組織
SMAS
表情筋

SMAS筋は、皮下組織・皮下脂肪と表情筋の間にある薄い膜で、主にコラーゲンでできています。

加齢でコラーゲン生産量が減るとSMAS筋が衰え、ゆるむためにたるみが起こります。

医療ハイフは、熱によってSMAS筋を収縮させ、皮下組織を支えるのでメスを使わずにリフトアップが期待できるのが特徴です。

コラーゲン増産による内側からのハリ

医療ハイフには、SMAS筋からのリフトアップのほか肌の引き締め・ハリ増加も期待できます。

理由は次の2点です。

  • 熱エネルギーによるコラーゲン繊維が収縮し肌が引き締まる
  • 熱エネルギーで損傷した組織を回復させるため、コラーゲン・エラスチンが増える

ほうれい線はコラーゲン減少も原因の1つなため、医療ハイフでコラーゲン量を増やすことで改善が期待できます。

医療ハイフ治療を受けられない人

医療ハイフは、下記の方は受けられません。

  • 妊娠中・授乳中の方・妊娠の可能性のある方
  • 心臓ペースメーカーを使用している方
  • 金属アレルギーのある方
  • 皮膚に悪性腫瘍のある方
  • がんの疑いがある方
  • 皮膚疾患・感染症がある方
  • 糖尿合併症のある方
  • 心臓疾患がある方
  • 過去に金の糸リフト施術を受けた方

その他医師が診察して不可と判断する場合や、施術を延期することもあります。

過去に他の施術を受けた場合は必ず申告しましょう。

ほうれい線治療は医療ハイフと糸リフトどちらが先?

メスを使わないほうれい線治療には糸リフトもあります。

しかし、ほうれい線治療を行う場合、医療ハイフと糸リフトどちらを先に行えばいいかわからない方もいるでしょう。

結論からお伝えすると、糸リフトより先に医療ハイフを受けましょう

なぜなら、糸リフトは医療ハイフの超音波で変形したり、効果を得られなくなったりする恐れがあるためです。

また医療ハイフだけでリフトアップができる可能性もあります。

もし両方の施術を希望している場合は、先にクリニックに相談しておくと治療計画を立てやすいのでおすすめです。

いとうらんクリニック四条烏丸の医療ハイフはほうれい線を改善できる

いとうらんクリニックでは医療ハイフ「NEWダブロ」を扱っています。

NEWダブロは、(マイクロフォーカス超音波でSMAS筋を収縮させるだけでなく、高周波も組み合わせた照射が可能です。

皮膚の深い層・浅い層の両方に熱エネルギーを均等に加えて、リフトアップと肌の引き締めを同時に行えます。

また医療ハイフは、出力の強さや照射する場所によって引き上げの効果が変わります。

そのため、知識と経験が豊富な医師のもとで受けることが大切です。

いとうらんクリニック四条烏丸では形成外科医として長年の経験を積んだ医師が1人ひとりの骨格や筋肉のつき方を見ながら施術を進めていきます。

ほうれい線でお悩みの方は、ぜひ一度カウンセリングにお越しください。

【まとめ】医療ハイフではほうれい線だけでなく毛穴・ハリの改善も期待できる


医療ハイフはほうれい線の改善に効果が期待できます。

リフトアップに加えて、コラーゲンやエラスチン生成を期待できるため、ハリ・ツヤのアップ、毛穴も引き締めも見込めます。

また医療ハイフはダウンタイムがほぼないため、切開を伴う手術は怖いけれどほうれい線が気になる方は、医療ハイフを受けてみてはいかがでしょうか。

記事監修医師プロフィール

院長/形成外科専門医・医学博士

伊藤 蘭

2003年山口大学医学部卒業
2003年京都大学医学部附属病院形成外科 日本赤十字社和歌山医療センター形成外科
2006年島根県立中央病院 形成外科
2008年松寿会共和病院 形成外科
2010年京都大学大学院医学研究科課程博士(形成外科学)入学
2012年
~2014年
MD Anderson Cancer Center, Houston, USA. (Microsurgery Research Fellow)
2014年Chang Gung Memorial Hospital, Taiwan(Microsurgery Fellow)
2014年京都大学大学院医学研究科課程博士(形成外科学)博士課程 所定の単位修得および研修指導認定
2015年京都大学医学部附属病院形成外科 助教
2017年城本クリニック京都院 院長
2020年ピュアメディカル西大寺院 院長
2021年くみこクリニック四条烏丸院 院長
2022年いとうらんクリニック四条烏丸開設

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