糸リフトのダウンタイムは腫れが出る?経過や対策を解説
糸リフトのダウンタイムには腫れが出る、と聞いて施術に不安を抱く人は少なくありません。
美しいフェイスラインになるために糸リフトを受けたのに、一時的とはいえ逆行するような症状が出るとなると、怖くなるのは自然なことです。
本記事では、糸リフトの腫れについて解説します。
参考にして怖がることはないと知ってください。
糸リフト後のダウンタイムには腫れが伴う
糸リフト施術は、ダウンタイムになると腫れが発生します。
審美性を上げる目的があるとはいえ、施術は体にとって傷を付ける行為です。
体は傷がつくと修復しようとし、毛細血管が広がったり熱を持ったりしますが、これが腫れの原因です。
糸リフト後の腫れの経過
糸リフトを行うと、施術直後から腫れが出始め、ピークを迎えます。
それ以降はだんだん引いていき、最終的にはきれいに治ります。
経過の流れと目安の日数を知っておくことで、安心して腫れが引くのを待てるようになります。
施術直後~腫れのピーク(施術後~3日後)
施術直後から3日後までは、腫れのピークになります。
施術直後は腫れが出始めるもののピークではありません。
その後2~3日目辺りに腫れはピークを迎えます。
まれに悪化してきたと考え、異常が起こっているのではと考える人もいますが、腫れは3日目辺りまでエスカレートするのが一般的です。
少し様子を見て体を休めましょう。
1ヶ月後
腫れはピークを迎えた後徐々に落ち着いていき、およそ1ヶ月後になった頃には、ほとんど気にならなくなります。
糸リフトの場合、ダウンタイムの諸症状は腫れだけでなく、赤みや針挿入時の傷、内出血などがありますが、ほとんどが腫れと同様1ヶ月程度で治ります。
仮に治りきっていなかったとしても、快方に向かっていれば問題はないため、焦らないで治りきるのを待ちましょう。
糸リフトのダウンタイム中腫れを抑える対策
糸リフトのダウンタイム中、腫れを抑える対策は以下のとおりです。
- 冷やす
- 激しい運動・飲酒・サウナ・入浴を控える
- 触らない
- 食事や会話で口を大きく開けない
- 仰向けの姿勢を心がける
まったく腫れを出さないことはできませんが、上記のポイントを守ると腫れを大きく軽減できます。
腫れが軽減すると治りも早いため、結果として早めに落ち着いた状態へと戻れるわけです。
冷やす
ダウンタイム中は患部を冷やしましょう。
冷やすことで血流が鈍くなり、毛細血管の拡張などが抑えられ、腫れが軽減できます。
ただし、冷やしすぎも良くないため、保冷材は清潔なタオルなどを巻いた状態で使用してください。
また、当てる際はそっと軽い力で押し当ててください。
激しい運動・飲酒・サウナ・入浴を控える
糸リフトに限りませんが、美容医療後は激しい運動や飲酒、サウナ、入浴などを控えてください。
上記の行為はすべて血行を促進する効果があり、体に傷がある状態では腫れや赤みを悪化させる原因となります。
施術によっては、閉じかけた傷が再び開く場合もあります。
上記以外でも、体温が上がったり血行が過度に良くなるような行為は避けましょう。
触らない
患部は触らないようにしましょう。
特に施術直後は、傷が気になるからと手で触れてしまう人も多いですが、触ると刺激になり腫れが悪化してしまいます。
普段の状態だけでなく、洗顔時やメイクの際なども、できるだけ手で触れたり押したりしないよう注意し、最低限の接触で用を済ませるようにしてください。
食事や会話で口を大きく開けない
食事や会話などで、口を大きく開けるのはやめましょう。
口を大きく開けると口周りの皮膚や筋肉が大きく動いてしまい、結果として患部を動かすことになってしまいます。
また、あまりに大きく口を開けると糸が強く引っ張られ、切れてしまうケースもあります。
切れてしまっても大きな影響はありませんが、切れないに越したことはありません。
糸が体に馴染んで腫れが引くまで、口を開けるのは控え目にしましょう。
仰向けの姿勢を心がける
就寝時など横になる際は、できるだけ仰向けの姿勢を心がけましょう。
体を横にすると、下になった方に血が溜まります。
そのため、仰向けになると顔の方向に血が溜まりづらくなり、結果として腫れにくくなるわけです。
言い換えると、うつ伏せは顔が下向きになってしまうため、最も腫れを促進してしまいます。
仰向けが辛いとしても、せめて横向きにしておいた方が良いでしょう。
糸リフトダウンタイム中~終了後の注意点
糸リフトダウンタイム中の注意点は大小さまざまなものがありますが、特に重要なものとして以下の点は覚えておくのがおすすめです。
- 傷が悪化・違和感などが消えない場合はクリニックに相談する
- 施術直後にハイフなどのレーザー治療は控える
またわからないことや疑問があれば、自己判断せずクリニックに確認しましょう。
傷が悪化・違和感などが消えない場合はクリニックに相談する
施術後傷が悪化したり、違和感などがいつまでも消えない場合は、クリニックに相談しましょう。
感染などを放置してしまうと重大なトラブルにつながるため、早い段階でクリニックに相談するのがおすすめです。
施術直後にハイフなどのレーザー治療は控える
糸リフトの施術直後に、ハイフなどのレーザー治療をするのは控えましょう。
レーザー治療は熱や音波で皮膚の奥に刺激を与えるため、糸リフト直後に受けると糸に悪影響が出てしまい、糸リフトの効果がなくなるリスクがあります。
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いきなり施術を決める必要はなく、まずはカウンセリングだけでも構いません。
ぜひ一度ご来院ください。
【まとめ】腫れについて知識を深めよう
糸リフトのダウンタイム時には腫れが出ます。
大切なことは腫れをむやみに避けたいと考えるのではなく、なぜ腫れができてどうすれば軽度で済むのか、知識を付けておくことです。
ダウンタイムについて理解を深め、万全の状態で糸リフトを受けましょう。
記事監修医師プロフィール
院長/形成外科専門医・医学博士
伊藤 蘭
2003年 | 山口大学医学部卒業 |
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2003年 | 京都大学医学部附属病院形成外科 日本赤十字社和歌山医療センター形成外科 |
2006年 | 島根県立中央病院 形成外科 |
2008年 | 松寿会共和病院 形成外科 |
2010年 | 京都大学大学院医学研究科課程博士(形成外科学)入学 |
2012年 ~2014年 | MD Anderson Cancer Center, Houston, USA. (Microsurgery Research Fellow) |
2014年 | Chang Gung Memorial Hospital, Taiwan(Microsurgery Fellow) |
2014年 | 京都大学大学院医学研究科課程博士(形成外科学)博士課程 所定の単位修得および研修指導認定 |
2015年 | 京都大学医学部附属病院形成外科 助教 |
2017年 | 城本クリニック京都院 院長 |
2020年 | ピュアメディカル西大寺院 院長 |
2021年 | くみこクリニック四条烏丸院 院長 |