女性の尿漏れ治療とは?美容クリニックで受けられる施術を紹介!
20代以上の女性の約6割が経験したと言われている、尿漏れ。
一度尿漏れを経験した方は「尿漏れってずっと続くの?」と不安に思う方もいるのではないでしょうか。
本記事では、女性に多い尿漏れの症状や治療法を解説しています。
尿漏れ治療について学んで、外出が楽しめるようにしていきましょう。
女性の尿漏れ3パターン
女性に多い尿漏れには、主に次の3パターンがあります。
- 腹圧性尿失禁
- 切迫性尿失禁
- 溢流性尿失禁
それぞれどんな症状なのか、解説していきましょう。
腹圧性尿失禁
腹圧性尿失禁は、骨盤底筋群のゆるみによって、膀胱の出口を閉めたままキープできなくなるために起こります。
女性は妊娠・出産・ホルモンバランスの変化などで骨盤底筋がゆるみやすいです。
そのため、笑ったり急に重い荷物を持ったりと、おなかに負担がかかると、膀胱の出口がゆるみ、尿が漏れます。
腹圧性尿失禁では、骨盤底筋群を鍛えるのが重要です。
切迫性尿失禁
切迫性尿失禁は、急に尿意が襲ってきて、我慢できないために起こる尿漏れです。
切迫性尿失禁の原因の1つは、過活動膀胱と言われています。
過活動膀胱は、脳と膀胱のがうまく連携せず「尿意があるのに、おしっこが出ない」または「尿意がないのに、勝手に尿漏れする」といった現象がおこります。
切迫性尿失禁も、骨盤底筋群のゆるみが一因で起こりますが、腹圧性尿失禁よりも、高齢の女性に症状が多い尿漏れです。
溢流性尿失禁
溢流性尿失禁は、強い残尿感があり、尿が出し切れずに起こります。
尿が出し切れないと、新しく作られた尿が膀胱に貯めておけないので、一定量を超えると尿漏れとして外に出ます。
トイレに行っても、スッキリした感覚がないので、長時間トイレにこもったり、何度もトイレに行ったりするのも溢流性尿失禁の特徴です。
溢流性尿失禁は、骨盤底筋群がゆるむことで、子宮や膀胱が膣から出る「骨盤臓器脱」も原因の一つと言われています。
じわじわと尿が漏れる感覚がある方は、早めに病院を受診するといいでしょう。
尿意がないのに尿が漏れる原因
尿意がないのに、気付いたら尿が漏れることもあります。
尿漏れの原因には、次の3つが考えられます。
- 過活動膀胱
- ストレス・自律神経の乱れ
- 尿漏れの不安による心因性頻尿
それぞれ、解説していきます。
過活動膀胱
過活動膀胱は、膀胱と脳の働きがバラバラのために起こります。
膀胱の働きが過剰になって、まだ尿をためられるのに膀胱が収縮するので、急にトイレに行きたくなります。
過活動膀胱では、排尿をコントロールするためにトイレの間隔のコントロールが行われます。
その他、膀胱が尿をきちんとたくわえられるように治療を行います。
ストレス・自律神経の乱れ
尿漏れ治療には、女性が感じやすいストレス・自律神経の乱れを治すのも効果的です。
膀胱の働きには、ストレスと自律神経が密接に関わっています。
膀胱が活発に働くときは、リラックスのスイッチの役割を持っている副交感神経が優位になります。
副交感神経が過度にはたらかないよう、ストレスケアを取り入れることで、膀胱の治療にも効果が出るかもしれません。
尿漏れの不安による心因性頻尿
「次はいつ尿漏れするのだろう…」不安を抱えながらの生活は、尿漏れを悪化させる可能性があります。
トイレが周囲にないと不安になる症状は、心因性頻尿です。
心因性頻尿は、スマホや読書など、トイレ以外のものに意識が向いている時に尿意を感じなくなるので、意識的にトイレ以外のことを考えるのが治療法です。
女性が尿漏れ治療前に試せる対策
尿漏れの症状があっても、尿漏れは他人に相談しにくく、できれは自分で解決したいと考えている方も多いでしょう。
ここからは、本格的に病院で治療を始める前に、自宅で試せる尿漏れ対策を紹介します。
骨盤底筋トレーニング
1つ目の対策は骨盤底筋トレーニングです。
腹圧性尿失禁の原因は、骨盤底筋のゆるみによる膀胱の出口のゆるみと言われています。
骨盤底筋トレーニングは、尿道括約筋も引き締められるので、尿漏れ対策に有効かもしれません。
しかし、骨盤底筋トレーニングは効果が出るまである程度時間がかかるので、あくまで補佐的なものだと捉えるのがおすすめです。
クリニックで治療を行いながら、骨盤底筋トレーニングを併用するのがおすすめです。
尿漏れパッドを使う
尿漏れが改善するまでは、尿漏れパッドを使うのがおすすめです。
尿漏れパッドは、水分を瞬時に吸収し、独特のアンモニア臭を外に逃がさない消臭加工がしてあります。
H2いとうらんクリニック四条烏丸の尿漏れ治療はダウンタイムのないレーザー・磁気治療
美容クリニックでは、磁気とレーザーを使った尿漏れ治療を受けられます。
いとうらんクリニック四条烏丸では、座るだけで磁気による骨盤底筋群を鍛えられる京都府内初導入の機械「スターフォーマープロ」による治療を提供しています。
ほかにも膣に専用のアプリケーターを挿入して、身体の内側から尿道のゆるみを改善するレーザー治療「フォトナインティマレーザー」も用意しています。
尿漏れの悩みは誰に相談していいかわからない方は、いとうらんクリニック四条烏丸に一度ご相談ください。
カウンセリングのみも承っております。
【まとめ】女性の尿漏れ治療は早めの相談がカギ
尿漏れに悩んでいる方は、美容クリニックの機械を使った骨盤底筋のトレーニングや、レーザーを使った治療がおすすめです。
物理的に筋肉に刺激を与えて鍛えるので、結果が出るのが早く、リスクが少ないのも特徴です。
尿漏れ治療を受けて悩みを改善しましょう!
記事監修医師プロフィール
院長/形成外科専門医・医学博士
伊藤 蘭
2003年 | 山口大学医学部卒業 |
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2003年 | 京都大学医学部附属病院形成外科 日本赤十字社和歌山医療センター形成外科 |
2006年 | 島根県立中央病院 形成外科 |
2008年 | 松寿会共和病院 形成外科 |
2010年 | 京都大学大学院医学研究科課程博士(形成外科学)入学 |
2012年 ~2014年 | MD Anderson Cancer Center, Houston, USA. (Microsurgery Research Fellow) |
2014年 | Chang Gung Memorial Hospital, Taiwan(Microsurgery Fellow) |
2014年 | 京都大学大学院医学研究科課程博士(形成外科学)博士課程 所定の単位修得および研修指導認定 |
2015年 | 京都大学医学部附属病院形成外科 助教 |
2017年 | 城本クリニック京都院 院長 |
2020年 | ピュアメディカル西大寺院 院長 |
2021年 | くみこクリニック四条烏丸院 院長 |