尿漏れの改善にはストレッチが効果的?美容医療での改善方法も紹介
生活に大きなストレスを与える尿漏れですが、尿漏れはストレッチによって改善を図れるケースがあります。
しかし、なぜストレッチで尿漏れが改善されるのか、具体的にどうすれば良いのかわからないという人も多いでしょう。
本記事では、尿漏れ改善とストレッチの関係や、ストレッチ以外の対策について解説します。
参考にして、尿漏れの悩みを払拭する助けにしてください。
尿漏れとは?
尿漏れとは、意図しないタイミングで尿が漏れてしまう症状です。
通常、尿は排尿の意思無しでは排出されません。
しかし何らかの原因で、排尿するつもりが無いのに尿が出てしまうのが尿漏れです。
尿漏れが頻繁に起こるようになると、長時間手洗いを離れられなかったり、人前での失禁が気になり外出しづらくなったりなど、さまざまな悪影響が発生します。
尿漏れの原因は骨盤底筋の緩み
尿漏れの原因のひとつは、骨盤底筋の緩みです。
骨盤下部には骨盤底筋という筋肉があり、尿道を締めるのも役割のひとつです。
そのため、骨盤底筋が緩んでしまうと、腹圧がかかった際や急激に膀胱が収縮した際尿道を締めきっておけず、失禁に繋がってしまうのです。
原因は主に加齢による筋力の低下です。
妊娠・出産を機に緩むケースもありますが、その場合は出産を終え3ヶ月ほど休んでいれば、自然に元に戻るため、過度な心配は不要です。
【参考】その他の尿漏れの原因
尿漏れの原因は、骨盤底筋の緩みだけではありません。
骨盤底筋が緩んでいなくとも、以下の原因を機に尿漏れが発生するケースがあります。
- 特定の疾患
- ストレス
- 特定の薬の副作用
特に、通常の状態からいきなり強い尿意を覚える、常に失禁が気になり意識するほど手洗いが近くなってしまう、少量の尿が断続的に漏れ続けるという人は、一度医療機関を受診し、正確な診断を受けてください。
尿漏れ改善効果が期待できるストレッチ
尿漏れ改善効果が期待できるストレッチは、骨盤底筋を鍛えるものです。
本記事では、以下3種類の姿勢について解説します。
- 仰向け
- うつ伏せ
- 椅子に座る
なお、姿勢によって効果の大きさが変わることはありません。
自分の続けやすい姿勢で行ってください。
また、姿勢に関わらずストレッチは1日5セット程度を目安に行いましょう。
仰向け
仰向けで横になって行う方法は、以下のとおりです。
- 仰向けで足を少し開き、膝を立てる
- 肛門・膣・尿道を10秒締める。その後30秒ほど力を抜いてリラックスする
- 10回繰り返したら、締める動作をより早いテンポにしてさらに10回繰り返す
ストレッチの方法としてはスタンダードな方法です。
横になる場所は床でもベッドでも構わないため、就寝の前後に行えば、比較的楽に習慣づけが可能です。
うつ伏せ
うつ伏せになって行う方法は、以下のとおりです。
- うつ伏せになる。その際、下腹部に枕や丸めたタオルを入れておく
- 1の状態からつま先を立てる
- 仰向けトレーニングのステップ2、3を行う
顔の向きはどちらでも構いませんので、好きな方向を向いてください。
また、枕や丸めたタオルなどの準備を忘れないようにしましょう。
椅子に座る
椅子に座って行う方法は、以下のとおりです。
- 少し浅めに座る
- 背筋を伸ばし、両足を肩幅に開く
- 仰向けトレーニングのステップ2、3を行う
仕事の隙間時間などに行いたい方は、椅子に座って行う方法がおすすめです。
外から見ても目立つ姿勢ではないため、人目が気になることもないでしょう。
尿漏れ改善効果が期待できるストレッチのポイント
尿漏れ改善効果が期待できるストレッチのポイントは、以下の2つです。
- 無理をするよりも継続を重視する
- 効果が出るまで2ヶ月程度を見込んでおく
目安として1日5セット行うと前述しましたが、やってみて体が辛く継続できないと感じたら、セット数を減らしても構いません。
それよりも、辛いからといって止めないことが大切です。
ストレッチは継続して行って、はじめて効果が出るものです。
骨盤底筋ストレッチの場合、効果発現まで2ヶ月程度かかるため、続けることを優先に習慣づけましょう。
即効性を重視するならスターフォーマープロがおすすめ
即効性を重視するならスターフォーマープロがおすすめです。
スターフォーマープロとは医療機器の1つであり、磁気の力を利用して、骨盤底筋をはじめインナーマッスルを鍛えられます。
利用する際は座るだけで、30分利用すると5万回相当のストレッチと同程度の効果が見込めます。
ストレッチが継続できなかった人や、効果が実感しにくい人などに特におすすめです。
ストレッチで尿漏れが改善しない人はいとうらんクリニックにご相談ください
ストレッチで尿漏れが改善しない人は、いとうらんクリニックにご相談ください。
当クリニックはスターフォーマープロが利用可能であり、ストレッチでの改善ができなかった人、今すぐになんとかしたいという方におすすめです。
また、本当にストレッチで改善するタイプの尿漏れなのかも、お話をじっくり聞いたうえで丁寧に診断させていただきます。
尿漏れにお悩みの方は、ぜひご利用ください。
【まとめ】尿漏れはストレッチ・美容医療で改善が期待できる
尿漏れはストレッチ・美容医療で改善が期待できます。
特に、咳などをきっかけとして少量の尿が漏れるというタイプの人は、骨盤底筋の筋力向上が重要です。
残念ながら尿漏れにおいて、放っておいて治るケースはほぼありません。
尿漏れにお悩みの方は、諦めたり放置したりせず、改善のために行動を起こしましょう。
記事監修医師プロフィール
院長/形成外科専門医・医学博士
伊藤 蘭
2003年 | 山口大学医学部卒業 |
---|---|
2003年 | 京都大学医学部附属病院形成外科 日本赤十字社和歌山医療センター形成外科 |
2006年 | 島根県立中央病院 形成外科 |
2008年 | 松寿会共和病院 形成外科 |
2010年 | 京都大学大学院医学研究科課程博士(形成外科学)入学 |
2012年 ~2014年 | MD Anderson Cancer Center, Houston, USA. (Microsurgery Research Fellow) |
2014年 | Chang Gung Memorial Hospital, Taiwan(Microsurgery Fellow) |
2014年 | 京都大学大学院医学研究科課程博士(形成外科学)博士課程 所定の単位修得および研修指導認定 |
2015年 | 京都大学医学部附属病院形成外科 助教 |
2017年 | 城本クリニック京都院 院長 |
2020年 | ピュアメディカル西大寺院 院長 |
2021年 | くみこクリニック四条烏丸院 院長 |