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【女性向け】陰部がかゆい!原因や対処法について詳しく解説

女性の陰部のかゆみ・主な原因と改善策
  • 陰部のかゆみは感染症や乾燥、摩擦など多くの原因が考えられます。
  • 症状が長引く場合は、婦人科を受診して正しい診断を受けることが大切です。
  • 市販薬での対応は一時的な改善にとどまることが多いです。
  • 日常生活では清潔に保ち、通気性の良い下着を着用することが予防につながります。
  • かゆみの原因によっては医療処置が必要となるケースもあります。
  • 自己判断せず専門家に相談することで安心して改善に取り組めます。

陰部がかゆいことに悩んでいる女性も多いのではないでしょうか。

日常生活を送るうえで、陰部のかゆみをストレスに感じている人も少なくありません。

本記事では、陰部がかゆい原因とかゆみを治す方法について詳しく解説します。

また、おすすめの美容クリニックも紹介します。

友人や家族に相談しにくい悩みだからこそ、ぜひ本記事を参考にしてください。

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陰部がかゆい原因は?

陰部のかゆみに悩む女性
陰部がかゆい原因として、主に以下が挙げられます。

  • ・小陰唇が肥大化している
  • ・アレルギー反応が起きている
  • ・陰部がかぶれている
  • ・精神的なストレスで抵抗力が弱まっている
  • ・性感染症にかかっている
  • ・細菌性膣炎にかかっている
  • ・更年期障害が起きている
  • ・萎縮性腟炎が起きている

どの原因に該当するか判断しにくい場合は、婦人科や美容クリニックで相談することをおすすめします。

プロである医師に検査してもらうことで、原因が明確になるでしょう。

小陰唇が肥大化している

陰部にかゆみが生じる原因として、小陰唇の肥大化が挙げられます。

小陰唇とは「びらびら」とも呼ばれる女性器の箇所で、尿道口と膣口の両脇にあります。

体質や加齢によって小陰唇が肥大化すると、かゆみや蒸れにつながります

自分の小陰唇が一般的なサイズよりも大きいか判断に悩む場合は、美容クリニックや産婦人科へ足を運び、医師に直接診てもらうのがおすすめです。

デリケートゾーンを人に見せるのが恥ずかしいと感じる人もいるかと思いますが、医師は毎日多くの患者に接しているため、気にする必要はないでしょう。

アレルギー反応が起きている

下着やナプキンの素材、ボディーソープの成分など、陰部に触れたものが合わない場合に、アレルギー反応が生じてかゆみを感じることがあります。

また、食べ物や薬が原因で起きた全身のアレルギー反応に伴って、陰部にも症状が現れることがあるのです。アレルギー症状は、かゆみだけでなく、かぶれを伴う場合もあります。

陰部がかぶれている

日常的に陰部へ刺激を与えている人は、陰部がかぶれていることによりかゆみが発生していることが考えられます。

下着の擦れや自分に合わないナプキンを着用していることなどがかぶれの原因です。

また、陰部が蒸れている状態が長時間続くことも、かぶれにつながります。

精神的なストレスで抵抗力が弱まっている

ストレスがかかると、自律神経やホルモンバランスが乱れ、体の抵抗力が低下します。抵抗力が低下すると、常在菌が増殖したり、感染症にかかったりして、かゆみを引き起こすことがあるのです。

また、ストレスによって、皮膚自体に問題がないにもかかわらず、とくに夜間に布団で温まると強いかゆみを感じる「心因性掻痒症」を引き起こすケースもあります。

性感染症にかかっている

クラミジア・腟トリコモナス・淋病・梅毒といった性感染症にかかると、症状として陰部のかゆみがあらわれます。

かゆみの他に、以下の症状が併発している場合は、何らかの性感染症にかかっている可能性が高いです。

  • ・粘土の高いおりものが出る
  • ・強い悪臭のあるおりものが出る
  • ・カッテージチーズのような白いかたまりが出る
  • ・膣にヒリヒリとした痛みを感じる
  • ・デリケートゾーンに赤みが生じる
  • ・排尿の際に痛みがある
  • ・性交渉をする際に痛みを感じる
  • ・陰部にできものができる
  • ・下腹部に痛みを感じる

性行為を行っていなくても、タオルや便座の共用によって性感染症にかかるケースも存在します。

そのため、性行為を行っていなくても上記の症状に当てはまる人は、性感染症を疑いましょう。

細菌性膣炎にかかっている

細菌性膣炎とは、膣内の常在菌バランスが崩れ、大腸菌やブドウ球菌などが増えて、膣内に炎症が起きている状態です。かゆみだけでなく、かぶれを伴う場合もあります。

おりものは量が増え、粘り気がある白っぽいおりものや、さらさらとした灰色のおりもので、生臭い魚のような臭いがするのが特徴です。原因としては、陰部の洗いすぎ、ストレスや睡眠不足による抵抗力の低下、性行為などが挙げられます。

更年期障害が起きている

更年期は、女性ホルモンの減少によって陰部の分泌物が減り、乾燥しやすくなります。乾燥は、かゆみやヒリヒリとした痛みを引き起こします。

また、女性ホルモンの減少により、膣の清潔を保つ「デーデルライン桿菌」も減り、細菌感染を起こしやすくなるのです。このように、更年期に生じる女性ホルモンの減少は、乾燥や細菌感染によるかゆみを引き起こす場合があります。

萎縮性腟炎が起きている

萎縮性膣炎は、更年期や卵巣摘出などによって女性ホルモンが減少することで、外陰部や腟の粘膜に萎縮・乾燥が生じて、かゆみや痛みを引き起こす状態です。

また、外陰部や腟が萎縮・乾燥すると、下着との摩擦や性行為などの刺激で傷つきやすくなり、炎症や細菌感染によるかゆみや痛みも引き起こすことがあります。

かゆみの症状別に考えられる原因

ここでは、かゆみの症状別に考えられる原因を解説します。かゆみに加えて他の症状がある場合、原因を特定する際の参考にできます。

小陰唇の腫れが伴うかゆみ

小陰唇の腫れとかゆみが同時に現れる場合、次のような原因が考えられます。

  • ・かぶれ(接触性皮膚炎):摩擦や刺激物質が触れることによって外陰部のかゆみや腫れが生じ、痛みを伴う場合もある
  • ・性器ヘルペスウイルス感染症:単純ヘルペスウイルスの感染(性行為や、便座・タオルなどに付着したウイルスが原因)によって、かゆみや腫れが生じる
  • ・外陰膣カンジダ症:カンジダ菌の増殖によって炎症が起こり、外陰部や膣にかゆみや腫れが生じ、ヨーグルト状や白くポロポロとしたおりものが特徴とされる
  • ・毛嚢炎(もうのうえん):毛穴に黄色ブドウ球菌のような細菌が侵入することで炎症が起こり、赤く腫れてかゆみや痛みを引き起こす
  • ・バルトリン腺炎・バルトリン腺膿瘍:膣の左右にあり、粘液を分泌する役割を担うバルトリン腺に細菌が侵入することで炎症が起こり、小陰唇が腫れて痛みやかゆみが生じる

バルトリン腺炎・バルトリン腺膿瘍は、両側に生じる場合もありますが、片方のみに生じることが一般的です。また、片側のみに生じた腫れであれば、かぶれ、毛嚢炎などが原因の可能性もあります。

我慢できないほどの強いかゆみ

我慢できないほどの強いかゆみがある場合、次のような原因が考えられます。

  • ・かぶれ(接触性皮膚炎):強い刺激物に触れた場合、強いかゆみが生じることがある
  • ・外陰膣カンジダ症:膣や外陰部に炎症が起こり、腫れやかゆみ、場合によっては強いかゆみが生じ、ヨーグルトのようなおりものや白くポロポロとしたおりものが特徴とされる
  • ・性感染症:膣トリコモナス、毛ジラミ、疥癬などは強いかゆみを引き起こすことがある

強いかゆみが続く場合は、自己判断せず早めに婦人科などの医療機関を受診することが大切です。

かゆみとともにただれやできものがある

かゆみに加えて、ただれやできもの、水ぶくれなどがある場合は、次のような原因が考えられます。

  • ・赤みのある腫れや多数の小さな水ぶくれ:かぶれ(接触性皮膚炎)
  • ・痛みを伴う赤みがある多数の小さな水ぶくれ:性器ヘルペス
  • ・ニキビのようなできもの(痛みを伴う場合あり):毛嚢炎
  • ・赤く盛り上がったできもの:疥癬
  • ・イボのようなできもの(白・薄いピンク・茶色):尖圭コンジローマ
  • ・赤みのある腫れ(痛みを伴う場合あり):バルトリン腺炎
  • ・皮膚の厚み・しこり・ただれ:外陰癌

このように、かゆみだけでなくただれやできもの、水ぶくれなどを伴う症状は、皮膚や粘膜への刺激や感染が関係している可能性があります。

性行為後にかゆみが出る

性行為後にかゆみが現れる場合は、次のような原因が考えられます。

  • ・摩擦による刺激:潤滑不足や強い摩擦によって炎症が起こり、かゆみや痛みが生じる
  • ・アレルギー反応:コンドームの素材(とくにラテックス)や潤滑剤の成分に対するアレルギー症状としてかゆみやかぶれが出現することがある
  • ・膣内環境の変化:雑菌が侵入したり、常在菌バランスやpHが変化したりすることでかゆみが生じる
  • ・性感染症:膣トリコモナス、性器ヘルペス、毛ジラミの感染直後や症状が出始めた頃に行う性行為によってかゆみを引き起こす場合がある

性行為の相手にも症状が見られる場合や、かゆみが持続する場合は、性感染症の可能性もあるため、早めに医療機関で診察を受けましょう。


びらびらのかゆみを予防するセルフケア

ここでは、かゆみを防ぐための洗浄方法・乾燥ケア・蒸れ対策・刺激を減らす方法について解説します。

デリケートゾーンを守る正しい洗浄方法

デリケートゾーンを衛生的で快適な状態に保つことは重要ですが、必要以上に洗ったり、膣の中まで洗浄したりすると、かゆみがひどくなるおそれがあります。刺激を避け、やさしく洗うことを意識しましょう。

洗浄する際のポイントは次の通りです。

  • ・ぬるま湯で洗う
  • ・ソープを使う場合は、デリケートゾーン専用のものをよく泡立てて使用し、十分に洗い流す
  • ・タオルは使わず、手でやさしくなでるように洗う
  • ・膣の中を洗う必要はない
  • ・大陰唇と小陰唇の間は汚れがたまりやすいため、丁寧にやさしく洗う

通常のボディーソープを使用したり、タオルで強くこすったりすると、刺激が強すぎてトラブルにつながることがあります。

また、膣には清潔な状態を保つ「自浄作用」が備わっています。膣内には「デーデルライン桿菌」と呼ばれる常在菌が存在し、膣内を弱酸性に保つことで、外部からの菌やウイルスの侵入を防ぎ、増殖を阻止しているのです。

膣内を洗浄しすぎると、常在菌のバランスが崩れて感染症を起こしやすくなります。正しい洗浄方法で清潔な状態を保ちながら、自浄作用を守ることが大切です。

うるおいを守る乾燥ケア

乾燥はかゆみやヒリヒリとした痛みを引き起こすため、うるおいを保つことが大切です。うるおいを保つために、まずは正しい方法で洗浄しましょう。

乾燥が気になる場合は、洗浄後の水分をやさしく拭き取り、保湿ケアをします。デリケートゾーン専用の保湿クリーム・オイル・軟膏などを使用すると安心です。顔や体用のものは、刺激が強い可能性があるため、使用は避けましょう。

蒸れ対策で肌トラブルを防ぐ

デリケートゾーンは、下着やナプキンによって蒸れやすい部分です。蒸れは、かぶれや感染症を引き起こしたり、症状を悪化させたりするため、蒸れを防ぐことを心がけましょう。

蒸れを防ぐためのポイントは次の通りです。

  • ・下着や衣類、生理用品は通気性のよいものを選ぶ
  • ・おりものシートやナプキンはこまめに取り替える

快適な環境を保ち、肌への負担を軽減することで、トラブル防止につながります。

陰部のかゆみを治す方法は?

陰部のかゆみを治すのに有効な方法は、以下の3つです。

  • ・小陰唇縮小手術を受ける
  • ・市販薬や処方薬を陰部に塗布する
  • ・性感染症の治療をする

それぞれについて詳しく説明するので、自分にあった方法を選ぶのにお役立てください。

小陰唇縮小術を受ける

小陰唇が肥大化している人は、思い切って小陰唇縮小術を受けるのがおすすめです。

小陰唇縮小術とは、小陰唇(びらびら)の余分な部分を切除し縫合する手術です。

費用はやや高額ですが、一度施術を受ければ永久的に小さな小陰唇を維持できます。

かゆみの他にも、蒸れやニオイの改善効果も期待できるため、陰部にさまざまな悩みを抱えている人は、ぜひ前向きに検討してみてください。

市販薬や処方薬を陰部に塗布する

かぶれが原因で陰部にかゆみが生じている場合、市販薬や病院で処方された薬を塗ってケアする方法が有効です。

ただし、市販薬にはさまざまな種類があるため、自分にあうものを探すのに時間がかかるケースも珍しくありません。

皮膚科や婦人科へ行って、症状に合った薬を処方してもらうほうが、効率的に陰部のかゆみを改善できる可能性が高いでしょう。

性感染症の治療をする

性感染症の症状として陰部のかゆみが生じている場合は、婦人科・性病科・泌尿器科などで治療を受ける必要があります。

性感染症の種類によって治療方法が異なりますが、内服薬や塗り薬による治療が一般的です。

正しい方法で治療をすれば性感染症が治るため、なるべく早いタイミングで病院へ行きましょう。

陰部のかゆみが気になるなら早めに病院に行くべき

陰部にかゆみを感じている人は、なるべく早いタイミングで病院に行くことをおすすめします。

婦人科・皮膚科・産婦人科のいずれかを利用することで、かゆみの原因を検査してもらったうえで適切な対処法を提案してもらえます、

また、小陰唇の肥大化が原因な場合は、美容クリニックで小陰唇縮小術について相談してみるのも手段のひとつです。

手術の流れや料金などを説明してもらい、必要に応じて手術を受けると良いでしょう。

陰部のかゆみを改善するならいとうらんクリニック四条烏丸がおすすめ!

陰部のかゆみを治したい人におすすめなのが、京都府京都市にあるいとうらんクリニックです。

いとうらんクリニックでは小陰唇縮小術を得意としている伊藤医師が在籍しているため、高い技術力で手術を受けられます。

また、美容クリニックのコンセプトとして「マイナス10歳のオーダーメイド医療」を掲げているため、加齢とともに陰部のかゆみが気になっている人にもイチオシです。

いとうらんクリニックで小陰唇縮小術を受ければ、かゆみが改善されるうえに美しい形の若々しい女性器が手に入るでしょう。

よくある質問

ここでは、陰部のかゆみに関するよくある質問と、その回答を紹介します。

びらびらのかゆみは毎日のお手入れで予防できますか?

びらびらのかゆみは、毎日のセルフケアで予防できる場合があります。陰部を正しい方法で洗浄し、乾燥ケア・蒸れ対策・日常の刺激を減らすことがポイントです。

ただし、強いかゆみがある場合や、性感染症が疑われる場合など、セルフケアだけでは改善が難しく、医療機関の受診が必要なケースもあります。

性行為後にかゆみが出る場合はどうすればいいですか?

性行為後に生じるかゆみの原因は、摩擦による刺激・コンドームや潤滑剤に対するアレルギー反応・膣内環境の変化・性感染症などが考えられます。

性行為の相手にも症状が見られる場合や、かゆみが持続する場合は、性感染症の可能性もあるため、早めに医療機関で相談することが大切です。

市販薬でかゆみを治すのは安全ですか?注意点は?

軽いかゆみの場合は、市販薬で対応できることもあります。しかし、強いかゆみ・長引くかゆみ・ただれやおりものの変化など他の症状も伴う場合は、医療機関で診察を受ける方が安心です。

誤った自己判断や市販薬の使用は、症状を悪化させるおそれがあるため、気になる場合は早めに医療機関を受診しましょう。

【まとめ】正しい対処法で陰部のかゆみを改善しよう

正しい対処法で陰部のかゆみが消えた女性

陰部にかゆみを引き起こす原因には、小陰唇の肥大化・アレルギー反応・かぶれ・ストレス・性感染症・細菌性膣炎・更年期障害・萎縮性膣炎など、さまざまなものがあります。

予防のためのセルフケアでは、正しい洗浄方法・乾燥ケア・蒸れ対策・刺激を減らすことなどがポイントです。かゆみを治す方法には、小陰唇縮小術・薬の塗布・性感染症の治療などがあり、原因や症状に合わせて適切な方法を選ぶことが大切です。

強いかゆみや長引く症状がある場合は、自己判断せず、いとうらんクリニック四条烏丸での診察・治療をご検討ください。当院では、女性のデリケートゾーンに関する悩みに寄り添った診療を行っており、症状に応じた適切な治療をご提案しています。

記事監修医師プロフィール

院長/形成外科専門医・医学博士

伊藤 蘭

2003年山口大学医学部卒業
2003年京都大学医学部附属病院形成外科 日本赤十字社和歌山医療センター形成外科
2006年島根県立中央病院 形成外科
2008年松寿会共和病院 形成外科
2010年京都大学大学院医学研究科課程博士(形成外科学)入学
2012年
~2014年
MD Anderson Cancer Center, Houston, USA. (Microsurgery Research Fellow)
2014年Chang Gung Memorial Hospital, Taiwan(Microsurgery Fellow)
2014年京都大学大学院医学研究科課程博士(形成外科学)博士課程 所定の単位修得および研修指導認定
2015年京都大学医学部附属病院形成外科 助教
2017年城本クリニック京都院 院長
2020年ピュアメディカル西大寺院 院長
2021年くみこクリニック四条烏丸院 院長
2022年いとうらんクリニック四条烏丸開設

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